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【韓国】W杯決勝でBTSが「Dynamite」。韓国代表は34位で敗退、ネットは「BTSが決勝に行ったからいい」

編集部
Velleity Note 編集部Overseas Reception, Read Straight
公開 2026/07/20
最終更新 2026/07/20
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【韓国】W杯決勝でBTSが「Dynamite」。韓国代表は34位で敗退、ネットは「BTSが決勝に行ったからいい」

3行サマリー

  • BTSが現地時間7月19日、米ニュージャージー州メットライフ・スタジアムで開かれたW杯決勝のハーフタイムショーに立ち「Dynamite」を歌った。決勝でハーフタイムショーが行われたのは、W杯96年の歴史で初めて。
  • 韓国代表は1次リーグで敗退し、48カ国中34位。自国W杯史上で最低の順位に終わっており、決勝のピッチに立った韓国人はBTSの7人だけだった。
  • 日本代表は32強でブラジルに1-2で敗れて敗退。BTSは8月1〜2日、同じメットライフ・スタジアムで北米ツアーを行う。

BTS、W杯96年の歴史で初の決勝ハーフタイムショーに立つ

2026 FIFAワールドカップ北中米大会の決勝、スペイン対アルゼンチン戦のハーフタイムに、BTSの7人がピッチの中央に出てきた。現地時間7月19日、米ニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアム。観客は8万人を超えていた。

W杯の決勝でハーフタイムショーが組まれたのは、1930年の第1回大会から数えて96年で初めてになる。FIFAがスーパーボウルのハーフタイムショーを意識して仕掛けた企画で、全体の演出はコールドプレイのクリス・マーティンが担当した。出演はBTSのほかマドンナ、シャキーラ、ジャスティン・ビーバー、バーナ・ボーイ、指揮者のグスターボ・ドゥダメルとニューヨーク・フィル、そしてマペッツ。11分のメガミックス構成だった。

BTSが歌ったのは2020年のヒット曲「Dynamite」。歌詞はサッカー仕様に差し替えられていて、「King Kong, kick the ball」「Ice tea, and a game of football」といったフレーズが入っていた。ステージ中央には地球をかたどった「アースボール」の映像が広がっていた。ショーの終盤にはもう一度出てきて、コールドプレイが今大会のために書いた「We Dance」を他の出演者と一緒に歌っている。

ニュースピム報道:衣装には「赤い悪魔」を思わせるディテールが入っていた

元ネタ방탄소년단, 월드컵 하프타임 쇼서 ‘다이너마이트’ 열창…”꿈 꾼 기분”(ニュースピム / 2026年7月20日)

붉은악마가 연상되는 디테일을 더한 의상이 눈길을 끌었다.

「赤い悪魔(붉은악마)を思わせるディテールを足した衣装が目を引いた」という一文だ。赤い悪魔は韓国代表のサポーター集団の名前で、2002年の日韓大会以降、韓国では代表応援そのものの代名詞になっている。赤と黒を基調にした7人の衣装に、韓国メディアはその読みを当てた。

所属事務所のビッグヒット・ミュージックを通じて出したコメントでは、「W杯は子どもの頃から楽しみに見ていた試合で、決勝の初めてのハーフタイムショーに立てて光栄だ」「まるで夢を見た気分」と話している。

韓国代表は48カ国中34位で1次リーグ敗退、決勝のピッチに立った韓国人はBTSだけ

この日の光景が韓国で妙な温度を持ったのには理由がある。韓国代表がこの大会でどこまで行ったかという話だ。

韓国はグループAで1勝2敗の勝ち点3、3位で1次リーグ敗退。48カ国に拡大した今大会では各組3位のうち上位8チームが決勝トーナメントに進めたが、韓国は3位チームの中で10番目だった。勝ち点4で7チームが通過し、最後の1枠は勝ち点3のセネガルが取っている。最終順位は48カ国中34位で、韓国のW杯史で最低の記録になった。監督とサッカー協会への批判は大会中から続いている。

つまり、韓国代表は6月のうちに大会から消えていた。そして7月19日の決勝のピッチに立った韓国人は、代表選手ではなくBTSの7人だけだった。

TheQooの784コメント:「BTSが決勝に行ったからいいか」

韓国の掲示板TheQooでは、ハーフタイムショーの実況スレッドにコメントが784件ついた。この日のHOT板で音楽関連としては突出した数字で、ほかにも「W杯出演のBTSゲッティ画像」「決勝に来たテヒョンのインスタ」など関連スレッドが4本並んだ。

