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【世界】コナミ『SILENT HILL: Townfall』、Steam評価は賛否両論の67%。日本語レビューは42%で英語を下回る

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【世界】コナミ『SILENT HILL: Townfall』、Steam評価は賛否両論の67%。日本語レビューは42%で英語を下回る

3行サマリー

  • コナミの『SILENT HILL: Townfall』はSteamで「賛否両論」。10月3日朝の時点で4,615件中3,093件、67%が好評です。
  • 言語別では英語が70%に対し、日本語レビューは104件中44件の42%にとどまります。
  • 日本ではPS5パッケージ版が初週1万3,596本を売り、ファミ通の週間ランキングで4位に入りました。

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SeriesSILENT HILL: Townfall全3本

コナミの新作サイレントヒル『SILENT HILL: Townfall』の発売までの動きと海外評価を追う連載

  1. 2026/8/26【ドイツ】コナミ『サイレントヒル』新作、9月24日発売。主要キャスト3人は英米の俳優で、日本語は字幕のみ
  2. 2026/9/22【アメリカ】コナミ『SILENT HILL: Townfall』批評家平均82点、フル音声2言語に日本語
  3. 2026/10/3【世界】コナミ『SILENT HILL: Townfall』、Steam評価は賛否両論の67%。日本語レビューは42%で英語を下回る(この記事)

発売から9日、Steamのレビュー4,615件のうち好評は67%

コナミの『SILENT HILL: Townfall』は、Steamのユーザー評価が「賛否両論」のまま推移しています。編集部が10月3日7時(日本時間)にSteamの公開データを確認したところ、全言語のレビューは4,615件で、うち3,093件が「おすすめ」、1,522件が「おすすめしない」でした。好評率は67%です。

本作は9月24日に発売されました。発売前のレビュー解禁時点では、批評家の平均が82点と高めに出ていました(前回の記事)。プレイヤーの評価は、その数字より一段低いところに落ち着いた形です。

Steamの公開データとTheGamer、ファミ通集計が示した数字

出典:SILENT HILL: Townfall(Steam ストアページ / 2026年10月3日7時 日本時間に確認)

出典:Silent Hill: Townfall Officially Opens To “Mixed” Steam Reviews(TheGamer / 2026年9月25日)

出典:Famitsu Sales: 9/21/26 – 9/27/26(Gematsu / 2026年10月1日)

You’re not fighting against the enemies in this Silent Hill, you’re praying you can get to the next save station before the game gives up on you.

TheGamerは発売翌日の時点で「賛否両論」を報じ、不満の中心として処理落ちやクラッシュを挙げていました。引用はその記事の一文で、「敵と戦うのではなく、ゲームが落ちる前に次のセーブ地点へ着けるよう祈っている」という意味です。

日本語レビューは104件中44件の42%、英語の70%を28ポイント下回る

言語別に分けると、評価の差ははっきりしています。同じ時刻のSteamの集計は次のとおりです。

  • 英語:2,769件中1,932件が好評(70%)
  • 簡体字中国語:339件中160件が好評(47%)
  • 日本語:104件中44件が好評(42%)

日本語は件数こそ少ないものの、好評が半数に届いていません。英語圏の評価が全体の数字を押し上げている形です。なお、10月3日7時台のSteam同時接続数は2,871人でした。

この並びは、10月2日に正式発売したバンダイナムコの『エースコンバット8』と逆です。あちらは日本語レビューが全体より高く出ていました。

英語圏の不満は動作の重さ、日本語圏の不満は即死する敵とステルスの多さ

同じ「おすすめしない」でも、言語によって理由の重心が違います。英語のレビューで「参考になった」の票を多く集めているのは、Unreal Engine 5製のゲームに多いカクつきやクラッシュへの不満です。RTX 5080のような高性能な環境でも引っかかりが出るとして、返金を選んだという声が上位に並びます。

日本語のレビューで目立つのは、遊びの設計そのものへの不満です。倒せない敵が徘徊し、見つかると即死する区間がある。戦闘より身を隠して進むステルスと謎解きが中心で、ヒントが少ない。こうした指摘が多く、「雰囲気と物語はサイレントヒルらしいが、システムは勧められない」という評価が繰り返し出てきます。

なぜ日本語圏でこの点が強く響くのか。理由のひとつは直前の体験にあります。日本のプレイヤーの多くは、アクション寄りの『SILENT HILL f』や『SILENT HILL 2』リメイクを経て本作に来ています。好意的なレビューでも「fから入った人は途中でストレスを感じるかもしれない」と前置きしているものがあり、同じシリーズ名で遊びの手触りが大きく変わったことが、そのまま評価の差に出ています。もうひとつは価格です。Steamの日本価格は7,480円で、「この値段に見合わない」という書き方が複数のレビューにあります。

日本ではPS5パッケージ初週1万3,596本、音声は「英語推奨」の声も

国内の売れ行きは、ファミ通の集計(9月21日〜27日)でPS5パッケージ版が1万3,596本でした。新作の中では『ダービースタリオン2』に次ぐ規模で、週間4位です。Steam版とダウンロード版はこの数字に含まれません。

本作は日本語のフル音声に対応しています。ただ、日本語レビューでは好意的なものも含めて「没入するなら英語音声に日本語字幕がいい」と勧める書き込みが見られます。舞台はスコットランドの港町で、英語の演技のほうが空気に合うという受け止めです。一方で、起動時の既定が英語音声・字幕なしだったことに戸惑う声もありました。日本語音声そのものを批判する声は、今回確認した範囲では見当たりませんでした。安元洋貴さんや大塚明夫さんらを起用した吹替が、不満の矛先になっていない点は少しほっとするところです。

批評家82点とプレイヤー67%の差、割れているのは物語ではなく遊び方

『SILENT HILL: Townfall』の評価は、雰囲気と物語では批評家とプレイヤーがほぼ一致しています。割れているのは、ステルス中心の遊び方と、PC版の動作です。英語圏は動作の改善しだいで評価が戻る余地がありますが、日本語圏の不満は設計に向いているため、パッチだけで数字が大きく動くとは考えにくい状況です。個人的には、日本語レビューの好評率がこの先どこまで戻るかを見守りたいと思っています。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。