【アメリカ】YOASOBIとAdo、8月2日ロラパルーザに出演。ディズニープラスが日本にも同時配信、見逃し配信はなし

3行サマリー
- ロラパルーザ2026は7月30日から8月2日まで、シカゴのグラント・パークで開催。8つのステージに170組以上が出演する
- ディズニープラスが4日間をリアルタイム同時配信する。日本時間では7月31日から8月3日にあたり、見逃し配信は用意されない
- 日本からはYOASOBIとAdoが最終日の8月2日に登場。YOASOBIは2024年に続く2度目、Adoは初参戦になる
ロラパルーザ2026、ディズニープラスが初めて日本にも同時配信
アメリカ・シカゴのグラント・パークで7月30日に開幕した音楽フェスティバル「ロラパルーザ」が、今年から日本の自宅でも見られるようになりました。ディズニープラスが4日間の模様をリアルタイムで同時配信するためです。これまでこのフェスの配信を担っていたのはアメリカ国内限定のHuluだけで、日本のファンには公式に見る手段がありませんでした。
今年のラインアップは8つのステージに170組以上。BLACKPINKのジェニー、チャーリーXCX、オリヴィア・ディーン、ロードといった顔ぶれに並んで、日本からはYOASOBIとAdoが名前を連ねています。視聴できるのはディズニープラス、あるいはHuluの加入者で、18歳以上という条件が付きました。
映画.com「本国での開催時刻に合わせて4日間リアルタイム同時配信」
出典:日本からYOASOBI&Ado参戦!世界最大級の音楽フェス「ロラパルーザ」ディズニープラスで同時配信(映画.com / 2026年7月17日)
出典:2026 Livestream(Lollapalooza 公式サイト / 2026年7月)
世界最大級の音楽フェスティバル「ロラパルーザ(Lollapalooza)」が、本国アメリカでの開催時刻に合わせて、7月31日から8月3日までの4日間にわたり、ディズニープラスでリアルタイム同時配信されることが決定した。
公式サイトの注記はもう少し細かく、配信されるのは現地時間の午後2時45分から各日の終演までで、対象は「アメリカとその他一部の地域のディズニープラス加入者」と書かれています。そして目立たない位置に、見逃し配信は行わないという一文が添えられていました。
YOASOBIは8月2日夕方のメインステージ、Adoは同じ日の夜9時15分
公式スケジュールによると、YOASOBIの出番は最終日8月2日の午後5時から1時間、Bud Lightステージです。ここはこの4日間でザ・スマッシング・パンプキンズやジェニー、The xx がトリを務める、事実上のメインステージです。Adoは同じ日の午後9時15分から45分間、Airbnbステージに立ちます。いずれも現地時間で、日本時間に直すと8月3日の朝から昼にかけての時間帯です。
YOASOBIにとっては2024年に続く2度目の出演で、コーチェラや北米各地の単独公演を重ねてきた延長線上にあります。一方のAdoは今回が初参戦です。2024年に自身初のワールドツアーを完走し、2026年5月にはロサンゼルスで開かれた日本の音楽イベント「Zipangu」にも立ちました。その流れのなかで届いた招待だと受け止めています。
なお公式サイトは出演時間が変更される可能性にも触れていました。
【追記 2026/08/05】2組とも予定どおり8月2日に出演しました。YOASOBIは午後5時からバドライトステージで12曲を歌い、1曲目は『アイドル』。観客はおよそ3万人で、2024年に小さいステージで交わした「また戻ってくる」という約束に触れる場面がありました。Shazamの集計では『勇者』がこの週末の全出演者を通じて2番目に多く検索されています。Adoは同じ日の夜、1万5000人規模のAirbnbステージを45分10曲で締めました。Adoの公演内容と地元紙の評価は【アメリカ】Ado、ロラパルーザ最終日を45分10曲で締めるにまとめています(出典:YOASOBI and Ado fly the flag for J-pop at Lollapalooza 2026/Electric Bloom Webzine・2026年8月4日)。
ディズニーとLive Nationが根拠にした「85%が国境を越える」という数字
アメリカ側の報じ方は、日本の記事とは力点がずいぶん違います。現地メディアの関心は出演者よりも、ディズニープラスがこれだけ大規模なライブ配信をやり切れるかどうかに向いていました。屋外の広大な会場から4日間、複数ステージの映像を世界へ同時に流す作業は、映画やドラマを配信するのとは難しさの種類が違うからです。
主催者側のコメントもそこを意識したものでした。Live Nationでグローバルメディア提携を統括するKevin Chernett氏は「音楽フェスは、かつてその場に行ける人だけのものでした。いまは世界のどこにいても、同じ瞬間をともに味わいたいと思われる存在になりつつあります」と述べています。ディズニーの直販部門でコンテンツ企画を担当するLauren Tempest氏も、世界中の加入者にこの高揚を届けたいと語りました。
この判断の裏づけとして両社が挙げているのが、Live Nationが2025年に15カ国4万2000人へ行った調査です。回答者の73%が以前より海外のアーティストを聴くようになったと答え、85%がライブ音楽は国境や言語を越えるものだと答えました。日本のアーティストが海外の大型フェスに呼ばれる機会が増えている背景には、こうした聴かれ方の変化があります。Huluは6年続けてLive Nationの主要フェスを配信してきましたが、それを世界に開くのは今年が初めてです。
見逃し配信がないという一点が、日本のファンには一番重い
日本から見ると、時差そのものはさほど障害になりません。YOASOBIもAdoも日本時間では朝から昼の枠に入るので、深夜に起きている必要はないからです。厄介なのはむしろ、終わったあとに何も残らないことのほうでした。アーカイブが用意されない以上、その時刻に画面の前にいなければ、公式に見る機会はそこで消えます。
公演のたびに切り抜きが出回る時代に、あえてライブ限定を選んだのはディズニー側の設計です。加入して、その時刻に、その場所にいてもらう。フェスが持っていた「居合わせること」の価値を、配信でも再現しようとしているように見えます。日本のファンにとっては少し不便な設計ですが、YOASOBIとAdoが同じ日の同じ会場に立つ夜を、生の音で受け取れる機会が公式に開かれたこと自体は素直にうれしいニュースでした。
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