2026年8月7日 海外メディアとファンの愛を、脚色なしで日本語に @VelleityNote
Home/音楽・カルチャー/【台湾】BanG Dream!のAve Mujica、初の海外単独公演は8月8日から台北で2日間。日本ツアーで海外はこの1都市だけ

【台湾】BanG Dream!のAve Mujica、初の海外単独公演は8月8日から台北で2日間。日本ツアーで海外はこの1都市だけ

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
公開
最終更新
verified現地の一次ソースで確認 約5分で読めます
【台湾】BanG Dream!のAve Mujica、初の海外単独公演は8月8日から台北で2日間。日本ツアーで海外はこの1都市だけ

3行サマリー

  • BanG Dream! のバンド Ave Mujica が、8月8日と9日の2日間、台北で初の海外単独公演を行います。
  • 会場は國立體育大學綜合體育館(林口體育館)。チケットはNT$1,880からNT$5,880までの6段階で、上位2種はスタンディングです。
  • ツアー「Exitus」は福岡・大阪・愛知・東京とFINALという国内構成で、海外から加わったのは台北の1都市だけでした。

Ave Mujica の初の海外単独公演は、8月8日と9日の台北2日間

BanG Dream!(バンドリ!)から生まれたバンド Ave Mujica が、2026年8月8日(土)と9日(日)の2日間、台北で単独公演を行います。公式サイトの表記は「Ave Mujica LIVE TOUR 2026『Exitus』台北追加公演」。海外での単独公演はこれが初めてです。

開演は現地時間で8日が19時30分、9日が18時30分の予定。会場は國立體育大學綜合體育館、通称・林口體育館です。主催は宝島制作委員会と夢飛國際娛樂、HeartHibiki の3社で、ブシロードミュージックが特別協力に入っています。日本側が丸ごと持ち込むのではなく、現地の興行会社が主催に名前を並べる形になっているのが目を引きました。

公式サイトと4Gamersが伝えたチケットは6段階。購入も入場も実名制

出典Ave Mujica LIVE TOUR 2026「Exitus」台北追加公演(BanG Dream! 公式サイト / 随時更新)

出典Ave Mujica台北加場確定!8/8-8/9再戰兩天~!(4Gamers / 2026年4月11日)

本場演出採「實名制」購票與入場,詳細請參閱售票網站

チケットはNT$5,880、NT$4,880、NT$4,280、NT$3,880、NT$2,880、NT$1,880の6段階。最上位のNT$5,880と、その次のNT$4,880はいずれもスタンディングエリアです。この2種を買った人は、NT$1を追加すると特典を買い足せる仕組みも用意されました。

販売は4月11日から20日までの抽選で始まり、当選発表は4月23日。5月7日から12日にかけて入金キャンセル分の二次抽選があり、5月23日13時からは先着順の一般発売が行われています。抽選ひと回りで完結せず、二次抽選と一般発売まで段階を踏んだ流れは、公式サイトの販売情報からそのまま読み取れます。

あわせて、公演直前の8月7日から10日まで、台北限定の快閃店(ポップアップストア)も開かれます。

会場は台北市内ではなく桃園市。1万5000人規模の林口體育館が選ばれた

「台北公演」と銘打たれていますが、林口體育館の所在地は桃園市龜山區文化一路250號です。国立体育大学のキャンパス内にあり、林口新市鎮に隣接していることから林口體育館と呼ばれてきました。中国語版ウィキペディアの記載では、最大収容は1万5000人規模とされています。

ここが選ばれた意味は、キャパシティを見ると分かりやすいと思います。声優が演じるキャラクターのバンドが、初めての海外単独公演でいきなり1万人規模の屋内アリーナを2日間押さえた。しかも日本ツアーの本編が終わったあとの「追加公演」としてです。台北の需要をどう見積もったかが、そのまま会場選びに出ています。

一方で、住所のとおり会場は台北市内ではありません。市内のホールと同じ感覚で当日に動くと足を取られます。現地参戦を考えている人は、終演後の帰りの手段を先に決めておいたほうが安心です。

日本から現地参戦するなら、実名制と転売規制が最初の壁になる

台湾の興行で日本と一番違うのが、チケットの実名制です。購入時に実名と有効な電話番号などの個人情報を入力する必要があり、公式サイトには、虚偽の情報で購入した場合は私文書偽造にあたる可能性があり、主催者とTicket Plus(遠大售票)が注文を取り消す権利を持つ、と書かれています。入場時も同じ名義で確認されます。

転売の扱いはさらに踏み込んでいて、代行手数料や交通費、補填費といった名目を含め、上乗せ販売が確認された場合は社会秩序維持法第64条第2項にもとづき警察へ通報する、と明記されています。日本の公演で見慣れた「転売チケットでは入場できません」という案内より、はっきり一段強い表現です。

会場の規定も細かく決められました。未就学児(6歳未満)は入場できません。いわゆる「家虎」やMIX、オタ芸など、大声や激しい動きで周囲の妨げになる行為は名指しで禁止され、30センチ以上のペンライトや連結ペンライト、光量の著しく大きいものも持ち込めません。日本の現場で当たり前にやっていることが、そのまま持ち込めるとは限らない、ということです。

公式は無線でステージ照明と連動するリストバンドライトの使用を推奨していて、過去のAve Mujica公演で販売された公式リストバンドライトもそのまま使えるとしています。日本で買ったものを持っていける点は、遠征する側にはありがたいところです。

声優バンドの海外進出は、日本ツアーの「追加公演」という形で始まっている

公式サイトのツアーページには、福岡・大阪・愛知・東京、そしてFINALと並んで、台北追加公演が置かれています。海外はこの1都市だけです。ワールドツアーとして最初から海外を組み込んだのではなく、国内ツアーの延長線に1都市を足した、という順番になっています。

この形は、日本のキャラクターIP発の音楽プロジェクトが海外に出るときの、現実的な入り方だと受け止めました。まず国内を回り切り、需要が見えた地域を1つだけ足す。台北で2日間が埋まるなら、次のツアーは最初から複数都市を組んで動きます。8月8日と9日は、その判断が下りる場でもあります。

台北に向かっているのはAve Mujicaだけではありません。台湾メディアは、back numberが8月22日と23日に台北小巨蛋で結成以来初の海外公演を行うと伝えています。声優が演じるキャラクターのバンドと、日本のロックバンド。どちらも最初の海外が台北になりました。この夏の台北は、日本のライブ市場の出口として動いています。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。