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【ドイツ】コーエーテクモ『進撃の巨人3』、日本と同じ12月10日にドイツでも発売。音声は日本語のままで字幕だけドイツ語

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【ドイツ】コーエーテクモ『進撃の巨人3』、日本と同じ12月10日にドイツでも発売。音声は日本語のままで字幕だけドイツ語

3行サマリー

  • コーエーテクモゲームスが『進撃の巨人3』を12月10日に発売すると発表しました。PS5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、PC(Steam)の4機種で、日本もドイツも同じ日です。
  • 2018年の『進撃の巨人2』以来、8年ぶりのシリーズ新作です。物語を最初から最後まで収録し、九つの巨人が初めて対戦相手として登場します。
  • ドイツ版は字幕がドイツ語で、音声は日本語のまま出荷されます。ドイツの標準版は69.99ユーロ(PLAY3.DEの報道による)、日本のDigital Deluxe Editionは12,980円(税込・予価)です。

コーエーテクモ、『進撃の巨人3』を12月10日に発売。日本とドイツで同じ日に並ぶ

コーエーテクモゲームスは8月4日、タクティカルハンティングアクション『進撃の巨人3』を12月10日に発売すると発表しました。対応機種はPS5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、PC(Steam)の4つです。ダウンロード版の予約はすでに始まっていて、Nintendo Switch 2版だけは後日受付になります。

開発は前作に続いてコーエーテクモゲームスのω-Forceが手がけます。2018年に出た『進撃の巨人2』以来、8年ぶりのシリーズ新作です。今回は「進撃の巨人」の物語を最初から最後までひとつの作品に収めるとうたっていて、シリーズで扱った範囲も新たに組み直したうえで、クライマックスまでを描くとしています。九つの巨人が対戦相手として登場するのは、ゲーム版では初めてです。

日本では豪華版が3種類そろいます。ゲームソフトにアートブック、サウンドトラックCD、アンブレラマーカーが付く「TREASURE BOX」が16,830円(税込・予価)。そこにステンレスタンブラーや立体機動ワイヤー収納型の巻き尺などを足した「SPECIAL TREASURE BOX」が27,830円(税込・予価)。ダウンロード版の「Digital Deluxe Edition」は12,980円(税込・予価)で、ゲーム本編を含まないアップグレードパックが3,850円(税込・予価)です。

PLAY3.DEとJPGAMES.DEの報道:ドイツの標準版は69.99ユーロ、先行プレイは12月7日から

出典Attack on Titan 3: Release-Termin und Editionen enthüllt(PLAY3.DE / 2026年8月3日)

出典Attack on Titan 3 erhält einen konkreten Termin und eine physische Veröffentlichung(JPGAMES.DE / 2026年8月3日)

本作はPS5、Xbox Series、Nintendo Switch 2、PC(Steam)向けに、ドイツ語テキストと日本語音声で発売される。(原文ドイツ語を翻訳)

ドイツのゲーム媒体PLAY3.DEによると、現地の標準版は69.99ユーロ、Digital Deluxe Editionは89.99ユーロです。デラックス版には72時間の先行プレイ権が付き、12月7日から遊べます。ただしNintendo Switch 2版とアップグレードパックは、この先行プレイの対象外です。この72時間という条件は日本の発表内容とも一致しています。

早期購入特典はパッケージ版とダウンロード版に共通で、キャラクターエディットパーツ「自由の翼パーカー」。ダウンロード版を予約すると「自由の翼ピアス」も付きます。『進撃の巨人2』と『進撃の巨人2-Final Battle-』のセーブデータがあれば連動特典を受け取れますが、中身の発表はこれからです。

ドイツ語吹き替えがテレビで流れる8月に、ゲームの音声は日本語のまま出荷される

いま、ドイツのアニメファンにとって「進撃の巨人」はテレビの話題でもあります。ドイツのアニメ媒体Anime2YouとAniNews.deによると、無料放送局ProSieben MAXXが『Attack on Titan: The Final Chapters』のドイツ語吹き替え版をテレビ初放送する予定で、前編が8月7日22時、後編が8月14日22時5分。放送後は配信サービスJoynでも見られるとしています。前編は日本で2023年3月に、後編は同年11月に放送されたもので、ドイツのテレビに届くまで3年近くかかったことになります。