コメント欄で目立ったのは、単純な誇りとも違う、少しねじれた言い回しだった。

  • 「うちも決勝に行った。BTSが全部やってくれるね」
  • 「よくやった。BTSでも決勝に行ったんだから、まあいいか」
  • 「おかげで韓国人が決勝の舞台にも立てた。楽しい」
  • 「私は本当に他グループのファンなんだけど、ジョングクはマジでポップスターみたい。BTSは本当にワールドクラスだわ」

「BTSでも決勝に行ったんだから」という言い方には、代表が34位で終わった直後だという前提が入っている。サッカーで届かなかった場所に、音楽で届いた。そのねじれを笑いながら書き込んでいる、という空気だった。他グループのファンが「今日くらいは個人ファン同士の張り合いはやめよう」と書き込む場面もあった。

同じ掲示板には「戦争している国がラブ&ピース」と冷めた声も並んだ

一方で、ショー全体への評価は割れている。「めちゃくちゃアメリカっぽいとしか思えないW杯ハーフタイムショー」というスレッドには186件のコメントがついた。

投稿主はショーの流れをこう要約している。マドンナが出てきてクラブを開店させ、BTSが「Dynamite」をぶちかまし(ただしBTSはよかった、と本文にわざわざ書いてある)、テッド・ラッソのおじさんが突然出てきて、ジャスティン・ビーバーがギターを持って「ハレルヤ」を歌い、最後にシャキーラと全員がぞろぞろ出てきて「ピース、ラブ」と叫んで終わった、と。

そこに続くコメントが辛口だった。「戦争している国がラブって、よく言うわ」「W杯の最中にも戦争を起こしている開催国のメッセージがラブ&ピース。偽善的だ」といった書き込みが並ぶ。逆に出演者の並びを地理で読み解いてみせる書き込みもあった。「北中米W杯だから。アメリカ代表マドンナ、カナダ代表ビーバー、中南米はカトリックが主だからハレルヤを一発、メキシコ代表テッド・ラッソ、ラテンポップの最高峰シャキーラ、そして世界的スターのBTS」という具合だ。

BTSだけは、この冷めた読みの中でも例外として扱われていた。ショーの構造には白けても、自国のグループのステージは別枠で褒める。その線引きがはっきり見える板だった。

日本代表は32強でブラジルに敗退、日本のファンが見ていたのは同じ中継だった

日本にとっても他人事ではない中継だった。日本代表はグループFを1勝2分の2位で通過し、32強でブラジルと当たっている。1-2で敗れたが、決勝点はマルチネッリが後半アディショナルタイム6分に決めたもので、延長に入る寸前まで日本がリードを保っていた試合だった。日本は決勝トーナメントの試合をまだ一度も勝てていない。

韓国が1次リーグで消え、日本が32強で消え、そして決勝のハーフタイムに韓国のグループが立った。日本のK-popファンにとっては、W杯という自国も参加している舞台の中心にBTSが出てくる、という経験になる。BTSは7月18日にパリのスタッド・ド・フランスで「ARIRANG」ヨーロッパツアーを終えたばかりで、マドリード、ブリュッセル、ロンドン、ミュンヘン、パリの5都市10公演で約71万7000人を動員している。北米ツアーは8月1〜2日、今回と同じメットライフ・スタジアムだ。

なお、今回のハーフタイムショーの座組み自体は5月の発表段階から日本で議論になっていた。ハーフタイム全体が約25分に延びる見通しが、国際サッカー評議会の定める15分の上限と食い違うという指摘で、当時は日本のサッカー系媒体と音楽系媒体で論調が割れていた(関連記事)。実際に行われたショーは11分のステージ構成に収まっている。

代表チームの成績とは別の回路で、韓国の名前が決勝の真ん中に出た

W杯は国別対抗戦で、そこでの序列は試合結果で決まる。韓国はその序列で48カ国中34位だった。ところが同じ大会の決勝で、世界に一番長く映る11分間の中心にいたのは韓国のグループだった。

TheQooの「BTSでも決勝に行ったんだからいいか」という一行は、そのふたつの回路が別々に動いていることを、韓国のネットが自分で言い当てた瞬間でもある。開会式ではBLACKPINKのリサがK-popの女性グループとして初めてソロステージに立っており(関連記事)、今大会は開会式と決勝の両端をK-popが挟んだ形になった。代表が最低順位で終わった年に、である。

TheQooには、ハーフタイムショー後にBTSのGoogle検索量が今年のカムバック時の2倍以上に跳ねたという投稿も回っていた。数字の出どころはX上の集計で公式発表ではないが、板の関心がどこに向いたかはよくわかる。8月1〜2日の北米ツアーは、同じスタジアムでその関心を受け取ることになる。

編集部
Velleity Note 編集部
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