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【アメリカ】サルゲッチュ新作、『ソニックマニア』開発元が制作中と海外報道。2011年から眠るソニーの名作

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
公開
最終更新
現地の一次ソースで確認 約6分で読めます
【アメリカ】サルゲッチュ新作、『ソニックマニア』開発元が制作中と海外報道。2011年から眠るソニーの名作

3行サマリー

  • 英VGCが2026年10月7日、『ソニックマニア』のEvening Starがサルゲッチュ(海外名Ape Escape)の新作を作っていると報じました。
  • シリーズは1999年にPlayStationで始まり、新作は2011年のPS3用『PlayStation Move Ape Escape』が最後です。
  • Reddit r/Gamesの該当スレッドは898ポイント・コメント146件。ソニーは公式にはコメントしていません。

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『ソニックマニア』のEvening Starがサルゲッチュ新作を制作中とVGCが報道

英ゲームメディアのVideo Games Chronicle(VGC)は10月7日(日本時間)、ソニーのサルゲッチュ(海外名:Ape Escape)の新作が開発中で、制作を担当しているのは『ソニックマニア』(2017年)や『Penny’s Big Breakaway』(2024年)を手がけたEvening Starだと報じました。

きっかけは米ジャーナリストのジェフ・ガーストマン氏が自身のポッドキャスト「The Jeff Gerstmann Show」で語った内容で、VGCは独自の情報源でも同じ話を確認したとしています。報道によると、開発はまだ初期段階で、発売が近い状態ではありません。ガーストマン氏はこの話を1年ほど前から耳にしていたそうです。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは発表しておらず、VGCの問い合わせにも記事公開の時点で回答していません。現時点では報道ベースの情報です。

VGCとNateTheHate氏、別ルートから「サルゲッチュ復活」の話が出た

出典:Sources: Ape Escape revival in the works from Sonic Mania team(Video Games Chronicle / 2026年10月7日)

出典:PlayStation Could Revive Long-Forgotten Franchise with New Installment, Trusted Source Claims(LevelUp / 2026年10月4日)

“some other folks have kind of said that they also heard that Ape Escape is being made.”(ガーストマン氏の発言、VGCより)

VGCの報道の3日前には、任天堂関連のリークで知られるNateTheHate氏が、ソニーがシリーズの復活を計画していると掲示板ResetEraで示唆していたと、メキシコのゲームメディアLevelUpが伝えていました。同氏は『アストロボット』のTeam Asobiは関わっていないとしています。

ただし、両者の話は細部で食い違っています。LevelUpによると、NateTheHate氏は「バンダイナムコのような外部パートナーへの委託ではない」と述べたとされます。一方のVGCは、ソニーが休眠中のシリーズを小規模な外部スタジオに預ける流れの一つとして、Evening Starの名前を挙げました。「新作が動いている」という点は2つの情報で一致していますが、誰が作っているかは確定していません。

2011年から新作が途絶え、開発元のJapan Studioも2021年に再編された

海外のファンがこの報道に強く反応したのは、サルゲッチュが15年近く新作の出ていない「眠ったシリーズ」だったからです。1999年に初代PlayStationで発売された1作目は、デュアルショックの2本のスティックを使ってサルを捕まえる独特の操作で知られ、日本ではピポサルのキャラクターとともに親しまれました。

開発したのはソニー・コンピュータエンタテインメントのJapan Studioです。シリーズはPS2の『サルゲッチュ2』『サルゲッチュ3』などを経て、2011年のPS3用『PlayStation Move Ape Escape』を最後に新作が止まりました。Japan Studioは2021年に組織が再編され、残ったチームがTeam Asobiとして『アストロボット』を作っています。シリーズを生んだ現場が実質的にもう無いので、復活させるなら外部に頼るしかない。ここが今回の話の土台です。

なぜ今なのか。VGCは、ソニーが『みんなのGOLF』をバンダイナムコに任せたように、自社で動かしていないシリーズを外部スタジオに託す方針を取っていると説明しています。同じ記事ではKillzoneの復活にも触れています。過去作をよみがえらせる実績のあるEvening Starの名前が出たことで、海外では「任せる相手として筋が通る」と受け止められました。

Reddit r/Games、898ポイントのスレッドに「一番戻ってきてほしいシリーズ」の声

Reddit最大級のゲーム板r/Gamesでは、VGCの記事を紹介したスレッドが898ポイント、コメント146件を集めました(10月8日13時時点で編集部が確認)。上位のコメントはほぼ歓迎一色で、15年分の待ちわびた気持ちがそのまま出ている印象でした。

  • 最も支持を集めたコメント(213ポイント)は「本当なら本当にうれしい。1と2は音楽もステージ設計も最高の、気楽に遊べる好きなゲームだ」というものでした。
  • 「いろんなシリーズの復活を望む声があるけど、一番戻ってきてほしいのはこれ。操作の作りが独特すぎて、いまだに似たゲームが出ていないのが不思議」という声もあります。
  • 「最近初めて1作目を遊んで、なんでもう作られていないのかと思った」と、新しく遊んだ人の声も目立ちました。
  • 「『アストロボット』のおかげで3Dアクションの土壌はできた。あとは寺田創一さんに音楽をお願いしたい」と、日本人作曲家の名前を挙げるコメントもありました。

開発元についても好意的な反応が多く、「『ソニックマニア』は名作の続きとして最高の出来だった。それを考えると期待できる」という意見が見られました。一方で『Penny’s Big Breakaway』の評価を尋ねる書き込みもあり、Evening Starの手腕を確かめたいという空気もあります。

日本生まれのサルゲッチュ、復活の鍵は海外スタジオが握る

今回の報道で日本のファンが押さえておきたいのは、日本で生まれたシリーズの続きが、海外のスタジオの手で作られる可能性が高いという点です。Japan Studioが再編された今、ソニーが社内で同じ体制を組み直すのは現実的ではありません。過去作の手触りを再現することに定評のあるスタジオに預けるのは、ファンにとって悪くない選択です。

海外のコメントでも、寺田創一さんの音楽や初代の操作感といった日本版の要素を求める声が目立ちました。新作が出るなら、評価を分けるのは「サルゲッチュらしさ」をどこまで残せるかでしょう。個人的には、寺田さんの音楽が戻ってくるかどうかに一番注目しています。

正式発表はまだ。サルゲッチュ新作の今後はソニーの次の発表待ち

現時点で確かなのは、VGCとNateTheHate氏という別々の情報源から、新作が動いているという話が出たことだけです。開発元・対応機種・発売時期は何も発表されておらず、開発はまだ初期段階とされています。ソニーが次の発表イベントでシリーズに触れるかどうかが、最初の確認ポイントになります。Velleity Noteでは公式発表があり次第、続報をお伝えします。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。