📊 3行サマリー

  • 中国・miHoYoの『ゼンレスゾーンゼロ』が2026年7月4日に2周年。記念にポリクローム1600個とS級キャラ「ピュロイス」を全員へ無料配布する。
  • 先んじてVer3.0が6月17日に始まり、ゲーム初の「風属性」キャラ・ヴェリナ(声優は斎藤千和)が登場する。
  • このゲームは日本が世界2位の売上市場で、1ダウンロードあたりの課金額は本国・中国の約2倍。初年度売上は約2,460億円に達した。

📝 ゼンゼロが7月4日に2周年、Ver3.0は6月17日開始でゲーム初の風属性を追加

中国・上海のmiHoYo(HoYoverse)が運営するアクションRPG『ゼンレスゾーンゼロ』(ゼンゼロ)が、2026年7月4日にサービス開始2周年を迎える。記念キャンペーンとして、ガチャ約10連分にあたるポリクローム1600個と、最高レアリティのS級エージェント「ピュロイス」を全プレイヤーへ無料で配る。さらにその前哨となる大型アップデートVer3.0が6月17日に始まり、ゲームで初となる「風属性」と、新マップ「ロスカリファ」、3人協力プレイ「連携調査」が一気に解禁される。

📰 元ネタは2周年告知とSensor Towerの市場分析

元ネタゼンゼロ2周年・Ver3.0特典まとめ(Gameeブログ / 2026年6月8日)、および日本が世界2位の市場というSensor Tower分析(4Gamer / Sensor Tower)。

「ゼンレスゾーンゼロ」は日本が世界2位の市場として収益を支え、1ダウンロードあたりの収益は中国の2倍近くに達する。

🔥 初年度売上2,460億円、その4分の1を日本が積み上げた

ゼンゼロは2024年7月4日の配信開始から1年で、100億元(約2,460億円)を超える売上を記録した。新規IP(既存の人気作を持たない完全新作)としては異例の数字だ。Sensor Towerの分析では、配信直後1カ月の売上シェアは本国・中国が44%で首位、日本が25%で2位につけた。ダウンロード数では日本のシェアは10%ほどにとどまるのに、売上では4分の1を占める。要するに、日本のユーザーは人数こそ多くないが、1人あたりの課金が桁違いに厚い。この1ダウンロードあたり収益(RPD)は中国の2倍近くで、配信初日にApp Storeの首位を取り、その後も29日連続でトップ20圏内を守った。

🇯🇵 中国発ゲームを日本が最も濃く支える——新キャラの声も日本の声優

ゼンゼロは中国のスタジオが作ったゲームだが、その収益を最も濃く支えているのは日本の課金ユーザーだ。背景にはキャラクターへの作り込みと、日本語ボイスの充実がある。Ver3.0前半で実装される風属性キャラ・ヴェリナの声を担当するのは斎藤千和。原神や崩壊スターレイルと同じく、ゼンゼロも主要キャラに日本の人気声優をそろえる「中国製・日系ゲーム」の路線を取っている。アニメ的な演出と日本語ボイスを前提に作られた中国ゲームが、結果として日本市場で本国を上回る課金単価を生む。この循環が、ゼンゼロを支える構図になっている。日本のユーザーにとっては「海外発なのに、いちばん刺さるように作られている」点が、財布のひもを緩める理由になっている。

🏁 2周年の無料S級配布は、稼ぎ頭・日本への還元でもある

2周年でS級キャラを無料配布するのは、休止中のプレイヤーを呼び戻す常套手段だが、課金単価の高い日本市場をつなぎとめる意味も大きい。Ver3.0で風属性という新しい遊びの軸を足し、無料配布で間口を広げる。中国発ゲームにとって日本は、人数より「1人の濃さ」で効く市場であり、その濃さを2年目以降も保てるか。そこがゼンゼロの正念場だと見ている。