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【世界】フロム・ソフトウェアのエルデンリング、スイッチ2版のフレームレートは実測30〜35fps。関心が跳ねたのは日本語圏だった

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【世界】フロム・ソフトウェアのエルデンリング、スイッチ2版のフレームレートは実測30〜35fps。関心が跳ねたのは日本語圏だった

3行サマリー

  • 英国の技術検証チーム Digital Foundry の計測では、Switch 2版『ELDEN RING TARNISHED EDITION』のフレームレート上限は40fps。ただし実際に遊んでいる間は据置でも携帯でも30〜35fpsに落ち着くと報告されました。
  • 日本語版ウィキペディア「ELDEN RING」の閲覧数は、発売日の8月28日に1,557回。発売前7日平均499.9回の3.11倍でした(2026年9月8日にWikimedia Pageviews APIで取得)。
  • 英語版は同じ期間の最大が4,289回で発売前平均の1.33倍にとどまり、9月7日には2,947回と発売前の水準を割りました(同上)。

Seriesエルデンリング Switch 2版全4本

『エルデンリング』Switch 2版(Tarnished Edition)の8月28日発売に向けた海外の評価と売れ行き。

  1. 2026/8/20【アメリカ】フロム・ソフトウェアのエルデンリング、Switch 2版は8月28日発売。日本の先行プレイ記事は「快適」、それを読んだ海外メディアの評価は割れた
  2. 2026/8/25【アメリカ】フロム・ソフトウェアのエルデンリング、発売3日前で任天堂ストアの売れ筋2位。日本も同じ2位で1位は別の新作
  3. 2026/8/27【アメリカ】フロム・ソフトウェアのエルデンリング、Switch 2版のレビューは29媒体の平均88点。最低点も8点で、推奨率は100%だった
  4. 2026/9/8【世界】フロム・ソフトウェアのエルデンリング、スイッチ2版のフレームレートは実測30〜35fps。関心が跳ねたのは日本語圏だった(この記事)

40fpsという上限に対し、実際に遊ぶ時間帯は30〜35fpsだった

フロム・ソフトウェアの『ELDEN RING TARNISHED EDITION』は、2026年8月28日にNintendo Switch 2で発売されました。2025年10月に「性能調整のための時間を確保する」として発売を延期したタイトルです。その時間が何に効いたのかを、英国の技術検証チーム Digital Foundry が数字で示しました。

同チームの検証では、フレームレートの上限は40fpsに設定されています。ただし同チームは、その40fpsは長く遊び続けられる水準ではないとして、据置では30〜35fpsに落ち着く時間のほうが長く、携帯モードもほぼ同じ帯だと計測しました。読み込み時間については前世代機より大幅に速く、Xbox Series Sよりもわずかに速いと報告しています。

数字だけ並べると物足りなく見えます。けれども同チームが強調しているのは、そこではありませんでした。

Digital Foundry「PS4の機能一式を、より良いフレームレートで受け取れる」

出典Switch 2 Elden Ring: PS4 Visuals, Improved Frame-Rate and Faster Loading Times(Digital Foundry / 2026年9月5日)

出典Video: Digital Foundry Delivers Its Tech Review For Elden Ring On Switch 2(Nintendo Life / 2026年9月5日)

you are broadly getting the PS4 feature set with improved frame-rates

「PS4の機能一式を、より良いフレームレートで受け取れる」という一文です。同チームは発売延期についても、最終版の品質にきわめて有益だったと評価しました。今回の検証は、性能が足りないという指摘ではなく、遅らせた分だけ仕上がったという判定でした。

画質モードの切り替えはなく、解像度は据置720p〜1080p・携帯432p〜864pで動く

Switch 2版には画質優先や性能優先といった切り替えがありません。Digital Foundry は、起動した時点で見た目の設定が固定されると説明しています。プレイヤーが調整する余地がない代わりに、どの環境でも同じ挙動になる作りです。

解像度は場面に応じて動きます。据置では720pから1080pの範囲、携帯では432pから864pの範囲だと同チームは計測しました。リムグレイブのような開けた場所では上限の1080pをおおむね保てるそうです。携帯モードでは草木の密度や影、映り込みの質が下げられています。

ここは受け取り方が割れるところだと感じます。据置機の最新世代と並べれば見劣りしますが、同じ画面を手に持って歩けるという点は、解像度の数字には出てきません。

8月の先行プレイ記事の「快適」に、実測はどこまで追いついたのか

発売前の8月、日本の先行プレイ記事が「快適」と書いたことに対して、海外メディアの評価は割れていました(【アメリカ】フロム・ソフトウェアのエルデンリング、Switch 2版は8月28日発売。日本の先行プレイ記事は「快適」、それを読んだ海外メディアの評価は割れた)。まだ誰も自分の手で実機を触れない段階だったからです。

発売後のレビューは29媒体の平均88点で着地し、推奨率は100%でした(【アメリカ】フロム・ソフトウェアのエルデンリング、Switch 2版のレビューは29媒体の平均88点。最低点も8点で、推奨率は100%だった)。今回の Digital Foundry の計測は、その点数の中身を初めて数字で開いたことになります。40fpsの看板を掲げながら実際は30〜35fpsという結果は、「快適」と「不安」の両方を部分的に裏づけました。先行プレイ記事が伝えていた快適さの中身は、フレームレートの高さではなく、読み込みの速さと携帯モードでの見た目の安定だったと読めます。

日本語版ウィキペディアの閲覧は発売日に3.11倍、英語版は1.33倍で止まった

この移植版が誰に刺さったのかを知りたくて、Wikimedia Pageviews API で「ELDEN RING」の閲覧数を自分で取りました(2026年9月8日15時台・日本時間に取得)。

期間日本語版英語版
発売前7日平均(8月20日〜8月26日)499.9回/日3,231.1回/日
ピーク1,557回(8月28日)4,289回(8月27日)
ピークの倍率3.11倍1.33倍
9月7日971回(発売前の1.94倍)2,947回(発売前の0.91倍)

英語版は発売週に1.33倍まで上がったあと、10日後には発売前を下回りました。日本語版は10日たっても発売前のほぼ2倍を保っています。Switch 2版をきっかけにこの作品を調べ直した人は、英語圏より日本語圏に多く残っているということです。

フロム・ソフトウェアの作品が、任天堂の携帯機で遊べるようになった。この2つが重なる意味は、日本語圏の読者にとってのほうが大きかったのだと思います。数字を見て、そこは腑に落ちました。

40fpsの看板より、30〜35fpsで動き続けている事実のほうを見たい

今回分かったのは、Switch 2版がPS4相当の作りを、より速い読み込みと携帯モードつきで届けているということです。上限の40fpsは維持されず、実際は30〜35fps。ここを不足と読むか、持ち歩ける代償と読むかで評価は変わります。

ただ、日本語版ウィキペディアの閲覧が10日たっても発売前の2倍で踏みとどまっている以上、日本の読者はすでに後者を選んでいます。フレームレートの数字は、購入をためらう理由になっていません。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。