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【アメリカ】映画バイオハザード、全米初週末6,000万ドルでシリーズ最高。世界興収1億833万ドル、日本公開は10月9日

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Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【アメリカ】映画バイオハザード、全米初週末6,000万ドルでシリーズ最高。世界興収1億833万ドル、日本公開は10月9日

3行サマリー

  • 実写映画『バイオハザード』の全米初週末(9月18〜20日の3日間)は6,000万ドル。2002年から24年続くシリーズで最大の滑り出しとなりました。
  • 海外4,830万ドルを合わせた世界合計は1億833万ドル。製作費7,500万ドルの約1.4倍を、公開3日間で積み上げています。
  • 原作はカプコンのゲーム。日本公開は米国から3週間遅れの10月9日で、Rotten Tomatoesは批評家96%・観客91%、CinemaScoreはシリーズ最高のB+です。

Series映画バイオハザード 2026全6本

カプコン原作の実写映画『バイオハザード』(2026年)をめぐる海外の反応と興行を追う連載です。

  1. 2026/8/30映画『バイオハザード』の北米初週末は4,000万〜5,000万ドル予測。シリーズ最高の2,665万ドルを超える見込みで、日本公開は3週間あとの10月9日
  2. 2026/9/10【アメリカ】映画『バイオハザード』監督が「ナイーブだった」と謝罪。10月9日の日本公開前、Redditの反応は85%が「謝らなくていい」側
  3. 2026/9/15【アメリカ】映画『バイオハザード』の北米予測が最大6,000万ドルへ上振れ。9月17日ファンタスティック・フェスト世界初上映、日本公開は10月9日
  4. 2026/9/17【アメリカ】映画『バイオハザード』が米批評家支持率96%。米国公開は9月18日、日本は3週間遅れの10月9日
  5. 2026/9/20【アメリカ】映画バイオハザード、全米初日の興行収入2,630万ドル。シリーズ最高記録に初日で並び、日本公開は10月9日
  6. 2026/9/22【アメリカ】映画バイオハザード、全米初週末6,000万ドルでシリーズ最高。世界興収1億833万ドル、日本公開は10月9日(この記事)

全米初週末6,000万ドル、24年続くシリーズで最大の滑り出し

カプコンのゲームを原作とする実写映画『バイオハザード』(ザック・クレッガー監督、ソニー・ピクチャーズ配給)が、9月18日の全米公開から3日間で6,000万ドルを記録しました。旧シリーズの初週末記録だった2010年『バイオハザードIV アフターライフ』の2,665万ドル、その約2.25倍にあたる数字です。2002年の第1作から24年続くシリーズで、最大の初週末になりました。

クレッガー監督個人にとっても自己最高で、前作『ウェポンズ』の4,350万ドルを更新しています。初日の2,630万ドル・3,684スクリーンという内訳は全米初日の興行収入を伝えた記事で整理しました。

AV Club報道:3日間の6,000万ドルは『アフターライフ』の全米生涯興収に並ぶ

出典Box Office: ‘Resident Evil’ Breaks Franchise Records With $60 Million Opening Weekend(Variety / 2026年9月21日)

出典Resident Evil breaks box office records for the franchise(The A.V. Club / 2026年9月21日)

the biggest opening in the history of the franchise

The A.V. Clubが指摘しているのは、この6,000万ドルという数字の重さです。旧シリーズで最大のヒットだった『アフターライフ』が全米で生涯かけて稼いだ興行収入は6,010万ドル。今作は、旧シリーズの最高到達点に週末3日で並んだことになります。24年分の到達点が3日で置き換わるというのは、なかなか見ない光景だと受け止めました。

ソニーの見立て4,000万ドルを大きく超え、海外は想定の約2倍の4,830万ドル

着地点は事前の見立てを大きく上回りました。ソニー側の想定は4,000万ドル、公開直前のDeadlineの予測は5,300万〜6,000万ドル、土曜時点で業界が見ていた線が5,300万ドルです。結果は予測レンジの上限にちょうど届いた形で、北米予測が最大6,000万ドルへ上振れした段階の数字がそのまま実現しました。8月末の時点では4,000万〜5,000万ドルという予測でしたから、直前の1カ月で期待値が切り上がり続けたことになります。

差が最も大きかったのは海外です。当初の見込みは2,300万〜2,400万ドルでしたが、実績は4,830万ドルと約2倍。世界合計も約8,000万ドルの見立てに対して1億833万ドルに達しました。北米の予測がほぼ的中した一方で海外だけが2倍に外れたのは、業界側が「ゲーム原作の映画は本国以外では伸びにくい」という旧シリーズ時代の感覚を残していたためでしょう。なお全米2位は『プラクティカル・マジック2』で、前週から約60%落としています。

IndieWireとIGNが評価したのは「ゲームをプレイする感覚」の再現

では、何がこの数字を押し上げたのか。現地の批評で繰り返し出てくるのは、ゲームの筋書きをなぞったかどうかではなく「プレイしている感覚」を映像で再現できたか、という評価軸です。IndieWireのデヴィッド・エーリックは「this is the first Resident Evil movie that actually … evokes what it feels like to play Resident Evil」(これは実際に『バイオハザード』をプレイする感覚を呼び起こす、初めての『バイオハザード』映画だ)と書いています。

IGN Moviesのトム・ヨルゲンセンは「Cregger ably adapts the spirit, if not the letter, of the Resident Evil games」(クレッガーは『バイオハザード』の字面ではなく精神を的確に映像化した)と評価。The Hollywood Reporterのフランク・シェックは「completely rejuvenated the series」(シリーズを完全に若返らせた)と述べ、旧シリーズ6作と『ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』を引き合いに出しています。

旧シリーズでアリスを演じたミラ・ジョヴォヴィッチも、米PEOPLE誌に「if anyone could do that film justice, it’s Zach」(この題材を正しく扱える人がいるとすれば、それはザックだ)とコメントを寄せました。前シリーズの顔だった人がリブートを後押しする形になったのは、少し意外でもありました。

スコアは、2026年9月22日時点のRotten Tomatoesで批評家支持率96%(224レビュー)、観客のポップコーンメーターが91%(2,500件以上の認証済み評価)。Metacriticは81点(批評家45人)です。出口調査のCinemaScoreはB+で、数字だけ見れば突出した評価ではありませんが、歴代『バイオハザード』映画では最も高いグレードにあたります。批評家支持率96%については公開前に測った時点の記事でも扱いました。

世界興収は製作費の1.4倍、次の焦点は10月9日の日本公開

製作費7,500万ドルに対して世界合計1億833万ドルという初週末は、ホラー作品としては十分に強い出足です。興行収入は配給と劇場で分け合うため、この時点で製作費を回収し切ったわけではありません。それでも、続編を前提にした話が動く程度の数字ではあります。

日本のファンにとっての焦点は、3週間後の10月9日です。原作はカプコンが1996年に送り出した日本発のゲームで、今作はRE2・RE3・RE4に着想を得ながら、RE2と並行する別の時間軸で展開するオリジナルの物語。ラクーンシティで医療配送員が治療薬のための安定剤を届けながら、感染のアウトブレイクを生き延びるという筋立てです。旧シリーズのようにゲームと無関係な主人公を立てるのではなく、ゲームを遊んだときの手触りそのものを持ち込もうとした作品が、原作を生んだ国でどう受け止められるか。米国で積み上がった評価が、そのまま日本でも通用するとは限りません。原作を遊んだ人ほど採点が厳しくなる国ですから、10月9日以降の日本の反応は、米国の96%とは別の物差しで見る必要があります。

編集部
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。