その最中に届くゲームは、JPGAMES.DEが書いているとおり、ドイツ語テキストと日本語音声という組み合わせです。字幕は現地の言葉になっても、リヴァイもエレンも日本語で話します。テレビでドイツ語の声に慣れたばかりの人が、12月にはコントローラーを持って日本語の声を聞くことになるわけです。日本のスタジオが作った作品が、海を渡ってなお日本語のまま届くという意味では、これはこれで珍しくない話ではあります。ただ、吹き替え文化の厚いドイツで、同じ月に両方が起きているのは少し面白いと感じました。

日本側にはもうひとつ、音の話題があります。AUTOMATONによれば、発売後のアップデートで、テレビアニメ「進撃の巨人」The Final Seasonを手がけたMAPPAが制作する新規オープニングアニメが実装される予定です。集大成という言葉を、映像の側からも裏付けにいく構えです。

PLAY3.DEのコメント欄は「3の新要素」より「1作目と2作目のどちらが良かったか」を話している

発表当日のPLAY3.DEのコメント欄をのぞくと、話題の中心は新作の目玉ではなく、過去2作の比較でした。この記事を書いた時点で4件の書き込みがあり、そのうち3件が「1作目のほうが好きだった」という趣旨です。

ユーザーgeneralTTは「1作目はエレンの視点で進んだから2作目よりずっと良かった。2作目は無口な無名キャラだったし、今回もそうらしいのが残念」と書き、そのうえで「それでも楽しみ。Steelbookはとても気に入った」と続けています。ユーザーFährmannも「操作と選択肢にもう一度手を入れてくるか気になる。個人的には1作目のほうが2作目より楽しめた」と、ほぼ同じ立ち位置です。

ユーザーStoneyWoneyは書き方が違って、コーエーテクモの「シリーズの集大成」という説明そのものに反応しています。「では最初の2作は飛ばしていいということでしょうか。本当に最初から最後までひと続きで語られるのか、それとも序盤は駆け足で流して”本編”に行くのか」。ここは私も引っかかりました。コーエーテクモは「集大成」と言い切っているのに、過去2作を遊んだ人が何を得られるのかを、いまのところセーブデータ連動特典としか説明していません。中身の発表は後日とされたままです。ユーザーWiSEWOLFは「グラフィックが説得力に欠けても、『進撃の巨人』のゲームはいつも楽しかった。買う。とにかく遊んで面白ければいい」と、迷いなくまとめていました。

ドイツのゲーム媒体側の書き方も、日本とは重心が違います。PLAY3.DEのMaik Seidl記者は価格とエディション構成、そして12月7日の先行プレイに紙幅を割き、日本のゲーム専門メディアを追うJPGAMES.DEのVivi記者は「ドイツ語テキストと日本語音声」という言語仕様をわざわざ本文に書きました。日本のAUTOMATONやgamebizが豪華版の中身とMAPPAのオープニングを軸に伝えたのと比べると、現地では「いくらで、いつ、どの言葉で遊べるのか」が先に来ています。買うかどうかを決める材料が、国によってはっきり違うということです。

8年ぶりの集大成が、ドイツには日本語の声で12月10日に届く

つまり『進撃の巨人3』は、日本とドイツで同じ12月10日に出て、ドイツでは69.99ユーロから、字幕だけがドイツ語という形で並びます。テレビで完結編のドイツ語吹き替えが流れる8月と、日本語音声のゲームが出る12月が、同じ年の同じ国で続けて起きるわけです。

日本のファンにとっては、8年待った新作が海外でも遅れずに出るという事実がまず大きいはずです。かつて日本のゲームは、海外版が数か月から1年遅れることが当たり前でした。それが同日発売になり、そのうえで音声は日本語のまま送り出される。コーエーテクモは今回、ローカライズの手間を字幕に集中させて、声はオリジナルで押し通す判断をしています。現地のコメント欄が「1作目と2作目のどちらが良かったか」で盛り上がっているのを見るかぎり、ドイツのファンが気にしているのも言葉ではなく中身のほうです。12月10日、その答え合わせが日本と同時に始まります。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。