2026年7月31日 海外メディアとファンの愛を、脚色なしで日本語に @VelleityNote
Home/音楽・カルチャー/【ドイツ】デッドアカウント主題歌の金子みゆ、海外で初のソロ公演。TikTokフォロワー220万人の元アイドルが7月31日マンハイムの舞台へ

【ドイツ】デッドアカウント主題歌の金子みゆ、海外で初のソロ公演。TikTokフォロワー220万人の元アイドルが7月31日マンハイムの舞台へ

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
公開
最終更新
verified現地の一次ソースで確認 約5分で読めます
【ドイツ】デッドアカウント主題歌の金子みゆ、海外で初のソロ公演。TikTokフォロワー220万人の元アイドルが7月31日マンハイムの舞台へ

3行サマリー

  • 金子みゆが7月31日と8月1日、ドイツ・マンハイムのアニメ祭AnimagiCで30分の公演を2回。主催者は「初のソロ海外公演」と告知しています
  • TikTokのフォロワーは220万人超。福岡のアイドルグループLinQに5年在籍し、2025年1月に日本コロムビアからメジャーデビューしました
  • 歌ってきたのはアニメ『デッドアカウント』のエンディング「来世はどうせ」など。日本のアニメと特撮の主題歌が、そのまま海外公演の足がかりになっています

金子みゆの海外ソロ公演は7月31日と8月1日、マンハイムで30分ずつ2回

ドイツ・マンハイムのコングレスセンター・ローゼンガルテンで、7月31日から8月2日まで開かれるアニメ・マンガの祭典「AnimagiC 2026」に、歌手の金子みゆが出演します。主催者が「初のソロ海外公演」として発表した枠です。

ステージは会場内のムーゼンザールで2回。金曜が15時から15時30分、土曜が14時30分から15時までの各30分。サイン会は金曜16時、土曜16時15分、日曜11時15分からの3回で、いずれも先着順です。最終日の8月2日にはミート&グリートも用意され、参加できる20人は抽選で決まりました。応募の締め切りは7月17日午前10時、中欧夏時間でした。

AnimagiC公式は「世界初」と表現。発表は日本コロムビアと共同で

出典Miyu Kaneko – Solo-Auslandspremiere(AnimagiC / 2026年2月3日公開・7月22日更新)

出典Mannheim wird zur Anime-Hauptstadt – das erwartet dich bei der AnimagiC 2026(MANNHEIM24 / 2026年7月30日)

Gemeinsam mit Nippon Columbia Records präsentieren wir euch eine Weltpremiere, nämlich den allerersten Solo-Auslandsauftritt der Sängerin Miyu Kaneko.(日本コロムビアと共同で、歌手・金子みゆの初めてのソロ海外公演という世界初をお届けします)

発表元は主催のAnimagiCと、日本側のレーベルである日本コロムビアです。当事者の発表なので、公演が組まれた事実そのものは確認済みとして扱えます。ただし「世界初」という言い方自体は集客の言葉でもあって、そこは割り引いて読みたいところ。実態は30分の枠が2回、ホールは大ホールではなくムーゼンザールです。ドイツの地域紙MANNHEIM24は7月30日、会期と会場、4フロアで並行して進む番組構成を伝えていますが、個別の出演者には触れていません。

海外への入口はアニメと特撮の主題歌。3月に出した1枚目のEPに2曲が入る

金子みゆは2003年8月13日生まれの22歳。2018年9月に福岡のアイドルグループLinQの9期生としてデビューし、2023年9月に卒業しました。在籍中はTikTokの投稿で名前が広がり、卒業した時点のSNS総フォロワーは約300万人。ソロ活動は2024年2月の「おSUSHI」から始まり、2025年1月22日に日本コロムビアからメジャーデビューしています。

2026年3月4日には1枚目のEP『START』を出しました。全5曲のうち「来世はどうせ」はアニメ『デッドアカウント』のエンディング、「絆創膏」はアニメ『ブサメンガチファイター』のエンディングです。新曲「いないいないばぁ」を書いたのは、女性アイドルへの曲提供で知られる近藤由美佳。

EPには入っていませんが、スーパー戦隊シリーズ50周年作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』のエンディング「ビリビリBe-lie-ving」も担当しています。2026年2月4日には横浜アリーナの「仮面ライダー×スーパー戦隊 Live & Show 2026」のステージにも立ちました。海外へ名前が届く経路として、アニメと特撮のエンディングが二本柱になっています。

日本ではソロ2年目、ドイツではアニメ主題歌の歌手として先に呼ばれた

日本での金子みゆは、単独で大きな会場を埋める段階にまだ来ていません。それでもドイツ側は30分の枠を2回、サイン会を3回、ミート&グリートを1回用意しました。国内での積み上げが先で海外はその後、という従来の順序とは向きが逆です。

『デッドアカウント』はテレビ朝日系24局で今年1月から放送された作品です。原作は「マガジンポケット」で連載中の渡辺静のマンガで、炎上系の配信者だった主人公がデジタル化した幽霊を祓う、という設定。エンディングでは本人が振り付けたダンスが流れました。作品が配信で海外に届き、毎週かならず流れるエンディングが名前と顔を覚えさせ、それがドイツの30分枠につながる。国内の露出量では測れない回路が、すでにできあがっています。

もう一つ気になったのが、日本語での告知の薄さです。この出演について日本語の記事や発表を探しましたが、確認できた範囲では見つかりませんでした。日本のファンが知らないうちに、初めての単独海外ステージがドイツで決まっていた、ということになります。海外で先に名前が通る歌手が出てくるのなら、レーベル側は日本語でも同じ熱量で伝えたほうがいい。もったいない、と正直に思いました。

音楽枠10組のうち4組が「初」。マンハイムは日本勢の海外1回目を引き受けている

AnimagiC公式サイトの音楽枠一覧には10組が並びます。梶浦由記/FictionJunction、ASCA、SI-VISのIZUMIによるSIREN(欧州初)、ヒグチアイ(AnimagiC初)、VK Blanka、Budo & Ken、金子みゆ(ソロ海外初)、ASTERISM、ハイデルベルク太鼓、ゲーム音楽を演奏する吹奏楽団。1組ずつ公式ページの表記を確認して数えると、10組のうち4組が何らかの「初」を掲げていました。

AnimagiCは1999年に始まり、2017年からローゼンガルテンを会場にしています。MANNHEIM24は、ドイツ語圏で最も規模が大きく歴史の長い催しの一つだと書いています。入場は金曜が13時から翌1時、土曜が9時30分から翌1時、日曜が10時から18時30分まで。3日通し券は135.50ユーロ、単日券は金曜50.50ユーロ、土曜73.50ユーロ、日曜56.50ユーロです。

日本の歌手にとって、ここは欧州ツアーの1都市ではなく「海外での1回目」を踏む場所になっています。金子みゆの30分が現地でどう受け止められたのか。答えが出るのは、この週末のうちです。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。