2026年7月30日 海外メディアとファンの愛を、脚色なしで日本語に @VelleityNote
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【韓国】aespa、日本用に書いた6曲だけのアルバムでオリコン デイリー1位。2年ぶりの日本復帰で韓国曲の日本語版は入れず

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【韓国】aespa、日本用に書いた6曲だけのアルバムでオリコン デイリー1位。2年ぶりの日本復帰で韓国曲の日本語版は入れず

3行サマリー

  • aespaの日本1stミニアルバム『KISS N TELL』が、7月23日付オリコン デイリーアルバムランキングで1位。所属事務所のSMエンターテインメントが7月25日に発表しました
  • 収録は6曲。すべて日本オリジナルで、TVアニメ『キルアオ』オープニング曲「ATTITUDE」とドラマ主題歌「In Halo」が入っています
  • 発売前の7月18〜20日には東京・京王アリーナTOKYOで3日間・計6公演のファンミーティングを開催。日本での新作は約2年ぶりです

aespaの日本1stミニアルバム、7月23日付オリコン デイリーで1位

韓国の4人組グループaespaが、7月24日に発売した日本1stミニアルバム『KISS N TELL』で、7月23日付のオリコン デイリーアルバムランキング1位に立ちました。所属事務所のSMエンターテインメントが7月25日に発表しています。日本での新作リリースは約2年ぶり。前作『Hot Mess』から間があいたぶん、日本のファンにとっては待ちの長い一枚でした。

今回の作品でいちばん目を引くのは、6曲すべてが日本オリジナルという構成です。韓国曲の日本語版を並べる従来型ではなく、日本市場のために書き下ろした曲だけで組んでいます。

スポーツ京郷は「日本を飲み込んだ」と表現した

出典에스파, 일본 삼겼다···오리콘 1위 직행(スポーツ京郷 / 2026-07-25)

出典aespa The 1st Japan Mini Album『KISS N TELL』が7月24日(金)にリリース決定!(aespa JAPAN OFFICIAL WEBSITE / 2026-06)

소속사 SM엔터테인먼트는 에스파(aespa)가 24일 발매한 일본 첫 미니앨범 ‘키스 앤 텔’(KISS N TELL)로 7월 23일 자 오리콘 데일리 앨범 랭킹 1위를 차지했다고 25일 밝혔다.

(訳:所属事務所のSMエンターテインメントは、aespaが24日に発売した日本初のミニアルバム『KISS N TELL』で7月23日付オリコン デイリーアルバムランキング1位を獲得したと25日に明らかにした。)

6曲すべて日本のために書き下ろし、アニメとドラマの主題歌を2曲抱き込んだ

収録曲は、タイトル曲「KISS N TELL」に加えて「Orbit Pop」「Fangirl」「Done with Rules」、そしてTVアニメ『キルアオ』のオープニング曲「ATTITUDE」(先に発表されていた曲で、アルバムに収まるのは今作が初めてです)、ドラマ『キンパとおにぎり〜恋するふたりは似ていてちがう〜』の主題歌「In Halo」の全6曲です。タイトル曲はハウスを土台にしたダンスポップ。

ここに構造が見えます。アニメとドラマのタイアップを2曲も抱き込んでいる、という点です。日本でK-POPグループが名前を広げる経路は、長らく音楽番組とツアーでした。そこにアニメ主題歌が加わると、届く相手が変わります。aespaを知らない視聴者が毎週オープニングで声を聞き、曲名から入ってくる。タイアップは宣伝枠ではなく、入口そのものになっています。

発売前の動きも丁寧でした。7月18〜20日、東京・京王アリーナTOKYOで2度目の日本ファンミーティング「MY-J presents aespa JAPAN FANMEETING 2026 “MY CLASSMaeTE”」を3日間・計6公演。「サマースクール」をテーマにしたステージで、タイトル曲を現地のファンに初披露しています。発売日にいきなり数字を取ったのではなく、6公演分の熱を持ち込んだ上での1位でした。

韓国メディアは「列島を制圧」と書き、作品より攻略の成果として扱った

興味深いのは、同じニュースの力点が韓国と日本でずれていることです。

韓国側の見出しは強めでした。スポーツ京郷は「日本を飲み込んだ、オリコン1位に直行」。イーデイリーは「爽やかに日本のオリコンを制圧、列島ホリック」と書き、ディスパッチは「日本オリコンチャート頂上。『キス・アンド・テル』の爽やかな魅力が通じた」と伝えています。いずれも、日本という市場を攻略した成果という枠組みです。トップスターニュースも「日本初ミニで オリコン デイリー1位」と、達成そのものを見出しに置きました。

一方の日本側は、オリコンニュースが「全曲日本オリジナルの意欲作」と作品の中身を前に出し、ワーナーミュージック・ジャパンは「約2年ぶりとなる待望の日本カムバック」と、待っていた側の言葉で告知しています。市場を取った話なのか、待った作品が届いた話なのか。同じ1位が、海峡をまたぐと別の意味を持ちます。

ファンの受け止めについては、事務所とメディアが確認できる範囲で見ると、ファンミーティング6公演とタイトル曲の初披露に反応が集まった、という記述にとどまります。SNS上では歓迎の投稿が目立ちますが、個別の投稿を成果の根拠にはできないので、ここでは数字と公演の事実だけを置いておきます。

K-POPの日本攻略は、日本語カバーからタイアップ書き下ろしへ移っている

この1位が示しているのは、aespaの人気の大きさだけではありません。日本向けの作り方が変わったという事実です。韓国曲を日本語に置き換えて出す手法から、日本のアニメとドラマに合わせて曲を書き、その6曲だけでアルバムを1枚組む手法へ。日本のコンテンツ側から見れば、主題歌の発注先に韓国のトップグループが当たり前に入ってきたということでもあります。

aespaは8月7日と8日、ソウルの高尺スカイドームから新しいワールドツアー「SYNK : COMPLaeXITY」を始めます。そこから北米、南米、欧州へ。日本で書いた6曲が、どの会場でどう鳴るのか。私はそこを見ていたいと思っています。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。