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【アメリカ】映画バイオハザード、全米興収1億2,501万ドルでシリーズ旧記録の2倍超。日本は10月9日公開

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【アメリカ】映画バイオハザード、全米興収1億2,501万ドルでシリーズ旧記録の2倍超。日本は10月9日公開

3行サマリー

  • ザック・クレッガー監督の映画『バイオハザード』は、全米公開3週目の週末までに国内興収1億2,501万ドルに達しました。
  • 実写シリーズのこれまでの全米最高は2010年『アフターライフ』の6,013万ドルで、3週間でその2倍を超えました。
  • 日本ではソニー・ピクチャーズの配給で10月9日に公開され、吹替は下野紘さん・早見沙織さん・小野大輔さんらが担当しています。

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Series映画バイオハザード 2026全7本

カプコン原作の実写映画『バイオハザード』(2026年)をめぐる海外の反応と興行を追う連載です。

  1. 2026/8/30映画『バイオハザード』の北米初週末は4,000万〜5,000万ドル予測。シリーズ最高の2,665万ドルを超える見込みで、日本公開は3週間あとの10月9日
  2. 2026/9/10【アメリカ】映画『バイオハザード』監督が「ナイーブだった」と謝罪。10月9日の日本公開前、Redditの反応は85%が「謝らなくていい」側
  3. 2026/9/15【アメリカ】映画『バイオハザード』の北米予測が最大6,000万ドルへ上振れ。9月17日ファンタスティック・フェスト世界初上映、日本公開は10月9日
  4. 2026/9/17【アメリカ】映画『バイオハザード』が米批評家支持率96%。米国公開は9月18日、日本は3週間遅れの10月9日
  5. 2026/9/20【アメリカ】映画バイオハザード、全米初日の興行収入2,630万ドル。シリーズ最高記録に初日で並び、日本公開は10月9日
  6. 2026/9/22【アメリカ】映画バイオハザード、全米初週末6,000万ドルでシリーズ最高。世界興収1億833万ドル、日本公開は10月9日
  7. 2026/10/9【アメリカ】映画バイオハザード、全米興収1億2,501万ドルでシリーズ旧記録の2倍超。日本は10月9日公開(この記事)

映画バイオハザード、全米3週間で興収1億2,501万ドル。2週目は62%減、3週目は45%減

カプコンのゲームを原作にした映画『バイオハザード』は、米国で9月18日に公開されてから3週目の週末(10月2〜4日)までに、北米の興行収入が1億2,501万ドルになりました。Box Office Mojoの集計では、3週目の週末は1,262万ドルで、前週から45.2%減っています。

初週末の6,015万ドルはシリーズ最高でした。2週目の週末は2,301万ドルで、落ち幅は61.7%と大きめでした。ホラー映画は初週に客が集中しやすく、2週目に大きく落ちるのはこのジャンルではよくあることです。3週目で落ち幅が45%台に収まったので、客足は持ち直しています。

北米のあとから公開が広がった地域も伸びています。米Deadlineは10月7日(米国時間)、10月5日に公開された中国での初週末が3,500万ドルに達し、全世界の興収が2億8,000万ドルを超え、クレッガー監督作で最大のヒットになる見込みだと報じています。

Box Office Mojo、3週目の週末は1,262万ドルで全米2位

出典:Domestic 2026 Weekend 40(Box Office Mojo / 2026年10月2〜4日の週末)

出典:Resident Evil (2026) – Financial Information(The Numbers / 2026年10月8日時点)

By eschewing a direct adaptation of Capcom’s games, Zach Cregger made a more accessible film(カプコンのゲームをそのまま映画化しなかったことで、クレッガー監督はより多くの人が入りやすい映画を作った)

上の一文は、米TheWrapが9月22日に掲載した分析記事の副題です。3週目の週末に入った映画館は3,259館で、前週から425館減りました。The Numbersでは、10月8日時点の北米累計が1億2,914万ドルまで伸びています。

旧シリーズの全米最高6,013万ドルを3週間で2倍に。世界最高3億1,224万ドルも射程に入った

今回の数字が大きく見えるのは、旧シリーズの記録が低かったからです。ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の実写6作のうち、北米で一番稼いだ『バイオハザードIV アフターライフ』(2010年)でも、最終的な国内興収は6,013万ドルでした(Box Office Mojo)。今回の作品は、初週末だけでその数字に並んでいます。

