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【世界】英ゴールデンジョイスティック賞の最優秀GOTY候補12作、日本からはカプコン2作と任天堂『ぽこ あ ポケモン』

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
公開
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【世界】英ゴールデンジョイスティック賞の最優秀GOTY候補12作、日本からはカプコン2作と任天堂『ぽこ あ ポケモン』

3行サマリー

  • 英国のゴールデンジョイスティック賞2026で、最高賞「Ultimate Game of the Year」の候補12作が10月26日(現地時間)に発表されました
  • 日本のメーカーの作品はカプコンの『バイオハザード レクイエム』(メタスコア89)と『PRAGMATA』(85)、任天堂の『ぽこ あ ポケモン』(89)の3作です
  • 一般投票は日本時間10月31日(金)午前9時まで。結果は11月11日(現地時間)にロンドンの授賞式で発表されます

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最優秀GOTY候補12作のうち3作が日本メーカー、カプコンは2作を送り込んだ

英国のゲーム誌GamesRadar+などを擁するFutureが主催するゴールデンジョイスティック賞(Golden Joystick Awards)は、44回目となる2026年の最高賞「Ultimate Game of the Year」の候補12作を発表しました。12作のうち日本のメーカーが手がけたのは、カプコンの『バイオハザード レクイエム』と『PRAGMATA(プラグマタ)』、任天堂が発売した『ぽこ あ ポケモン』の3作です。

残る9作は『007 First Light』『Big Walk』『CONTROL Resonant』『Crimson Desert』『Dispatch』『Forza Horizon 6』『Phantom Blade Zero』『STAR WARS: Galactic Racer』『The Blood of Dawnwalker』。1社から2作が入ったのはカプコンだけでした。

この賞は各部門の候補を編集者と業界関係者が選び、受賞作の多くは一般のプレイヤーの投票で決まります。Ultimate Game of the Yearの投票は1人3作まで順位を付けて選ぶ形式で、締め切りは日本時間10月31日(金)午前9時です。

GamesRadar+は「ポケモンやバイオハザードのような巨大シリーズ」と名指し

出典:Alix Wilton Regan announced as Golden Joystick Awards host as Ultimate Game of the Year voting goes live(GamesRadar+ / 2026年10月26日)

出典:Every Golden Joysticks Awards 2026 Nominee And How To Vote(TheGamer / 2026年10月26日)

候補発表の記事では、賞のコンテンツディレクターを務めるダニエル・ドーキンス氏が、今年の顔ぶれについて次のようにコメントしています。

small teams of indie developers sitting shoulder to shoulder with titanic gaming franchises like Pokémon and Resident Evil

小規模なインディー開発チームの作品が、ポケモンやバイオハザードのような巨大シリーズと肩を並べている、という趣旨です。12作の紹介で具体名を挙げられたシリーズは、日本の2作のほかには『スター・ウォーズ』と『007』だけでした。

3作とも海外のメタスコアは85以上、『バイオハザード レクイエム』はユーザー評価9.3

海外のレビュー集積サイトMetacriticの数字を見ると、日本の3作はいずれも批評家の評価で85点以上を付けています(日本時間10月29日19時半時点)。

  • 『バイオハザード レクイエム』(カプコン・2026年2月27日発売):メタスコア89(136件)、ユーザースコア9.3(16,303件)
  • 『ぽこ あ ポケモン』(任天堂・2026年3月5日発売、Switch 2):メタスコア89(116件)、ユーザースコア8.6(1,837件)
  • 『PRAGMATA』(カプコン・2026年4月17日発売):メタスコア85(106件)、ユーザースコア8.7(2,664件)

なかでも『バイオハザード レクイエム』は、1万6千件を超えるユーザー評価で9.3という高い水準を保っています。発売から8か月がたっても、海外のプレイヤーの支持が崩れていないことがわかります。

『ぽこ あ ポケモン』は、開発をコーエーテクモゲームスのω-Force(オメガフォース)が担当しています。英国の任天堂専門サイトNintendo Lifeは、12作の中でSwitch 2だけで遊べる作品はこれだけだと伝えています。

選考部門でも『バイオハザード レクイエム』は最多ノミネートに次ぐ位置だった

Ultimate Game of the Yearとは別に、9月25日(現地時間)に発表された各部門の候補でも日本の作品が目立っていました。GamesRadar+は、ノミネート数で先頭に立ったのは『007 First Light』と『Big Walk』で、そのすぐ後に『バイオハザード レクイエム』が続くと伝えています。同作は最優秀トレーラー部門、コンソールゲーム・オブ・ザ・イヤー部門、主演・助演の演技部門に名前が挙がっています。

ほかにも、日本のメーカーに関わる候補として次のものがあります(GamesRadar+、Nintendo Lifeの報道による)。

  • 最優秀スタジオ部門:カプコン、任天堂の開発部門(Nintendo EPD)、スクウェア・エニックス
  • コンソールゲーム・オブ・ザ・イヤー部門:『ぽこ あ ポケモン』、『ファイアーエムブレム』新作『Fire Emblem: Fortune’s Weave』
  • 最優秀オーディオデザイン部門:『鬼武者 Way of the Sword』、『リズム天国』新作『Rhythm Heaven Groove』
  • 最優秀リメイク・リマスター部門:『METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2』、『スターフォックス』

各部門の投票は10月23日にすでに締め切られており、結果はUltimate Game of the Yearと同じく授賞式で明らかになります。

日本のファンが投票できる海外の賞で、カプコンの2作は票を分け合う形に

ゴールデンジョイスティック賞は、受賞作を一般投票で決める点が大きな特徴です。主催者も「プレイヤーが選ぶ唯一のゲームアワード」とうたっています。年末のThe Game Awardsのように審査員票が中心の賞と違い、ファンの数と熱量がそのまま結果に出やすい仕組みです。

そう考えると、カプコンから2作が候補に入ったことは、手放しで喜べるとは限りません。1人3作まで順位を付ける方式とはいえ、カプコンのファンの票が『バイオハザード レクイエム』と『PRAGMATA』に分かれる可能性があるからです。一方の『ぽこ あ ポケモン』は、12作で唯一のSwitch 2専用ソフトで、任天堂ファンの票を集めやすい立場にあります。

Nintendo Lifeの候補発表の記事には86件のコメントが付き、ゲームキーカード(ソフト本体を収録せず、ダウンロードの権利だけを収めたSwitch 2のパッケージ)の扱いや、年の途中で選考する賞の妥当性をめぐって議論になっていました(日本時間10月29日時点)。海外の任天堂ファンが、この賞を自分たちの好きな作品の評価の場として意識していることがうかがえます。

投票は日本時間10月31日午前9時まで、授賞式は11月11日

海外の大きなゲームアワードで、日本のメーカーの作品が12作中3作を占めたのは、2026年の日本のゲームの存在感をよく表していると感じました。特にカプコンは、ホラーの看板シリーズと新規IPの両方で最高賞の候補に入っています。

授賞式は11月11日(現地時間)にロンドンで開かれ、YouTubeやTwitchでも配信されます。日本の3作のどれかが最高賞を手にするのか、結果が出たらあらためてお伝えします。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。