【ドイツ】コナミ『サイレントヒル』新作、9月24日発売。主要キャスト3人は英米の俳優で、日本語は字幕のみ
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3行サマリー
- コナミが日本時間8月26日未明、ドイツ・ケルンのgamescomオープニングナイトライブで『SILENT HILL: Townfall』の主要キャスト3人を発表しました。
- 発売は2026年9月24日。PS5とPC(Steam、Epic Games Store)で、日本での価格は7,480円(税込)です。
- Steamの対応言語表(8月26日時点)でフル音声が付くのは英語と韓国語の2言語だけで、日本語は字幕とインターフェースのみと記載されています。
コナミ、『Townfall』の主要キャスト3人を発売1か月前に公開
コナミデジタルエンタテインメントは日本時間8月26日の未明、ドイツ・ケルンで開かれたgamescomのオープニングナイトライブで、『SILENT HILL: Townfall』のキャスト発表トレーラーを公開しました。主人公サイモン役はジョバン・アデポ、ゾーイ役はケジア・バロウズ、リチャード役はテリー・オクインの3人です。
同じ時刻に公開された日本語版トレーラーの説明文にも、この3人の名前と役名がそのまま記載されています。オクインは『LOST』のジョン・ロック役で知られる俳優で、アデポは『三体』や『IT: Welcome to Derry』に出演しています。バロウズは、同じ開発元の前作『Observation』にも出演していました。発売日は6月3日の発表から変わらず、2026年9月24日です。
Anime News Network:英語版キャストの発表は、発売1か月前のケルンだった
出典:Silent Hill: Townfall Game’s Trailer Reveals English Cast(Anime News Network / 2026年8月25日)
出典:Silent Hill: Townfall goes Until Dawn mode with celebrity cameos from The Odyssey and Lost actors(GamesRadar+ / 2026年8月25日)
Townfall’s voice cast will include Lost star Terry O’Quinn, as well as The Odyssey actor and It: Welcome to Derry hero Jovan Adepo.(『Townfall』の声のキャストには『LOST』のテリー・オクイン、そして『オデュッセイア』と『IT: Welcome to Derry』のジョバン・アデポが名を連ねる)
GamesRadar+のアシュリー・バルダン(Ashley Bardhan)記者は、この起用を「スクリーン・バーンが慣例を覆す気でいることの、もう一つの合図」と書いています。シリーズがこれまで有名俳優を主要キャストに置いてこなかったことを踏まえた評価でした。
前作fは1960年代の日本、今作はスコットランドの孤島。開発元ごと入れ替わっている
『サイレントヒル』の直前作『SILENT HILL f』は2025年9月25日発売で、開発は香港のNeoBards、シナリオは『ひぐらしのなく頃に』の竜騎士07、舞台は1960年代の日本でした。町のモデルは岐阜県下呂市の集落です。日本の作り手と日本の風景をそろえた一作でした。
今回の『Townfall』はその真逆にあります。開発はスコットランド・グラスゴーのスクリーン・バーン(旧No Code。『Stories Untold』『Observation』の開発元)、共同パブリッシャーは『Stray』のAnnapurna Interactive、舞台はスコットランド沖の架空の孤島セントアメリアで、全編が一人称視点です。2022年10月のSilent Hill Transmissionで初公開されてから、発売までおよそ4年かかりました。
コナミは同じシリーズを2年続けて外部のスタジオに預け、行き先を日本と英国で振り分けたことになります。8月1日にお伝えしたケルンでの試遊出展も、実機に最初に触れる場所は日本ではなくドイツでした。
公開4時間50分の時点で、日本語版トレーラーの再生数は公式3本の中で最少
公式チャンネルの数字を自分で数えてみました。計測は日本時間2026年8月26日8時10分、いずれも公開からおよそ4時間50分後の、一度きりの値です。
- 公式・英語版(EN/PEGI):7,702回再生/高評価918
- 公式・英語版(EN/ESRB):5,067回再生/高評価406
- 公式・日本語版(JA/CERO):2,719回再生/高評価308
- IGNによる転載:20,543回再生/高評価739
公式3本を足しても15,488回で、IGNの1本に届いていません。日本語版は3本の中で最も少なく、英語版2本の合計12,769回に対しておよそ5分の1でした。もっとも、これは公開直後の瞬間値です。日本のプレイヤーが起きている時間帯にどこまで伸びるかは、この数字だけでは決められません。それでも、発表の場も、最初に見られた言語も日本の外にあったことは、この時点ではっきり出ています。
Steamの対応言語表では、フル音声が付くのは英語と韓国語の2言語だけ
日本のファンに効いてくるのは、キャストの顔ぶれよりも音声です。Steamのストアページ(日本語表示・2026年8月26日時点)の対応言語欄では、「フル音声対応言語」の印が付いているのは英語と韓国語の2言語のみです。日本語を含む残る11言語は、字幕とインターフェースの対応にとどまると記載されています。
日本語音声の有無について、コナミからの発表はありません。少なくとも現時点の商品情報にしたがえば、日本の購入者は9月24日に7,480円(税込)を払って、英語の芝居を字幕で追うことになります。アジアで先にフル音声が用意されたのが韓国語だった理由も、公表されていません。
これは翻訳の質の話ではなく、ローカライズの予算をどこに置いたかという話です。『サイレントヒル』は1999年に日本のコナミが生んだシリーズですが、今作にかぎっては、日本語は13言語のうちの1つとして扱われています。日本のホラーゲームが海外で評価される流れを喜んできた人ほど、この順番の入れ替わりは覚えておいていい変化だと受け止めました。
日本発のホラーIPが、作り手も声も日本の外に置いたまま9月24日を迎える
キャスト発表そのものは、発売1か月前の順当な露出です。ただ3人の俳優と、スコットランドの島と、英語と韓国語だけのフル音声を並べると、この作品に日本の要素がほとんど残っていないことがはっきりします。コナミがシリーズを世界の作り手に開いた結果であり、そのぶん日本のプレイヤーが受け手の側にまわった結果でもあります。9月24日に何が届くのかは、日本でも同じ日にわかります。
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