【フランス】欧州最大の日本イベント「ジャパンエキスポ」25周年、来場23万人。任天堂やアークシステムワークスが新作を披露

3行サマリー
- 欧州最大の日本ポップカルチャー展「ジャパンエキスポ」が7月9〜12日、25周年でパリ郊外に帰ってきた。昨年の来場は約23万人。
- 会場ではアニメやコスプレと並んでゲームが大きな柱に。任天堂がSwitch 2の新作を並べ、アーク システムワークスやサイバーコネクトツーは開発トップ自らステージに立った。
- スマホ由来のゲームブースに行列ができ、日本のゲーム会社にとってパリが欧州最大級の直販・接触の場になっている実態が見えた。
ジャパンエキスポ25周年、日本ゲームがパリの主役の一角に
フランスの大手ゲームメディアjeuxvideo.comが、7月9日から12日までパリ郊外のヴィルパント展示場で開かれた「ジャパンエキスポ2026」の、ゲーム関連の見どころをまとめた。今年でイベントは25周年。アニメやマンガの祭典という印象が強いこの場所で、日本のゲームがどれだけ前面に出ていたかがよくわかる内容だ。
任天堂は6ホールに大きなブースを構え、7月23日発売の『スプラトゥーン レイダーズ』をはじめSwitch 2の新作を試遊台に並べた。CygamesやArknightsの開発元Gryphlineも出展し、土日のステージには日本の制作陣が続々と登壇している。
jeuxvideo.com:来場23万人、欧州最大の日本イベントにゲームの列
元ネタ:Japan Expo : tout sur les jeux vidéo présentés à la convention(jeuxvideo.com / 2026年7月10日)
25周年を祝うため、ジャパンエキスポが7月9日から12日までパリ・ノール ヴィルパント展示場に戻ってくる。なにしろ欧州最大級の同種イベントで、昨年の来場者は約23万人だ。
25年でアニメ即売会からゲーム見本市へ、会場に立った日本の開発トップ
今年のプログラムを見ると、ゲームの比重の大きさが際立つ。11日土曜は、アーク システムワークスのショーケースに同社ディレクターの平山智史氏が登壇。バンダイナムコの新作『ファイナルファンタジー レゾナンス』はプロデューサーの中島圭祐氏がステージで紹介し、『エースコンバット8』も先行披露された。
12日日曜には『ギルティギア ストライヴ』のプロ対戦イベントに続き、サイバーコネクトツー社長の松山洋氏が『ドラゴンボールZ カカロット』開発の舞台裏を語るマスタークラスが組まれた。ゲームの宣伝映像を流すだけでなく、作り手が海を越えてパリで直接語る。25年でイベントの中身がここまで変わったことを示している。
満員だったのはスマホ発のゲーム、アークナイツやグランブルーに並ぶ仏ファン
現地の受け止めで目を引くのが、モバイル由来タイトルの強さだ。記事のコメント欄では、来場者が「シルバーパレス、アークナイツ、Cygamesのブースは超満員だった。スマホゲームは本当に変わった。今やメインストリームだ」と書き込んでいる。日本で運営型スマホゲームというと賛否が割れがちだが、フランス最大の日本イベントでは行列を作る主役級の扱いになっている。
任天堂のブースでは、Switch 2独占の『スプラトゥーン レイダーズ』を発売前に触れる試遊が用意され、フランス公式アカウントも会場の様子を発信した。据え置きの新作と、スマホから来たオンラインタイトルが同じ会場で人を集める。今の欧州における日本ゲームの受け方が、この温度差のなさに出ている。
日本のゲーム会社にとって、パリは欧州最大級の直販窓口になった
日本から見て大きいのは、23万人規模の来場者に直接届く場が、東京ではなくパリにあるという点だ。欧州はマンガもアニメも巨大市場で、フランスはその中心にある。開発トップが自ら渡仏して新作を語る動きは、欧州のファンをもう「翻訳された海外市場」ではなく、最初から狙う相手として見ている証拠と言っていい。
一方で気になる材料もある。フランスでは同じ時期に、任天堂『マリオカートツアー』の9月終了や、ソニーの物理ディスク廃止方針への反発が話題になっていた。日本発のゲーム文化が歓迎される一方、サービス終了やディスク廃止といった「作り手側の都合」には現地の目が厳しい。祭典の熱量と、日々の運営への不満は別物として動いている。
25周年のジャパンエキスポが映す、日本ゲームの欧州での立ち位置
つまり、今年のジャパンエキスポは「アニメのおまけにゲーム」ではなく、日本のゲームそのものが23万人を呼ぶ柱になったことを示した。任天堂の据え置き新作、アーク システムワークスの格闘ゲーム、サイバーコネクトツーの人気IP、そしてスマホ発のオンラインゲームが、パリの同じ会場で並んで人を集める。日本のコンテンツが海外でどう受け入れられているかを知るうえで、フランスは今もっとも熱量の高い現場のひとつだ。
いま読まれている記事

鬼滅の刃 無限城編の配信はいつから・どこで見れる?【9月20日時点】レンタルは9月16日開始、主要10サービスは配信なし

【サウジアラビア】世界唯一のドラゴンボールパーク、2026年着工。東映アニメの最大IP輸出案件が問う日本のソフトパワー戦略

【アメリカ】コナミ『メタルギア』新コレクション、海外25媒体の平均83点。18年PS3専用だった『4』がSwitch 2でも動く

【中国】映画ちいかわ 海外の反応。微博が「世界一かわいい」と歓喜、上海に海外初の旗艦店

