【アメリカ】マイクロソフトのHalo、ソニーのPS5で遊んだのは発売日の利用者の1%。集計した調査会社は「好調」と評価
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3行サマリー
- 『Halo: Campaign Evolved』は2026年7月28日にPS5・Xbox Series X|S・PCで発売。シリーズ25年で本編がPlayStationに出たのは初めてです
- 調査会社Circanaの計測では、発売日にこのゲームを起動したのはXbox利用者の8%、Steam利用者の2%、PS5利用者の1%でした
- 同じ日にPlayStation Storeの売上ランキングは1位。ソニー機が主力の日本でも、Haloが標準の手段で遊べるようになったのはこれが最初です
Halo初のPS5版、発売日に起動したのはPS5利用者の1%だった
マイクロソフト傘下のHalo Studiosが手がけた『Halo: Campaign Evolved』が、2026年7月28日にXbox Series X|S・PlayStation 5・PCで発売されました。2001年の『Halo: Combat Evolved』を作り直した1本です。25年続いたシリーズの本編がPlayStationに出るのは、これが初めてでした。
ところが発売の翌日、調査会社Circanaが公開した数字が英語圏で一気に広まります。7月28日にPS5でなにかを遊んだ人のうち、このゲームを立ち上げたのは1%。機種別の順位でも29位にとどまっていました。
Circanaの計測:Xboxは8%で4位、Steamは2%で14位、PS5は1%で29位
数字を出したのは、Circanaでゲーム分野を担当するシニアディレクターのMat Piscatella氏です。7月29日にBlueskyで公開した内訳はこうでした。Xbox系では米国のデイリーアクティブユーザー4位で、その日Xboxを遊んだ人の8%が起動。Steamは14位で2%。PlayStationは29位で1%。同じゲームなのに、遊ぶ場所が変わると8倍の開きが出ています。
出典:Mat Piscatella氏(Circana)の投稿(Bluesky / 2026年7月29日)
出典:Early Data Suggests Unspectacular Start for Halo on PS5(Push Square / 2026年7月30日)
出典:r/gaming のスレッド(Reddit / 2026年8月1日)
According to Circana’s Player Engagement Tracker, on July 28th Halo: Campaign Evolved ranked 4th in US DAU on Xbox platforms.
数字を出した本人が37分後に「PSストア売上1位で好調」と補足していた
Piscatella氏は、最初の投稿から37分後に自分で補足を出しています。
The game is currently at the top of the PlayStation Store’s best-sellers list, so it’s doing fine on PlayStation.
訳すと「このゲームはいまPlayStation Storeの売上ランキングで1位なので、PlayStationでは問題なくやれています」。そのうえで氏は、この数字が示しているのは、ライブサービス型の巨大タイトルが日々のプレイ時間を占有している環境で新作が入り込む余地の狭さだ、と書き添えました。1%はHaloの成績表ではなく、いまのコンソール市場の縮図として出された数字だったわけです。
ところが英語圏の一部メディアは、この補足を切り離して記事にしました。Windows Centralの記事が付けた見出しは「PS5ゲーマーは肩をすくめた」「見返りのないままXboxのブランドを損なった」。同じデータから、正反対の温度の文章が生まれています。
Redditは1,100件超のコメントで「見出しが数字を切り取っている」と反論
その記事が8月1日にRedditのr/gamingへ投稿されると、24時間で4,700を超える支持と1,100件以上のコメントが集まりました。ただ、上位に並んだのは記事への同意ではなく反論です。
一番支持を集めたのは、5,500を超える票がついた「『Master Chief Collection』を30ドルでPlayStationに出していたほうが、よほど話題になった」という指摘でした。過去作をまとめたパッケージがすでにあるのに、1作目のキャンペーンだけを49.99ドルで売ったことへの疑問です。2番目(2,300超)も「すでにリマスター済みでSteamでは投げ売りされている作品の、キャンペーンだけを50ドルで出して伸びないのは驚くことではない」と続きます。
3番目(1,300超)は「別の見出し:新作HaloがPS5で発売初日に100万本近く売れた」という皮肉でした。ただしこの100万本は、インストール台数から逆算した投稿者の推計であって、確認された販売数ではありません。Circanaが公表したのは「その日そのプラットフォームを遊んだ人のうち何%が起動したか」であり、インストール台数に対する比率ではないためです。見出しもコメントも、同じ1つの数字を都合よく引っ張っていたことになります。
スレッド全体では、Xboxの8%がGame Pass経由の起動を多く含んでいる点を挙げる声が目立ちました。個別の匿名投稿を事実の根拠にはできませんが、こうした受け止めが上位を占めていたこと自体は、あの見出しが現地の読者にも一方的に映ったことを示しています。
ソニー機が主力の日本で、Haloが遊ばれ始めるのはこれから
日本ではPlayStationが主力機で、Xboxを持っている人は限られます。Haloは名前だけが広く知られていて、実際に遊んだ人は少ない。そういうシリーズの代表格でした。今回のPS5版で、日本のプレイヤーもようやく標準的な手段で触れられるようになっています。
もっとも、Xboxの本拠地である米国でさえPS5利用者の1%です。シリーズ未経験の層にまで広がるには、まだ何段階か必要になります。Redditで一番支持された「Master Chief Collectionを出すべきだった」という声は、日本の状況にこそよく当てはまると受け止めました。1作目のキャンペーンだけを49.99ドルで買うより、シリーズをまとめて追える形のほうが、初めての人には確実に入りやすいからです。
Game Pass無料と49.99ドルの買い切りを、同じ物差しで並べていた
Xbox版はGame Pass Ultimateに発売初日から入っていて、追加料金なしで起動できます。PS5版は49.99ドルの買い切りです。8%と1%を並べたとき、その差の一部は作品の人気ではなく、起動するまでにお金を払う必要があるかどうかで説明がついてしまいます。
それでも、Circanaの数字自体は嘘をついていません。嘘をついていないデータが、片方では「大失敗」に、もう片方では「上々の滑り出し」に読まれた1週間でした。数字を出した本人が「PlayStationでは好調」と書いていたこと。この一点だけは、記事を追うときに一緒に押さえておきたいと思っています。
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