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【韓国】ネクソンのブルーアーカイブ、米アニメエキスポで新章を発表。売上の74%は日本から

編集部
Velleity Note 編集部Overseas Reception, Read Straight
公開 2026/07/17
最終更新 2026/07/17
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【韓国】ネクソンのブルーアーカイブ、米アニメエキスポで新章を発表。売上の74%は日本から

3行サマリー

  • 韓国ネクソン傘下IO Divisionの『ブルーアーカイブ』が、7月3日に米ロサンゼルスのAnime Expo 2026で7本目のPVを公開し、新章のテーマを「都市伝説」と明かした。
  • このゲームは韓国製だが、累計売上の74%を日本が占める(センサータワー調べ)。韓国は10.9%、米国は6.1%にとどまる。
  • 同じ会場で初お披露目された新作Project RXは、9月の東京ゲームショウ2026にも出展予定。ロサンゼルスで見せた「次」が日本に返ってくる。

ブルーアーカイブ、7月3日のアニメエキスポで7本目のPVと新章「都市伝説」を公開

スマホ向けキャラクターRPG『ブルーアーカイブ』が、7月3日にロサンゼルス・コンベンションセンターのペトリーホールでパネルを開いた。北米最大のアニメイベントAnime Expo 2026(7月2〜5日)の企画のひとつだ。開発チームはこれまでの物語を振り返りつつファンの質問に答え、7本目となるプロモーション映像をその場で初公開した。

あわせて発表されたのが、次の物語の方向性。新章は「都市伝説と伝承」をテーマに据えるという。学園を舞台にした日常と戦闘が同居するこのゲームにとって、これまでとは少し毛色の違う題材になる。登壇したのは、総括ディレクターのキム・ヨンハ氏、副ディレクターのイ・ジュノ氏、シナリオ担当のオ・ヒョンソク氏、音楽担当のMitsukiyo氏、そして新作を率いるチャ・ミンソ氏。開発の中枢がそろって顔を出した格好だ。

MonsterVine報道:IO Divisionが新章と新作Project RXを一度に公開

元ネタBlue Archive Anime Expo Panel Teases New Story and Project RX(MonsterVine / 2026年7月7日)

Nexon and IO Division shared new Blue Archive updates at Anime Expo 2026, giving fans a look at the game’s next chapter and introducing the studio’s new title, Project RX.

パネルの目玉は二つ。ひとつは既存作の新章、もうひとつはIO Divisionの完全新作Project RXの北米初お披露目だ。Project RXはブルーアーカイブの元プロデューサー、チャ・ミンソ氏が指揮する。まだ正式名称すら伏せられていて、開発陣は「タイトルは一語になる」とだけ明かした。中身の具体像はほとんど出さず、ブース内の遊びで雰囲気だけを見せる引っ張り方だった。

売上の74%が日本。韓国製なのに「日本のゲーム」として根づいた異例のタイトル

ブルーアーカイブの立ち位置を語るうえで外せない数字がある。センサータワーの集計では、累計売上の74%を日本が占める。2位の韓国が10.9%、3位のアメリカが6.1%、台湾が6.1%と続く。開発元は韓国のネクソンゲームスなのに、稼ぎ頭の市場は本国ではなく日本、という珍しい構図だ。累計売上は5億ドル規模に達したと見られている。

2024年9月時点のセンサータワーのリポートでも、売上の72%・ダウンロードの34%が日本発で、日本のユーザー1人あたりの平均課金額は45ドルを超えていた。韓国のスタジオが作りながら、絵柄もキャラクター造形も声優の起用も日本のオタク文化にどっぷり寄せてあり、日本のプレイヤーが「自分たちのゲーム」として受け入れた。海外製コンテンツというより、日本で生まれ育ったタイトルに近い感覚で消費されている。だからこそ、韓国発という出自を意識せずに遊んでいる日本人プレイヤーも多い。

ロサンゼルスの会場は限定グッズ初日完売、DJとコスプレで沸いた

会場のブースはサウスホールのSH-2220。ゲーム内の街「キヴォトス」を再現した空間に大型のキャラクターパネルや撮影スポットが並び、物販に加えてコスプレの実演、ミニゲーム、日替わりのDJがサウンドトラックのリミックスを流していた。限定グッズの一部は初日で売り切れたという。スタンプラリーでミニゲームやキャラクターとの遭遇をこなすと景品がもらえる仕掛けもあった。

Project RX側のブースはゲーム内のロケーションを再現し、来場者が音声コマンドでキャラクターに話しかけると反応が返ってくるインタラクティブな画面を用意。じゃんけんを1回遊べる仕掛けもあり、キャラとのやり取りをどう見せるかの手触りを先に見せた。面白いのは、その熱量がアメリカで起きている点だ。日本が稼ぎ頭の韓国製ゲームに、ロサンゼルスの北米ファンが列をつくって沸いた。コンテンツの流れが日本発でも韓国発でもなく、いったん海外の会場を経由している。

新作Project RXは9月の東京ゲームショウへ。ロサンゼルスで見せた次章が日本に戻る

ネクソンはこのProject RXを、9月の東京ゲームショウ2026にも出展すると発表している(Anime News Networkが7月10日に報道。マビノギ モバイルとの2本立て)。ロサンゼルスで初めて姿を見せた新作が、数カ月後には東京の幕張に持ち込まれる流れだ。ブルーアーカイブの財布は日本にあり、その運営元は韓国。次の一手はまずアメリカの祭典で披露し、それから日本へ戻す。この三角形の動かし方こそ、韓国スタジオがグローバル展開でやっていることの実物だ。

新章「都市伝説」がどんな物語になるのか、Project RXが最終的にどんな一語のタイトルを名乗るのか。続報は東京ゲームショウあたりで出てくる可能性が高い。日本のプレイヤーにとっては、遠いロサンゼルスの発表が自分の遊んでいるゲームの近未来だった、という順番を味わうことになる。

編集部
Velleity Note 編集部
Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。