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【韓国】ネクソンの『ブルーアーカイブ』、日本版ガチャで200回ピックアップ確定へ。発表3日で適用、日本のファンは賛否

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【韓国】ネクソンの『ブルーアーカイブ』、日本版ガチャで200回ピックアップ確定へ。発表3日で適用、日本のファンは賛否

3行サマリー

  • ネクソンゲームズの『ブルーアーカイブ』日本版が、7月29日のメンテナンス後に募集(ガチャ)システムを刷新します
  • 100回で星3が確定し、200回でピックアップキャラクターが確定。ただしピックアップを引いた時点で呼び出しポイントはリセットされます
  • 発表は7月26日の5.5周年生放送。告知から適用まで3日しかなく、日本のプレイヤーの受け止めが割れています

ブルーアーカイブ日本版、7月29日のメンテ後に募集システムを入れ替える

ネクソンゲームズが開発し、日本ではYostarが運営するスマートフォン向けRPG『ブルーアーカイブ』。その日本版で、キャラクターを獲得する「募集」の仕組みが7月29日のメンテナンス後に大きく変わります。発表があったのは7月26日、サービス5.5周年を記念して配信された生放送でのことでした。

変更の柱は3つです。これまでの「呼び出しポイント」が廃止されて「呼び出しチャージ」に置き換わること。100回の募集で星3キャラクターが確定し、そのうち半分の確率でピックアップ対象が出る、いわゆる仮天井が入ること。そして200回でピックアップキャラクターが必ず手に入る一方、引き当てた時点でポイントがリセットされること。あわせて、募集回数に応じた特典も新設されます。

出典:インサイトコリアは「100ポイントで星3、200ポイントでピックアップ確定」と報じた

出典넥슨 블루 아카이브 BM 개편 논란…서브컬처 프로젝트에 찬물?(インサイトコリア / 2026年7月27日)

出典『ブルーアーカイブ』公式ニュース(Yostar)

블루 아카이브 운영진은 26일 서비스 5.5주년을 맞아 방송을 진행하며 BM 시스템 개편을 발표했다.(ブルーアーカイブの運営陣は26日、サービス5.5周年を迎えて放送を行い、収益モデルの改編を発表した)

ポイントのリセットが入ったことで、プレイヤーの計算式が変わった

今回の変更が議論を呼んでいるのは、有利とも不利とも一言で言い切れないからです。200回で確実に手に入るという条件だけを見れば、目当てのキャラクターに手が届くまでの上限は読みやすくなります。一方で、引き当てた瞬間にポイントがゼロに戻るため、これまでのように積み上げたぶんを次のピックアップへ持ち越す遊び方は成立しなくなります。

特に反応が大きかったのが、ピックアップが2人同時に開催される「ダブルピックアップ」での扱いでした。従来はポイントを蓄積しながら2人ともを狙えたのに対し、リセットが入ると片方を引いた時点で計算がやり直しになります。Yahoo!リアルタイム検索がまとめたSNSの投稿では、この点に触れたものだけで2,545件が集まりました。募集の副産物として得られる「キーストーンの欠片」が手に入りにくくなるのではないか、という指摘も出ています。

韓国メディアは「7時間の放送で説明は3〜4分」と伝え方を問題視している

韓国側の報道は、変更内容そのものより伝え方に焦点を当てています。インサイトコリアは、5.5周年の生放送が7時間を超えた一方で、募集システムの説明にあてられたのは約3〜4分にとどまり、従来との比較資料もほとんど示されなかったと報じています。同紙が引用したコミュニティの反応には「グッズ紹介よりシステム説明のほうが短かった」「保険の約款を読み上げるように流された」といった声が並びました。

同紙はまた、キム・ヨンハ総括プロデューサーが放送後の27日未明、変更を擁護する日本人ユーザーの投稿をシェアしたことについて、開発責任者が自ら説明する代わりに一部ユーザーの分析を共有した対応だという指摘が出ていると伝えています。この点は同紙の報道にもとづくもので、本人からの説明は記事執筆時点では確認できていません。

ネクソンゲームズは同紙の取材に「先生(ユーザー)たちの意見を詳細にモニタリングしている」「運営会社と協力して最善を尽くす」と回答しました。韓国のゲームメディア「インベン」によると、Yostarは利用者からの問い合わせに対し、開発会社と長期間にわたって意見を交換したうえで導入に至ったものだと説明し、寄せられた声は改めて開発側へ伝えると答えています。

日本のプレイヤーは「改悪寄り」と「仮天井は助かる」で割れている

日本側の受け止めは、批判一色ではありませんでした。攻略メディア「神ゲー攻略」のブルーアーカイブ攻略班(@BlueArchive_kg2)は「現時点の仕様を見る限りは改悪寄りですが、募集回数特典次第ではまだ立て直せる可能性があります」と投稿し、476件のいいねを集めました。具体的には、200回でピックアップキャラクターの確定交換チケットのようなものが用意されれば、現行より不利にはならないという見立てです。

一方で「100回で星3が早く出るのは嬉しい」と歓迎する投稿も相当数あり、SNS上では賛否が入り混じったまま推移しています。同じ日には水着姿の新キャラクター実装やローソンとのコラボ発表を喜ぶ投稿も並んでおり、5.5周年そのものへの熱量は落ちていないように見えました。数字を自分で計算し直して損得を確かめようとするプレイヤーが多かったことも、このタイトルらしい光景だったと感じます。

売上の柱である日本市場の反応が、ネクソンの次のサブカル新作を左右する

『ブルーアーカイブ』は韓国の企業がつくり、日本のプレイヤーに支えられて育ったタイトルです。だからこそ今回の一件は、日本と韓国のどちらか一方の話では終わりません。韓国メディアが心配しているのは収益モデルの中身よりも、開発陣が前に出て説明してきたという同作の強みが揺らぐことのほうでした。同じプロデューサーが率いる次のサブカル新作にも影響しかねない、という見方まで出ています。

仕様が実際に動きだすのは7月29日です。数字の上で得か損かは、その日から各自のプレイで確かめられます。ただ、今回いちばん問われているのは確率の設計ではなく、お金の使い方に直結する変更をどう伝えるかという姿勢のほうだと受け止めました。日本のプレイヤーが売上の中心にいる以上、次に説明の場を設けるかどうかが、この作品の信頼をつなぎ留める分かれ目になります。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。