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【ドイツ】カプコン『鬼武者』20年ぶり復活、ケルンのゲーム見本市gamescomで先行プレイへ。発売は9月4日に前倒し

編集部
Velleity Note 編集部Overseas Reception, Read Straight
公開 2026/07/12
最終更新 2026/07/12
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【ドイツ】カプコン『鬼武者』20年ぶり復活、ケルンのゲーム見本市gamescomで先行プレイへ。発売は9月4日に前倒し

3行サマリー

  • カプコンの『鬼武者 Way of the Sword』が2026年9月4日に発売。当初予定の9月25日から3週間前倒しになった。2006年『鬼武者 Dawn of Dreams』以来、20年ぶりのシリーズ完全新作にあたる
  • 8月26〜30日にドイツ・ケルンで開かれる世界最大級のゲーム見本市gamescomで、カプコンはHall 9に約950平方メートル・試遊台60台のブースを構え、本作を目玉に据える
  • 主人公は剣豪・宮本武蔵で、顔は故・三船敏郎がモデル。カプコンは肖像使用の許諾に2年を費やした。シリーズ累計販売は910万本を超える(2026年3月末時点)

カプコン『鬼武者 Way of the Sword』、9月4日発売。2006年以来20年ぶりの完全新作

カプコンの剣戟アクション『鬼武者 Way of the Sword』が、2026年9月4日に発売される。シリーズの完全新作としては、2006年の『鬼武者 Dawn of Dreams』からじつに20年ぶりだ。対応機種はPlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、PCの4つ。舞台は江戸期の京都で、そこを「Malice(禍々しい瘴気)」がねじ曲げたダークファンタジー世界として描く。

主人公は剣豪・宮本武蔵。プレイヤーは刀による斬撃・受け流し・弾きを軸に、鬼の力を宿した籠手で敵の魂を吸収しながら戦う。開発はカプコン独自のRE Engineで、クリア時間はおよそ20時間を想定している。ディレクターの二瓶識は「ソウルライクではない」と明言しており、敵の動きを読んで一撃の間合いをはかる、間を重んじた設計を狙ったと語っている。作品は2024年12月のThe Game Awardsで初公開された。

カプコンIRが7月2日発表:発売日を9月25日から3週間前倒し

元ネタOnimusha: Way of the Sword Release Date Moved Up to September 4!(カプコン公式IR / 2026年7月2日)

Onimusha: Way of the Sword, which marks the first new title in the series in over 20 years, is a Japanese-inspired dark fantasy game featuring Miyamoto Musashi as the protagonist and set in an Edo-era Kyoto twisted by malevolent clouds of Malice.

カプコンは7月2日、発売日を当初の9月25日から9月4日へ、3週間ほど早めると発表した。発売を前倒しするのは、開発が仕上げの段階に入り、大型タイトルがひしめく秋商戦の入り口に一歩先んじたいという判断があるとみられる。カプコンは近年、しばらく新作の出ていなかった旧IPを掘り起こす方針を掲げており、今回の『鬼武者』復活もその一環に位置づけられている。

ケルンのgamescom、カプコンはHall 9に950平方メートル・試遊台60台を確保

ドイツ西部の都市ケルンで開かれるgamescomは、来場者数で世界最大級のゲーム見本市だ。前回は128の国と地域から約35万7000人が集まった。カプコンは6月に出展内容を公表し、Hall 9のブースA070に約950平方メートル・試遊台およそ60台という大型スペースを確保。ここで『鬼武者 Way of the Sword』を来場者が直接プレイできるようにする。

同じブースには『ドラゴンズドグマ2 ダークアリズン』『ロックマン Dual Override』『ストリートファイター6』も並ぶ。日本のIPをまとめて欧州の来場者の手に触れさせる布陣で、9月4日発売の『鬼武者』にとっては、発売直前の8月末に数万人規模の見本市で腕試しの場が用意される形になる。

欧米メディアの先行試遊は「PS2の名作の正統進化」と高評価が並ぶ

海外の反応は、公開直後から熱がこもっていた。2024年のThe Game Awardsでロゴが映った瞬間、会場からは息をのむ声と歓声が上がったと複数の媒体が伝えている。その後の試遊イベントでも評価は上々だ。PC Gamerは2025年のSummer Game Festで「いちばんよかった」と本作を挙げ、GamesRadarは「PS2時代の名作の空気を、現代の手触りで蘇らせた」と評した。

IGNはgamescom 2025での試遊記事で「PS2の名作を新世代へ巧みに研ぎ直した」と書き、Forbesも「見事なサムライアクションの復活」と手放しに近い評価を並べている。共通しているのは、近年の剣戟アクションで主流になったソウルライクとは違う、受け流しと一撃の駆け引きを主役に据えた点への支持だ。旧作を知る世代の郷愁だけでなく、初めて触れる層にも届く作りになっている、という受け止めが目立つ。

三船敏郎の顔と清水寺の考証、日本発の剣戟が「ソウルライクではない道」で世界に挑む

本作の日本らしさは、細部の考証に表れている。主人公・武蔵の顔は、時代劇の名優だった故・三船敏郎がモデルで、カプコンは肖像の使用許諾を得るためにMifune Productionsと2年にわたって交渉した。京都の描写では清水寺の関係者に助言を仰ぎ、殺陣の動きは実際の剣術家をモーションキャプチャに招いて作り込んだという。シリーズの宿敵・幻魔も健在で、物語は過去作やNetflixのアニメ版とは切り離し、新規の読者でも入りやすい形にまとめている。

つまり今回の『鬼武者』は、20年の空白を経た復活であると同時に、「ソウルライク一色ではない日本流の剣戟」を世界の大舞台で問い直す試みでもある。累計910万本を積み上げてきたシリーズが、ケルンの見本市を助走にして9月4日の発売へ向かう。海外の高評価がそのまま売上に結びつくかどうかは、発売直後の欧州ユーザーの反応が最初の答え合わせになる。

編集部
Velleity Note 編集部
Overseas Reception, Read Straight

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