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【韓国】夏コミ初日、東1ホールがまるごと韓国ネクソンの『ブルーアーカイブ』に。来場者の出身は76の国と地域で過去最多

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【韓国】夏コミ初日、東1ホールがまるごと韓国ネクソンの『ブルーアーカイブ』に。来場者の出身は76の国と地域で過去最多
コミックマーケット108の会場となった東京ビッグサイト(写真:KAI-YOU編集部)

3行サマリー

  • コミックマーケット108は8月15日・16日の2日間で26万人が来場。前年の夏コミより1万人多い。
  • コミックマーケット準備会の集計では、参加者の出身は少なくとも76の国と地域。C105から3回続いた75を上回る過去最多になった。
  • 初日の東1ホールはまるごと韓国ネクソンゲームズ開発の『ブルーアーカイブ』、西1ホールにはYostar運営の『アズールレーン』が置かれた。

コミケ108は2日間で26万人。変わったのは人数より、来た人の顔ぶれだった

同人誌即売会「コミックマーケット108」(C108)が、2026年8月15日と16日の2日間、東京ビッグサイトで開かれました。来場者は各日13万人、2日間の合計で26万人。前年の夏コミより1万人多い数字です。2日とも雨で、最高気温は初日が31度、2日目が30度。サークル数は22,850。

ただ、今回いちばん目を引いたのは人数のほうではありませんでした。コミックマーケット準備会によると、参加者の出身は少なくとも76の国と地域。過去最多です。

76の国と地域は、C105から3回続いた75を超える新記録

出典「コミックマーケット108」閉幕、26万人が来場 悪天候や会場工事の中で前年比1万人増(KAI-YOU / 2026年8月16日)

出典Comic Market 108: Information for International Participants(コミックマーケット準備会 / 2026年8月10日更新)

運営するコミックマーケット準備会によれば、少なくとも76の国と地域からの参加があり、この数字は過去最多を更新したという。

準備会の国際向け公式アカウントは、これまでの記録が75で、C105からC107まで3回続いていたと説明しています。増えたのは1つ。ただ、3回動かなかった数字が動きました。

初日の東1ホールはブルーアーカイブ、西1はアズールレーン。海外発ゲームがホール単位で場所を持っている

準備会が公開している初日のジャンル配置を1行ずつたどると、日本の同人の地形が変わっていることがはっきり見えます(2026年8月18日に公式サイトで確認しました)。

初日8月15日、東1ホールは全体が『ブルーアーカイブ』。収まりきらず、隣の東2ホールにも食い込んでいます。開発は韓国のネクソンゲームズ、日本での配信はYostarです。同じ日の西1ホールには『アズールレーン』。こちらは中国発で、日本での運営はやはりYostarでした。

同じ初日、東2から東3にかけては『ウマ娘』『TYPE-MOON』『艦隊これくしょん』、西2には『東方Project』が並びます。海外発の2作品は、日本を代表する同人ジャンルとまったく同じ扱いで、ホール1つ分の面積を与えられていることになります。二次創作の量がそのまま面積になる仕組みなので、これは「出展した」のとは意味が違います。日本の描き手が、その作品を大量に描いたということです。

コミケに海外のゲーム会社が入ってくる話は、7月に韓国のNCソフトがC108への出展を発表したときにも取り上げました。あのときは「1社が出る」という話でした。ジャンル配置まで見ると、変化はもっと前から、企業ブースではなくサークル側から進んでいたことになります。

海外企業は日本の代理店を通さないと出展できない。それでも最大の物販を出したのは海外発タイトルの運営元だった

企業ブースの参加規定には、海外の会社は日本の会社を代理人として申し込む必要がある、と明記されています。門は開いていますが、まっすぐには入れません。ここは正直、時代に追いついていない部分だと感じました。

その制約のなかで、Yostarは西3ホールに『ブルーアーカイブ』『ステラソラ』『アズールレーン』のグッズを並べ、公式Xで「コミケ史上最大物販ブース、32レジ体制」と告知しています。会場限定の水着グッズは1セット1万円。日本の同人イベントでいちばん大きな物販の箱を用意したのが、海外発タイトルの運営元でした。

日本側にも動きがありました。KAI-YOUによると、家具・家電メーカーの山善が初出展し、推し活グッズを飾るディスプレイを展示。サミー、大都技研、京楽産業、SANKYOといったパチンコ・パチスロメーカーも遊技機の試遊台を出しました。海外の企業と、これまでコミケと縁の薄かった日本の業種が、同じフロアに同時に現れた回です。

海外から来る人向けの導線も、こちらが思っているより整っています。準備会の国際参加者向けページは英語・簡体字・繁体字・韓国語・タイ語の5言語。店頭で買えないリストバンドは、海外の参加者がeplus経由で買えるようになっていました(同じく8月18日に確認)。76の国と地域という数字は、偶然の産物ではありません。

会場は2028年まで工事中。それでも12月のコミケ109は7年ぶりの3日間開催になる

今回の東京ビッグサイトは大規模改修の最中で、東4から6ホールが使えませんでした。工事は2028年2月中旬まで続きます。例年の東西を行き来する導線も一部が封鎖され、準備会は誘導に追われていました。

それでもサークルの申し込みは増え続けていて、2026年末の「コミックマーケット109」は12月29日から31日までの3日間開催に決まりました。2日間を超えるのは2019年12月のC97以来、7年ぶりです。

50年かけて日本国内で育った即売会が、いま76の国と地域から人を集め、ホール1つ分を海外発タイトルに明け渡している。会場が狭くなっているのに日程を1日増やす判断は、その両方を受け止めるための現実的な答えでしょう。12月のC109で77になるのか、75に戻るのか。そこは見届けたいと思っています。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

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