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【韓国】映画ちいかわ、公開5日で60万人突破。開天節の祝日に1日20万人で首位奪還

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
公開
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【韓国】映画ちいかわ、公開5日で60万人突破。開天節の祝日に1日20万人で首位奪還

3行サマリー

  • 『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の韓国での累計動員は、10月4日までに60万4,760人。興行収入は約63億8,000万ウォンに達しました(韓国映画振興委員会の集計)
  • 平日の10月1日は3位、2日は2位まで下がりましたが、祝日の開天節だった3日に1日20万4,393人を集め、首位を取り返しました
  • 韓国のポータルサイトNAVERでは、実際に観た人の評点が9.3点。上位のレビューには「チョコケーキだと思って食べたら、中にプルダック(激辛麺)が入っていた」という声があります

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Series映画ちいかわ 海外公開全11本

映画ちいかわの海外公開。中国・台湾・香港でどう受け止められたかを国ごとに観測する。

  1. 2026/7/24【中国】映画ちいかわ 海外の反応。微博が「世界一かわいい」と歓喜、上海に海外初の旗艦店
  2. 2026/7/29【台湾】映画ちいかわ 台湾の反応。6歳未満お断りの「保護級」に「大人でもホラー」の声
  3. 2026/7/31【香港】映画ちいかわ、日本に13日遅れて8月6日公開。マクドナルドの限定お守りは初日2時間で品切れ続出
  4. 2026/9/14【韓国】映画ちいかわ、日本から68日遅れで9月30日公開。吹き替え予告で一番多かった声は「歌も韓国語にして」
  5. 2026/9/19【台湾】映画ちいかわ、興収1.5億台湾ドルを突破し年間10位入り。日本式の週替わり特典は8週目まで続いた
  6. 2026/9/23【韓国】映画ちいかわ9月30日公開、前売りが1日で1,561人から52,511人に増えた
  7. 2026/9/27【韓国】映画ちいかわ、9月30日公開を前に前売り14万人。今年14万人を超えた6本で唯一のアニメ
  8. 2026/9/29【韓国】映画ちいかわ、公開前日の前売り20万2,216枚で全体1位。今年のアニメ映画の予売最多を更新
  9. 2026/10/1【韓国】映画ちいかわ、公開初日に12万2千人で興行1位。日本公開から2カ月、2位作品の1.7倍
  10. 2026/10/2【韓国】映画ちいかわ、公開初日12万人で興行1位。日本式の入場者特典には転売への怒りが噴出
  11. 2026/10/5【韓国】映画ちいかわ、公開5日で60万人突破。開天節の祝日に1日20万人で首位奪還(この記事)

映画ちいかわ、韓国では公開5日目で累計60万人を超えた

日本のアニメ映画『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』(韓国題『극장판 치이카와: 인어 섬의 비밀』)は、9月30日に韓国で公開されました。公開5日目の10月4日までに、累計の動員は60万4,760人です。韓国映画振興委員会の統合電算網(KOBIS)が集計しています。累計の興行収入は63億8,384万ウォンです。

公開初日の動員は12万2,291人で、興行1位でした(初日の記事)。その後の平日は伸び悩みましたが、週末の祝日に大きく動員を増やしています。日本では7月24日に公開されたので、韓国での公開は日本から2カ月余り遅れました。

KOBISの日別集計と、韓国メディアの「首位奪還」報道で動員を照合

出典:日別ボックスオフィス(韓国映画振興委員会 KOBIS / 2026年10月4日分)

出典:‘치이카와’ 지난 3일 20.4만 동원…누적 관객 46만 돌파(ize・マネートゥデイ / 2026年10月4日 8:55)

지난달 30일 개봉과 동시에 1위로 출발했으나, 이튿날부터 ‘암살자(들)’에 다시 정상을 내줬다. 이후 개봉 나흘째인 3일 다시 선두를 탈환했다.
(先月30日の公開と同時に1位で出発したが、翌日から『暗殺者(たち)』に再び首位を譲った。その後、公開4日目の3日に再び首位を奪還した。)

KOBISに載っている日ごとの数字は次のとおりです。

  • 9月30日(水):12万2,291人・1位
  • 10月1日(木):4万5,770人・3位
  • 10月2日(金):6万430人・2位
  • 10月3日(土・開天節):20万4,393人・1位(売上シェア31.4%)
  • 10月4日(日):14万1,151人・2位(同21.1%)

金曜から日曜までの3日間を足すと、40万5,974人です。ize も、3日の動員を20万4,394人、累計を46万3,610人と報じています。KOBISの確定値とは1人の差しかありません。

平日は3位まで落ちたのに、祝日の動員は平日の4倍を超えた

この映画の観客は、休みの日に集中しています。10月1日の4万5,770人に対し、開天節の3日は20万4,393人でした。4.5倍に増えています。韓国の祝日である開天節は、今年は土曜日に重なりました。

なぜ平日にここまで落ちたのか。手がかりは上映回数です。10月4日、ちいかわの上映回数は3,806回でした。1位の韓国映画『暗殺者(たち)』の3,446回より多くなっています。それでも動員は14万1,151人で、『暗殺者(たち)』の18万8,458人に届いていません。劇場側は回数を多めに割いていますが、1回あたりの客入りは韓国の大作映画に及んでいない計算です。数字からは、平日の夜に1人で映画館へ行く層より、家族連れや友人同士が休みの日にまとめて来る客層が中心だと読み取れます。

3位の『タチャ ベルゼブブの歌』は、4日に12万8,717人でした。ちいかわは公開から1週間たたないうちに、9月23日公開の『暗殺者(たち)』『タチャ』と首位を争う位置にいます。

NAVERの実観客評点は9.3点、「チョコケーキの中にプルダック」が共感を集める

NAVERの映画ページでは、チケットを購入して実際に観た人の評点が9.3点(10点満点)です。投票者は104人で、男性は平均9.0点、女性は9.5点でした(10月5日朝の時点)。

共感数の多いレビューには、作品の二面性を指摘する声があります。437件の共感を集めたのは「チョコケーキだと思って食べたら、ケーキの中にプルダックが入っていた」という一言です。かわいらしい見た目で入った観客が、ダークな展開に驚いた様子を表しています。原作の持ち味をひと言で言い当てていて、印象に残るレビューでした。「エンドロール後のおまけ映像が核心なので、必ず観てから出て」と勧めるレビューも、426件の共感を得ています。

初日のレビュー欄には、入場者特典を目当てに座席を買い占める転売業者への不満も見られました。「劇場は全部売り切れなのに、座席はがらがら」という投稿に、300件の共感が付いています。特典の配布を巡るトラブルは、初日の記事でも取り上げました。

次の焦点は100万人、10月9日のハングルの日に届くか

ちいかわの韓国での動員は、公開5日で60万人を超えました。勢いを決めているのは平日ではなく休日です。韓国では10月9日のハングルの日も祝日です。次の山場はこの日で、100万人に届くかどうかもそこではっきりします。

公開前の予約の段階から、韓国でのちいかわ人気は数字に出ていました(予約14万人の記事)。キャラクターグッズで広まったちいかわが、韓国では映画館の動員でも国内の大作映画と並んでいます。Velleity Note では、ハングルの日のあとの累計を確かめて続報をお届けします。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。