【韓国】映画ちいかわ、ブラッド・ピットの新作を抑え4週連続で週末1位。累計は258万人に

3行サマリー
- 映画ちいかわは韓国で10月30日〜11月1日の週末に22万1,657人を集め、4週連続で週末興行1位になりました
- 累計観客は258万3,857人。同じ週末に公開されたブラッド・ピット主演の新作は16万2,795人で2位でした
- wikitree の集計では2026年の韓国興行で10位。トップ10に入っている日本映画はちいかわだけです
Series映画ちいかわ 海外公開全17本
映画ちいかわの海外公開。中国・台湾・香港でどう受け止められたかを国ごとに観測する。
- 2026/7/24【中国】映画ちいかわ 海外の反応。微博が「世界一かわいい」と歓喜、上海に海外初の旗艦店
- 2026/7/29【台湾】映画ちいかわ 台湾の反応。6歳未満お断りの「保護級」に「大人でもホラー」の声
- 2026/7/31【香港】映画ちいかわ、日本に13日遅れて8月6日公開。マクドナルドの限定お守りは初日2時間で品切れ続出
- 2026/9/14【韓国】映画ちいかわ、日本から68日遅れで9月30日公開。吹き替え予告で一番多かった声は「歌も韓国語にして」
- 2026/9/19【台湾】映画ちいかわ、興収1.5億台湾ドルを突破し年間10位入り。日本式の週替わり特典は8週目まで続いた
- 2026/9/23【韓国】映画ちいかわ9月30日公開、前売りが1日で1,561人から52,511人に増えた
- 2026/9/27【韓国】映画ちいかわ、9月30日公開を前に前売り14万人。今年14万人を超えた6本で唯一のアニメ
- 2026/9/29【韓国】映画ちいかわ、公開前日の前売り20万2,216枚で全体1位。今年のアニメ映画の予売最多を更新
- 2026/10/1【韓国】映画ちいかわ、公開初日に12万2千人で興行1位。日本公開から2カ月、2位作品の1.7倍
- 2026/10/2【韓国】映画ちいかわ、公開初日12万人で興行1位。日本式の入場者特典には転売への怒りが噴出
- 2026/10/5【韓国】映画ちいかわ、公開5日で60万人突破。開天節の祝日に1日20万人で首位奪還
- 2026/10/10【韓国】映画ちいかわ、公開10日で観客100万人。チェンソーマン レゼ篇より2日早い到達
- 2026/10/16【韓国】映画ちいかわ、韓国で週末興行1位。2位とわずか215人差、同じ週末に日本でも3週ぶり首位
- 2026/10/19【韓国】映画ちいかわ、2週連続で週末興行1位。累計182万人でマリオ映画を抜き、今年のアニメ映画2位に
- 2026/10/24【韓国】映画ちいかわ、日本楽曲チャート上位20曲のうち7曲が劇中歌。うさぎラップ5位、観客は200万人目前
- 2026/10/27【韓国】映画ちいかわ、公開25日で観客200万人。スラムダンクより4日早く、ジブリ『君たちはどう生きるか』も超える
- 2026/11/3【韓国】映画ちいかわ、ブラッド・ピットの新作を抑え4週連続で週末1位。累計は258万人に(この記事)
映画ちいかわ、公開5週目の週末も22万人で1位。累計は258万3,857人
9月30日に韓国で公開された映画ちいかわ(韓国題『극장판 치이카와: 인어 섬의 비밀』、人魚の島の秘密)が、10月30日から11月1日までの週末に22万1,657人を集め、週末のボックスオフィスで1位になりました。4週連続の週末1位です。
韓国映画振興委員会の統合電算網(KOBIS)の集計で、累計観客は258万3,857人。日曜日の11月1日だけでも9万3,014人が入っています。
Velleity Note では公開25日目の200万人突破までを追ってきました。それから1週間あまりで、さらに約47万人が上乗せされています。
日刊スポーツとデイリアン「公開1か月を過ぎても週末だけで20万人超」
出典:‘치이카와: 인어 섬의 비밀’, 4주 연속 주말 1위…250만 돌파 [IS차트](日刊スポーツ isplus / 2026年11月2日)
出典:‘치이카와’, 4주 연속 주말 박스오피스 1위…누적 258만명(デイリアン / 2026年11月2日)