では、なぜ今回は北米でここまで客が入ったのでしょうか。理由は2つあります。1つ目は批評家の評価です。Rotten Tomatoesの批評家スコアは96%で、旧シリーズとは比べものにならない数字が公開前から出ていました。2つ目は作り方です。TheWrapが書いたとおり、ゲームの筋書きをなぞらず、ゲームを遊んだことがない人でも入れるホラー映画として作られました。そのため、ゲームファン以外のホラー好きにも客層が広がりました。

全世界の最高は、2016年の『バイオハザード:ザ・ファイナル』の3億1,224万ドルです(Box Office Mojo)。この作品は中国で大ヒットしていました。今回も中国で好調な滑り出しを見せているので、シリーズの世界記録の更新が次の焦点になります。

海外ファンは「ゲームの主人公は出さないで」に5,110票。日本の観客が気にする点と重なる

海外のファンの間では、ゲームの主人公が出ないことへの評価がはっきり分かれています。日本のファンが劇場に行く前に気にするのも、まさにこの点だと感じます。

  • ゲームファンが集まる掲示板Reddit r/residentevilでは、9月30日(日本時間)に「映画にゲームのキャラは出してほしくない」という投稿が5,110票(高評価率90%)を集め、コメントは1,107件に達しました。投稿者は「レオン、クリス、ジル、クレアは出さず、映画は独自のキャストで関係を作ってほしい」と書いています。いちばん支持されたコメント(1,026票)は「もしゲームのキャラを出すなら、無名の俳優に演じてほしい」というものでした。
  • 同じ掲示板で9月22日(日本時間)に投稿された、実写版全作の批評家スコアを並べた画像は1万6,506票を集めました。いちばん支持されたコメント(1,913票)は、旧シリーズ最終作の点数を「やっと終わったから観客が喜んだんだろう」と皮肉っています。
  • 興行の掲示板r/boxofficeでは、中国の初週末を伝えるDeadlineの記事を紹介したスレッドが823票(高評価率98%)を集めました。いちばん支持されたコメント(202票)は「バイオハザードは中国で桁違いに人気なんだっけ?」という驚きの声です。

どのスレッドでも、海外のファンは「ゲームの再現」より「映画として面白いか」を重視しています。旧シリーズはゲームのキャラを借りながら別物の話を作り、ファンの不満を買いました。今回はキャラを借りずに独自の話を作ったことで、かえってファンに受け入れられています。旧作への不満の裏返しとして読むと、この反応の強さにも納得がいきました。

日本は北米から3週間遅れの10月9日公開。評価と興行の答えが出そろった状態で観られる

日本の観客は、北米の評価と興行の結果がほぼ出そろった状態で劇場に行けます。日本での公開は北米の3週間後で、批評家スコア、3週分の興行、ファンの賛否がすでに数字で見えているからです。

日本での上映は、IMAX、Dolby Cinema、4DX、SCREENXなど8フォーマット・13バージョンです(PHILE WEB)。吹替版では、主人公ブライアンを下野紘さん、恋人ミシェルを早見沙織さんが演じます。小野大輔さんが担当する「謎の声」は、原語版ではクレッガー監督自身が演じていた役です(シネマトゥデイ)。

原作のゲームを作ったカプコンの地元・日本では、『バイオハザード』はゲームの主人公と結びついて記憶されているシリーズです。北米でゲームファン以外の観客を集めたこの作りが、日本でも同じように受け入れられるかは、日本での興行が出たときにはっきりします。

北米の答えは出た。次の焦点は日本の初週末とシリーズ世界記録の更新

北米では、旧シリーズの最高記録の2倍という結果がもう出ています。この映画で残っている焦点は、日本での初週末の興行と、全世界の興収がシリーズ最高の3億1,224万ドルを超えるかどうかの2つです。ゲームのキャラを出さずに作った実写版が、ゲームを生んだ国でどこまで客を集めるか。日本の初週末の数字が、その答えになります。個人的には、レオンもジルも出ない『バイオハザード』を、原作の国の観客がどう採点するのかがいちばん楽しみです。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。