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【韓国】KBS『MUSIC BANK』、12月12日から2年連続で国立競技場。前回は2日間で14万人、今の呼び名はMUFGスタジアム

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【韓国】KBS『MUSIC BANK』、12月12日から2年連続で国立競技場。前回は2日間で14万人、今の呼び名はMUFGスタジアム

3行サマリー

  • 韓国KBSの音楽番組「MUSIC BANK」の日本公演が、2026年12月12日と13日の2日間、東京のMUFGスタジアム(国立競技場)で開かれます。主催者が8月7日に発表しました
  • 同じ会場で開いた前回は、2日間で約14万人。K-POPの合同コンサートがこの競技場で開かれたのは、そのときが初めてでした
  • 会場の呼び名は2026年1月にMUFGスタジアムへ変わりました。かつては年に1組しか歌手を入れなかった場所が、2年続けてK-POPの年末公演を受け入れます

MUSIC BANKの日本公演、2026年は12月12日と13日の2日間

韓国KBSの音楽番組「MUSIC BANK」が海外向けに広げてきた年末フェス「MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN」が、2026年も日本で開かれます。日程は12月12日(土)と13日(日)の2日間、会場は東京のMUFGスタジアム(国立競技場)です。主催者が8月7日の夕方に発表しました。開始時間、出演者、チケットの販売スケジュールは、いずれも後日あらためて出されます。

つまり、いまわかっているのは「日付」と「場所」だけです。それでも発表の瞬間に日本のファンが反応したのは、この会場が去年まで、K-POPにとって簡単には手の届かない場所だったからだと受け止めました。

KstyleとモデルプレスがKBS側の発表を伝え、出演者は後日発表と明記

出典「MUSIC BANK」日本公演、今年も12月に国立競技場にて開催決定!出演アーティストに期待(Kstyle / 2026年8月7日)

出典「MUSIC BANK」開催決定 2年連続国立競技場・出演アーティスト後日発表(モデルプレス / 2026年8月7日)

K-POP年末の祭典「2026 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN」が、2026年12月12日(土)・13日(日)の2日間、MUFGスタジアム(国立競技場)にて開催されることが決定した。

両媒体とも、伝えている内容はKBS側の発表そのものです。前回の規模については、2日間で約14万人を動員し、チケットは販売開始後に完売したと説明されています。番組「MUSIC BANK」自体は世界142か国で放送され、25年以上続いているとのことです。

年に1組だった国立競技場が、2025年4月の運営交代でライブに開いた

この会場は、開催地としてずっと特別でした。周辺への騒音に配慮する必要から、音楽公演の枠が極端に狭く、ファンのあいだでは長く「年に1組」と語られてきた場所です。フェス側も、2023年はベルーナドーム(埼玉)、2024年はみずほPayPayドーム(福岡)と、屋根のあるドームを選んできました。

流れが変わったのは2025年4月です。報道によれば、国立競技場の運営は日本スポーツ振興センターから、NTTドコモを中心とする企業グループが設立した運営会社へ移りました。遮音の技術を持ち込んでコンサートやフェスを積極的に入れる、という運営方針が示されています。前回2025年のMUSIC BANKは、主催者いわく、K-POPの大型音楽イベントとして初めてこの競技場を使った例です。合同コンサートとしても、この会場では初めてでした。さらに2026年にはTWICEが同じ会場で単独公演を3日間おこない、24万人を集めています。1組しか入れなかった場所に、韓国の歌手が続けて立つようになりました。

名前も変わりました。三菱UFJフィナンシャル・グループが命名権を取得し、2026年1月から呼称はMUFGスタジアムになっています。契約は2030年末までの5年間。日本のファンにとっては「国立でK-POP」がもう例外ではなくなった年に、呼び名のほうが先に変わった格好です。

韓国のファンは会場の条件に驚き、日本のファンは出演者の発表を待っている

発表から半日ほどたった時点で、双方の反応を見に行きました。以下は2026年8月8日午前(日本時間)に確認した実際の数字です。

公式のXアカウント「2026 MUSIC BANK GLOBAL FESTIVAL IN JAPAN【公式】」が8月7日19時に出した開催告知は、リポスト1,719件、いいね6,347件、返信46件、表示42万1,982回まで伸びていました。開催概要しか書かれていない告知としては、かなりの反応です。

日本語圏では、日付の共有そのものが拡散の中心でした。会場名を叫ぶだけの短い投稿や、「誰が出るのか」「MCは誰か」と出演者を先回りして待つ声が目立ちます。個々の投稿はいずれも一般の方のものなので、ここでは内容だけをまとめています。

興味深かったのは韓国側です。韓国の大型コミュニティ「더쿠(TheQoo)」のK-POP板には8月8日の朝、「日本の国立競技場、貸し出しが解禁されたってこと?」という短いスレッドが立ちました。本文はこう続きます。「年に1組しか無理で、住民の許可も要るとか、やたら騒いでなかった?」。書き込みは3件と小さな動きですが、韓国のファンがこの会場を「取れない場所」として記憶していたことがよく出ています。

ここには、韓国語の書き込みだからこそのズレもあります。「대관(テグァン)」は日本語に直せば「会場の貸し出し」ですが、韓国のファンダムでは会場を押さえること自体を指す日常語として使われます。日本側では「アリーナが取れた」といった言い方に近く、押さえる側の苦労が語感に残っている言葉です。つまり韓国のファンは「国立が開催地に決まった」ではなく「あの国立を、よく押さえられたな」という順で驚いていることになります。

2年目の国立競技場が試すのは、動員ではなく年末の定位置を取れるか

前回の約14万人という数字は、すでに一度証明されています。2年目で問われるのはそこではありません。日本の年末は音楽番組と大型公演が密集する季節で、12月中旬の週末を毎年おさえられるかどうかは、興行としての体力とは別の話です。会場が民営の運営になり、公演を積極的に入れる方針に変わったということは、同じ枠を狙う他のイベントも増えるということでもあります。

KBSの側から見れば、このフェスは番組の海外展開そのものです。放送142か国という数字を持ちながら、実際に人を集めて見せられる場所は限られます。国立競技場を年末の定位置にできれば、韓国国内の年末授賞式とは別の、日本発の看板がもう1本立ちます。出演者の発表を待つあいだ、注目したいのはラインアップよりも、そこに日本のアーティストが何組入るかです。前回は日本勢も舞台に立ちました。この枠がどう扱われるかで、このフェスが「日本で開くK-POPの祭典」なのか「日韓の年末番組」なのかが見えてきます。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。