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【イギリス】屋根裏に15年眠ったポケモンカード、競売で156万ポンド。300ポンドで買ったセットは7万5000ポンドに

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【イギリス】屋根裏に15年眠ったポケモンカード、競売で156万ポンド。300ポンドで買ったセットは7万5000ポンドに

3行サマリー

  • 英国サリー州の元塗装業の男性が屋根裏に15年しまっていたポケモンカード42セットが、10月21日の競売で計156万ポンドで落札された
  • 事前の予想は約25万ポンドで、結果はその約6倍。当時300ポンドで買ったセットは7万5,000ポンド、最高額はリザードン入りのセットで10万ポンドだった
  • 競売会社は「英国のトレカ競売で過去最高」と発表。10月9日にロンドンで出た87万2,000ポンドの記録を12日で塗り替えた

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屋根裏にしまわれた42セット、予想の約6倍の156万ポンドで落札

英国サリー州ウォーキングに住む元塗装業の男性が集めたポケモンカードが、10月21日(現地時間)に英競売会社Ewbank’s(ユーバンクス)の競売にかけられ、総額156万ポンドで落札されました。出品されたのは完全なセット42組で、どれも新品同様の状態でした。

事前の予想額は約25万ポンドでした。結果はその約6倍です。男性は名前を公表しないよう求めており、BBCも氏名と年齢を伏せています。

きっかけは地元紙の記事でした。カード1枚が6,000ポンドを超えたと読み、それまで価値があるとは思っていなかったコレクションを鑑定に出したといいます。

BBC「屋根裏で宝を見つける、を文字どおりやった」と男性の言葉を紹介

出典:Retired decorator’s Pokémon cards sell for £1.5m(BBC News / 2026年10月22日)

出典:Woking decorator’s Pokémon cards sell for £1.56 million after 15 years in attic, smashing £250,000 estimate(Farnham Herald / 2026年10月)

I know people always talk about finding treasure in the attic, but in my case that is literally true.
(屋根裏で宝物を見つけるという話はよく聞きますが、私の場合は文字どおりそうなりました)

BBCによると、男性がカードを買い始めたのは1990年代後半です。息子が学校でカードを集めて交換し始めたのを見て、「見た目がきれいで、投資になるかもしれない」と考えたといいます。息子には自分のカードがあり、男性が買ったカードには触らせなかったと話しています。

300ポンドのセットが7万5,000ポンドに。値を押し上げたのは「未使用で全部そろっている」こと

値上がりの幅が一番大きかったのは、男性がネットオークションのeBayでマレーシアの出品者から買ったセットです。当時の購入額は300ポンドで、今回は7万5,000ポンドで落札されました。250倍です。

最高額は、リザードンを含む「Legendary Collection」のコンプリートマスターセットでした。予想額1万5,000〜2万ポンドに対し、10万ポンドで落札されています。

競売会社が挙げた理由は2つあります。1つはカードの状態です。男性はカードをポケモン専用のバインダーに収め、息子の興味が離れてから15年間、屋根裏に保管していました。同社のトレーディングカード部門責任者ジェームズ・スプーナー氏は、42セットが新品同様だったのを見て「信じられなかった」とBBCに話しています。

もう1つは買い手の世代です。競売を自ら仕切ったアンドリュー・ユーバンク氏は、ポケモンが出たころに子どもだった人たちがいま30代・40代になり、自由に使えるお金を持っていると説明しました。入札は世界中から集まったといいます。

日本で生まれたポケモンのカード、英国では「史上最高額」の競売に

ポケモンは日本で生まれたシリーズです。今回落札されたのは英語版のカードで、写真に写るリザードンやダークカメックスも英語表記のものです。日本語版のカードが含まれていたかどうかは、報道では確認できませんでした。

Ewbank’sは今回の競売を「英国で最も高額なトレーディングカードの競売」と発表し、欧州記録の可能性もあるとしています。それまでの英国の最高額は、10月9日にロンドンの競売会社スタンレー・ギボンズが記録した87万2,000ポンドでした(Ewbank’sの説明による)。記録は12日で、約1.8倍の額に書き換わったことになります。

個人的に印象に残ったのは、高値の理由が「レアカード1枚」ではなかった点です。42セットそれぞれが全種類そろい、しかも未使用だったことが、予想の6倍という結果につながりました。

子どもの遊びを横で見ていた父親の「投資」が、英国の競売記録を12日で塗り替えた

1990年代後半に息子の遊びを見て始めた買い物が、30年近くたって156万ポンドになりました。決め手は、1枚の希少カードではなく、使わずに全部そろえて保管し続けたことでした。

競売会社は、ポケモンの値上がりを支えているのは懐かしさだと見ています。当時の子どもが30代・40代になった今、英国の記録は2週間足らずで大きく塗り替えられました。

息子さんにも触らせず、15年間しまい込んでいたカードです。その几帳面さが、そのまま値段になった形ですね。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。