「개봉 한 달을 넘기고도 주말에만 20만명 이상을 동원하며 장기 흥행을 이어갔다.」(公開から1か月を過ぎても週末だけで20万人以上を動員し、ロングランを続けた)
どちらの記事も KOBIS の数字をもとにしています。デイリアンは、新作が公開された週末でも首位が入れ替わらなかった点を見出しに取りました。
ブラッド・ピット主演の新作は初週末16万人。ちいかわはその1.36倍
同じ週末の2位は、10月28日に公開されたブラッド・ピット主演の新作『하트 오브 비스트』(Heart of the Beast)でした。デヴィッド・エアー監督の作品で、アラスカの奥地に取り残された元特殊部隊員と、引退した軍用犬の生還を描きます。
週末の観客は16万2,795人で、累計は21万5,242人です。韓国の wikitree は、両作の週末の差が5万8,862人、ちいかわが約1.36倍だったと伝えています。同じ記事は、この新作の累計のおよそ76%がこの週末に集中しており、公開初週末の勢いがあっても1位に届かなかったと分析しました。
3位以下は次の通りです(いずれも週末の観客/累計)。
- 3位『수능, 출제의 비밀』:4万4,800人/7万1,768人
- 4位『암살자(들)』:4万1,265人/344万7,957人
- 5位『進撃の巨人』劇場版『紅蓮の弓矢』(再上映):3万263人/7万2,324人
上位5本のうち2本が日本のアニメ映画でした。
大作の空白が続く11月初めの韓国で、ちいかわが毎週の受け皿に
4週連続で首位を守れた一番の理由は、この時期の韓国の劇場に、ちいかわを上回る集客力の新作が出てこなかったことです。韓国の News Culture はこの週末を「대작 없는 극장가」(大作のない劇場街)と表現しました。ハリウッドのスター主演作でも、初週末は16万人台にとどまっています。
では、なぜ空いた枠をちいかわが取り続けているのか。公開33日目の日曜日(11月1日)でも、1日に9万3,014人が入っています。公開直後に駆けつけたファンだけでは、この数字は続きません。前回までの記事で伝えたように、韓国の日本楽曲チャートで劇中歌が上位を占めたことも、映画館の外で作品に触れる人が増えている手がかりです。
日本は1,229万人、韓国は258万人。人口あたりでは日本の半分ほど
日本の成績と並べてみます。wikitree によると、10月13日に発表された日本での累計は興行収入179億円、観客1,229万人です(同紙の報道による)。
人口は日本が約1億2,000万人、韓国が約5,100万人です。単純に割ると、日本では人口の約10%、韓国では約5%が映画館で観た計算になります。浸透率は日本の半分ほどですが、2026年の韓国興行ランキングで上位10本に入っている日本映画はちいかわだけです。
韓国で日本アニメ映画の物差しになっているのは、『THE FIRST SLAM DUNK』や『チェンソーマン レゼ篇』のような大人のファンが多い作品です。キャラクターグッズの印象が強いちいかわが、そうした作品と同じ表に並んで比べられています。グッズの人気だけでは、この数字は説明できません。個人的には、子ども向けの枠に収まらずに大人の映画と同じ物差しで測られていることが、韓国での一番の変化だと受け止めています。
300万人なら年間8位。レゼ篇の346万人まではあと約88万人
次の節目は300万人です。wikitree は、300万人を超えれば2026年の韓国興行で8位に上がると伝えています。現在8位の『トイ・ストーリー5』は295万89人で、ちいかわとの差は約37万人です。
その先にあるのが、前回の記事で目標として挙げた『チェンソーマン レゼ篇』の韓国での最終成績346万人です。残りは約88万人になりました。
映画ちいかわは韓国で、ブラッド・ピットの新作が入った週末でも首位を譲りませんでした。トイ・ストーリー5との差は、週末20万人のペースなら2週末ほどで埋まる計算です。Velleity Note では、300万人到達まで観客数の推移を追います。
