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【世界】任天堂スイッチ2、TVモードでVRR(可変リフレッシュレート)に対応。発売15か月後、使えるソフトは『ひみつ展』1本だけ

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【世界】任天堂スイッチ2、TVモードでVRR(可変リフレッシュレート)に対応。発売15か月後、使えるソフトは『ひみつ展』1本だけ

3行サマリー

  • 任天堂が9月10日、Nintendo Switch 2 のシステムバージョン23.0.0を配信しました。TVモード中のVRR出力に対応し、有効にするにはドックの更新も必要です。
  • 2025年6月5日の発売から15か月。それまでVRRが効いていたのは本体の画面だけでした。
  • 海外掲示板 r/NintendoSwitch2 では実機で試した報告に1,011票。同じ週の首位だった『ゼルダの伝説 時のオカリナ』Switch 2版の8,090票の8分の1です(2026年9月12日14時20分JST時点の観測値)。

任天堂が9月10日、Switch 2のTVモードでVRR出力を解禁した

任天堂は2026年9月10日、Nintendo Switch 2 のシステムバージョン23.0.0を配信しました。更新内容の中に「TVモード中のVRR出力に対応しました」の1行があります。ソフトとテレビの両方が対応しているとき、ゲームの処理に合わせたリフレッシュレートで映像を出すようになります。

VRR(可変リフレッシュレート)は、画面の書き換え回数をゲーム側の処理速度に合わせる仕組みです。処理が重くなって描画が間に合わない場面でも、画面の横割れやカクつきが目立ちにくくなります。

条件は3つ。ソフトが対応していること、テレビが対応していること、そしてNintendo Switch 2 ドック自体を更新することです。3つ目は見落としやすく、任天堂も更新内容の中に注意書きとして残しています。設定には「ディスプレイ」→「VRRの設定」が新しく加わり、「ドックの出力情報」は「映像出力情報」に名前が変わりました。

任天堂サポートの更新内容は、ドックの更新が必要だと明記している

出典本体を更新する|Nintendo Switch 2 サポート(任天堂 / 2026年9月10日)

出典Switch2の本体アップデート「バージョン23.0.0」配信開始。TVモードでVRR出力に対応(GAME Watch / 2026年9月10日)

TVモード中のVRR出力に対応しました。ソフトとテレビの両方が対応しているときに、ゲームの処理に合わせたリフレッシュレートで映像を出力します。

23.0.0には、Switch 2 同士の「まるごと転送」、MiiをQRコードで渡せる機能、Mii編集画面のBGM復活、携帯モードブーストをクイック設定で切り替える項目も入っています。それでも海外で話の中心になったのは、VRRの1行でした。

発売から15か月、VRRが効くのは本体の画面だけだった

Switch 2 の発売日は2025年6月5日。そこから9月10日までちょうど15か月あります。この間、VRRが働いていたのは本体に付いている画面だけで、テレビにつなぐと固定のリフレッシュレートに戻っていました。携帯モードでは滑らかに見えたゲームが、ドックに差した途端に引っかかって見える。その差に気づいていた人にとっては、待たされた15か月でした。

海外掲示板では、この15か月がそのまま話の種になっています。r/NintendoSwitch2 に立った「ハードの制約でTVモードのVRRは絶対に無理だと言われていたのを覚えているか」というスレッドには332票と109件のコメントが付き、支持率は91%でした。無理だという見立てが、更新1本で覆ったかたちです。

Digital Foundryの実機検証:60Hz時は40〜60Hzで、PS5の48〜60Hzより広い

技術検証で知られるDigital Foundryのジョン・リンネマン氏は、9月10日にBlueskyで実機の検証結果を出しています。120Hzモードでは完全なLFC(低フレームレート補償)に対応し、60Hzモードでは40〜60Hzの範囲でVRRが働く。同氏はこの範囲をXboxと同じで、PS5の48〜60Hzより広いと書いています。投稿には485件のいいねと63件のリポスト、23件の返信が付いていました(2026年9月12日14時20分JST時点)。

下限が40Hzか48Hzかは、見た目の数字より効き方に差が出ます。重い場面でフレームレートが40台まで落ちたとき、下限が48Hzの機種ではVRRの範囲から外れてしまう。40Hzまで追従できるなら、その落ち込みを拾えます。Switch 2 は携帯機の中身でテレビ出力までこなす機種なので、重い場面で下に振れやすい。範囲の下限が広いことは、この機種の性格に合っています。

落ち込みの実測値で言えば、スイッチ2版『エルデンリング』を30〜35fpsと測った検証がわかりやすい例です。掲示板でも「更新してすぐ『エルデンリング』の重い場所を試した」という書き込みに206票が集まっていました。

使えるのは990円の『ひみつ展』1本だけで、掲示板は対応待ちの列になった

ただし、いまTVモードのVRRが実際に効くソフトはほとんどありません。リンネマン氏は「ゲーム側にパッチが必要で、現時点で対応しているのは『ひみつ展』だけ」と書いています。『Nintendo Switch 2 のひみつ展』は本体と同じ2025年6月5日に配信された990円のガイドソフトで、本体の仕組みを体験しながら学ぶ内容です。掲示板には、この『ひみつ展』がVer.1.1.0で「VRRスライダー」の技術デモを追加したと伝えるスレッド(154票/49コメント/支持率98%・9月10日16時台JST投稿)も立っています。

「VRR対応ソフトの一覧」というスレッドは、本文が1行しかありません。公式に対応しているのは『ひみつ展』の1本だけ、という内容です。260票と125件のコメントが付き、支持率は96%。最上位のコメント(82票)は「更新に合わせたソフト側のパッチが1本も用意されていないのが意外だ。大手の開発元や販売元には事前に伝えていてもおかしくないのに」という趣旨でした。ほかにも「PS5 Proのパッチのときのように、開発元が戻ってきて対応してくれることを期待したい」(24票)、「Switch 2 版の『ゼノブレイド』3本に来てほしい」(24票)という希望が並びます。eShopのソフトページにVRR対応の表記が並ぶようになったと報告するスレッドには271票が付き、支持率は97%でした。

反応は歓迎一色ではありません。「LGのテレビのオーバーレイで見ると『ひみつ展』は120fpsを出していない」というスレッドは206票と120件のコメントを集めたのに、支持率は81%まで落ちています。数字の読み方で意見が割れた跡が、この支持率に出ています。機能への歓迎と、対応ソフトが増えるかどうかへの不安。同じ場所に両方が並んでいました。

同じ週のゼルダ発表の8分の1という票数が、この機能のいまの位置だ

r/NintendoSwitch2 でVRR関連の最上位は「TVモードのVRRが実際に動いている。よく効いている」で、1,011票と256件のコメント、支持率99%。一方、同じ1週間の首位は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』Switch 2版の11月5日発売を伝えるスレッドで8,090票でした(いずれも2026年9月12日14時20分JST時点の観測値)。VRRはその8分の1です。

15か月待った機能が、発売日1本の発表に8倍の差で負けている。その並びに、この更新の温度がそのまま出ています。土台が用意されただけで、遊ぶ人が違いを感じ取れるのは手持ちのソフトにパッチが降りてからです。日本のユーザーがいますぐできるのは、テレビ側のVRR設定を確かめて、ドックの更新を済ませておくこと。そこまでやっておけば、パッチが来た日に何もしなくても効きます。個人的には、携帯モードでVRRが効いている作品ほどパッチは出しやすいはずだと受け止めました。開発元がどれだけ戻ってきてくれるか、ここからが本番です。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

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