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【アメリカ】任天堂『スーパーマリオサンシャイン』、8月13日にスイッチ2で配信。日本では中古6,930円のマリオ3Dコレクションしか遊ぶ手がなかった

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【アメリカ】任天堂『スーパーマリオサンシャイン』、8月13日にスイッチ2で配信。日本では中古6,930円のマリオ3Dコレクションしか遊ぶ手がなかった

3行サマリー

  • 任天堂は8月13日、2002年のゲームキューブ作品『スーパーマリオサンシャイン』を、ニンテンドースイッチ2の「ニンテンドー ゲームキューブ Nintendo Classics」に追加すると発表しました。
  • 遊べるのはスイッチ2を持っていて、Nintendo Switch Online+追加パックに加入している人だけです。初代スイッチは対象外のままです。
  • 日本でサンシャインを遊ぶ手立ては『スーパーマリオ 3Dコレクション』しかなく、こちらは2021年3月31日に販売終了。ブックオフ公式オンラインストアでは今も中古6,930円(税込)と、定価7,128円の98%の値が付いています。

任天堂、8月13日に『スーパーマリオサンシャイン』をスイッチ2のゲームキューブ枠へ追加

任天堂は7月30日(日本時間31日)、2002年にニンテンドー ゲームキューブで発売された『スーパーマリオサンシャイン』を、8月13日に「ニンテンドー ゲームキューブ Nintendo Classics」へ追加すると発表しました。対象はニンテンドースイッチ2を持ち、Nintendo Switch Online+追加パックに加入している人です。

このゲームキューブのラインアップは、スイッチ2でしか遊べません。初代スイッチのユーザーは、今回も対象から外れています。移植やリメイクではなく、当時のソフトをそのまま動かすエミュレーションでの提供です。

任天堂の告知は「FLUDDでドルピック島を掃除しよう」の一文だけだった

出典Nintendo Switch Online release date announced for Super Mario Sunshine(Nintendo Everything / 2026年7月30日)

出典Super Mario Sunshine Is Coming To Switch 2(Kotaku / 2026年7月31日)

Clean up a polluted island with FLUDD at your side in Super Mario Sunshine, coming to Nintendo GameCube – Nintendo Classics on Nintendo Switch 2 for Nintendo Switch Online + Expansion Pack members on Aug 13!

(訳:ポンプのFLUDDを相棒に、汚れた島をきれいにしよう。『スーパーマリオサンシャイン』は8月13日、Nintendo Switch Online+追加パック加入者向けに、ニンテンドースイッチ2のニンテンドー ゲームキューブ Nintendo Classicsへ登場します)

任天堂アメリカの公式アカウントが出したのは、この短い一文とキービジュアルだけでした。実機の映像はなく、解像度をどこまで引き上げるのかにも触れていません。

ゲームキューブ枠はスイッチ2専用のまま、サンシャインで10本目になる

ゲームキューブのラインアップにサンシャインが加わると、収録は10本になります。Kotakuによれば、『ポケモンコロシアム』の追加もすでに公表されていますが、配信日はまだ決まっていません。

この枠が去年のスイッチ2発表会でお披露目されてから、サンシャインの名前は映像の中にだけ出ていました。日付が出るまで1年以上かかった格好です。すでに配信済みの作品では解像度が引き上げられているため、サンシャインも同じ扱いになるとみるのが自然です。ただ、この点について任天堂は何も言っていません。

Kotakuは「シリーズで一番賛否が割れる一本」、英メディアは「3Dコレクションを買う理由が消えた」

受け止めは、素直な歓迎一色ではありませんでした。Kotakuのイーサン・ガック記者は、サンシャインをマリオの中でも「一番賛否の割れる作品」と位置づけ、水鉄砲で汚れを落とすという設計が『スーパーマリオ オデッセイ』や『スプラトゥーン』の芽になったと書いています。そのうえで「ようやく最新機で遊べると喜ぶファンもいれば、いつかフルリメイクを出してほしいと思うファンもいる」と、割れたままの空気を伝えています。

英ゲームメディアのGAMINGbibleは、サム・コーリー記者の署名記事で別の角度を突いています。サンシャインが定額サービスで遊べるようになると、これまで唯一の再収録先だった『Super Mario 3D All-Stars』を買う理由がほぼなくなる、という指摘です。同誌によると、この期間限定だったパッケージは中古市場で100ドル・100ポンドを超える値が付くことも珍しくないと伝えています。

Nintendo Lifeは、ゲームキューブのラインアップがスイッチ2だけに閉じている事実をあらためて記しています。海外のファンコミュニティでも、喜びと「なぜ初代スイッチでは遊べないのか」という不満が同じ場所に並んでいる状態です。SNSでは後者の声のほうが目立ちますが、個々の投稿が誰のものかまでは追えないため、ここでは全体の空気としてだけ書いておきます。

販売終了から5年、日本のマリオ3Dコレクションは中古6,930円と定価の98%を保っている

日本のファンにとって、この発表の重みは中古売り場を見ると分かります。

『スーパーマリオサンシャイン』が国内で再び遊べるようになったのは、2020年9月18日に出た『スーパーマリオ 3Dコレクション』が最初で最後でした。スーパーマリオブラザーズ35周年の記念作として売られたこのソフトは、2021年3月31日で生産も配信も終了しています。つまり日本では5年近く、サンシャインを遊ぶには当時の1本を中古で買うしかありませんでした。

その値段を、8月2日時点で確かめてみました。ブックオフ公式オンラインストアの中古価格は6,930円(税込)。定価7,128円に対して、値引きはわずか198円、率にして2%です。発売から6年近く、販売終了からも5年が経ったパッケージソフトが、いまだ定価の98%で売られている状態です。中古が入荷した店舗は246店と表示されており、品薄で高騰しているというより、下がる理由がないまま値が固まっていた、という表現が近いと感じました。

8月13日以降、この均衡は崩れます。ただし崩れ方には条件が付きます。スイッチ2本体と、Nintendo Switch Online+追加パックの年会費を払える人だけが、6,930円を払わずに済む。初代スイッチしか持っていない人にとっては、中古のマリオ3Dコレクションが今日と同じく唯一の入口のままです。

期間限定という売り方に、任天堂が5年越しで答えを出した

『スーパーマリオ 3Dコレクション』の期間限定販売は、当時から「なぜ売り切るのか」と疑問を持たれてきました。今回の発表は、その問いに任天堂自身が答えを出したものだと受け止めています。作品はいずれ別の形で戻ってくる。ただし戻る先は、そのとき任天堂が売りたいハードの上です。

買い逃した人が慌てて中古に走る必要はなかった、と結論だけ見れば言えます。けれど5年待つあいだ、日本のファンには待てば戻るという保証が一つも与えられていませんでした。期間限定という売り方が読者に強いていたのは、値段の負担よりも、この見通しの悪さのほうだったと思います。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。