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【中国】KLabと北京ワンダの『ジョジョ』新作スマホゲーム、8月13日に世界配信。日本だけ対象外で事前登録は200万人

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【中国】KLabと北京ワンダの『ジョジョ』新作スマホゲーム、8月13日に世界配信。日本だけ対象外で事前登録は200万人

3行サマリー

  • 『ジョジョの奇妙な冒険 ゴールデン・スピリット』が2026年8月13日、日本を除く全世界のiOS・Androidで配信されます(公式発表)。
  • 事前登録は7月31日に200万人を突破。開発はKLabと北京のワンダ・シネマズ・ゲームズの共同で、収録キャラクターは50体以上です。
  • KLabがこの権利を取ったのは2020年8月。最初から「日本を除く全世界」の配信権で、日本のストアには並びません。

ジョジョ ゴールデン・スピリット、8月13日に日本を除く全世界で配信

『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメシリーズを題材にした新作スマートフォンゲーム『JoJo’s Bizarre Adventure: Golden Spirit(ジョジョの奇妙な冒険 ゴールデン・スピリット)』が、2026年8月13日に配信されます。対応はiOSとAndroid、基本プレイは無料。ただし配信の対象は「日本を除く全世界」で、日本のアプリストアには並びません。

開発と運営を担うのは、日本のKLabと、北京に拠点を置くワンダ・シネマズ・ゲームズ(互愛互動)の2社です。ジャンルはストラテジー・オートバトラー。3DとLive2Dを組み合わせた表現で、原作第1部から第6部までのキャラクターとスタンドが50体以上そろい、盤面への配置と天候の変化が勝敗を左右する設計だと説明されています。公式の紹介によれば、楽曲にはアニメ本編の劇伴を手がけた菅野祐悟が参加しているそうです。

公式Xが3日続けて映像を公開、7月31日には事前登録200万人を発表

出典JoJo’s Bizarre Adventure: Golden Spirit 公式サイト(事前登録ページ)(WANDA CINEMAS GAMES / 2026年8月3日確認)

出典Jojo’s Bizarre Adventure online game in development again, set to release in 2026(AUTOMATON WEST / 2024年6月21日)

offering fans an authentic gaming experience that faithfully reflects the series’ iconic visual style, strategic battles(シリーズならではのビジュアルと戦略性を忠実に再現した体験を、ファンに届ける)

配信日は公式X(@jojogs_official)が7月29日から31日にかけて発表しました。3日続けてプレローンチ映像を出し、そのすべてに「8月13日 正式ローンチ」の文字を添えるという念の入れよう。31日には事前登録200万人の突破もあわせて告知し、達成報酬としてSRキャラクター「ジョセフ・ジョースター」の解放を明らかにしています。

2020年に取った配信権、中国の開発相手が入れ替わって6年目にようやく形に

このタイトルは、公表から配信までに6年かかっています。KLabがジョジョの奇妙な冒険製作委員会からアニメシリーズのモバイルゲーム配信権を取得したのは2020年8月のこと。2022年1月には中国のShengqu Games(盛趣游戯)との共同開発が発表されましたが、その後、開発パートナー側の事情でプロジェクトは止まりました。

再び動き出したのは2024年6月19日です。KLabは新しいパートナーとしてワンダ・シネマズ・ゲームズを迎え、開発の再始動を発表しました。AUTOMATON WESTは当時、この相手が『天元突破グレンラガン』のモバイルゲームをアニプレックスと組んで配信した実績を持つ会社だと伝えています。タイトルが『ゴールデン・スピリット』に決まったのは2026年1月29日、英語版のお披露目が5月8日、クローズドベータテストが5月15日から29日。ここまで来て、ようやく8月13日という日付が出てきました。

中国の会社が日本の看板IPを預かり、日本以外の世界に向けて配信する。この形は、中国発のゲームが日本市場に入ってくる近年の流れの、ちょうど逆向きの動きにあたります。

日本のストアには並ばない。権利の切り出し方が最初から日本を外していた

日本のファンにとって引っかかるのは、やはり「日本を除く」の一言だと思います。ただ、これは今回の判断で急に決まったものではありません。KLabが2020年に取得した時点で、その権利はすでに「日本を除く全世界」の配信権でした。国内向けの展開は、そもそも今回の座組みの外にあります。

日本には日本の事情があります。国内向けのジョジョのスマートフォンゲームはこれまでにも出ていて、権利の窓口も配信の座組みも別に組まれてきました。今回のように海外専用でタイトルが立ち上がると、原作の国のファンだけが公式の入口を持たない、という状態になります。原作は荒木飛呂彦の日本の漫画で、楽曲も日本の作曲家が書いている。それでも、日本のApp StoreとGoogle Playには8月13日に何も出てこない見込みです。

付け加えると、日本国内での配信について、KLabからも運営からも予定は示されていません。「今のところ無い」という事実だけが確認できる状態です。

200万登録と公式Xフォロワー9,775人の落差が、このタイトルの現在地を示している

数字を並べてみると、少し気になる形が見えてきます。事前登録は200万人。一方で、告知を担っている公式Xのフォロワーは9,775人です(2026年8月3日時点、2026年2月の開設から72投稿)。200万という登録数の大半はアプリストアの事前予約や広告経由で積み上がったもので、SNS上のコミュニティ形成はこれからだと読めます。

プレローンチ映像の伸び方も、きれいな右肩下がりでした。7月29日の第1弾は6万2000回表示・918件のいいね、30日の第2弾は2万1000回表示・410件、31日の第3弾は2万回表示・394件。そして同じ31日の「200万登録達成」の告知は1万3000回表示・312件と、一番下に沈んでいます。3日続けて出した映像は、回を追うごとに反応が3分の1近くまで落ちました。数字を小分けにして毎日出す手法は、この規模のアカウントだと早く息切れします。

それでもファンの側は元気で、8月1日には有志が投稿した承太郎のポーズ比較(漫画版とアニメ版で再現の質感がどう違うかを並べたもの)が1,036件のいいねを集め、公式のどの投稿よりも伸びていました。作り手の告知より、遊ぶ側の目線のほうが強い。この種の熱量こそ、ジョジョというIPが海外で持っている資産だと思います。

配信まであと10日。日本のファンは、遊べないまま海外の評価だけが流れてくる10日間を過ごすことになります。原作の国が蚊帳の外に置かれたまま、ジョジョが世界でどれだけの数字を出すのか。その答え合わせは、8月13日から始まります。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。