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【韓国】累計5億回のウェブトゥーン『盗掘王』、7月8日フジテレビでアニメ放送開始。声優は細谷佳正・早見沙織、主題歌はK-POPのQWER

編集部
Velleity Note 編集部Overseas Reception, Read Straight
公開 2026/07/13
最終更新 2026/07/13
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【韓国】累計5億回のウェブトゥーン『盗掘王』、7月8日フジテレビでアニメ放送開始。声優は細谷佳正・早見沙織、主題歌はK-POPのQWER

3行サマリー

  • 韓国の人気ウェブトゥーン『盗掘王』(グローバル累計閲覧数5億回超)が、2026年7月8日からフジテレビなどでテレビアニメとして放送に入った。
  • アニメを作ったのは韓国のSTUDIO EEK。日本語吹き替えは細谷佳正・早見沙織・諏訪部順一ら、主題歌は韓国の4人組バンドQWERが初の日本語曲で担った。
  • この作品は日本のピッコマで2020年から2023年まで配信されていた。韓国発のアニメが、日本の声優とK-POPで固められて日本の深夜帯へ戻ってきた形になる。

韓国発ウェブトゥーン『盗掘王』、7月8日にフジテレビでアニメ放送が始まった

韓国のウェブトゥーン『盗掘王』(Tomb Raider King)が、2026年7月8日からテレビアニメになった。フジテレビの深夜アニメ枠「B8station」で毎週水曜25時15分から流れるほか、関西テレビが7月9日、東海テレビが7月13日、BSフジと北海道文化放送が7月14日から順に放送に入る。世界各地に突然あらわれた「墓」と、その中に眠る異能力の源「遺物」を奪い合う異能力バトルが物語の軸だ。雇い主に裏切られて死にかけた主人公が15年前に巻き戻り、未来の知識を武器に復讐へ向かう。

角川の発表:韓国スタジオ制作、日本語吹き替えとQWER主題歌で日本向けに投入

元ネタTVアニメ『盗掘王』公式サイト(KADOKAWA / 2026年7月放送開始)ほか、Anime News Networkの報道。

The Tomb Raider King webtoon will get a Korean-animated adaptation that will air in Japan with a Japanese dub starting in July on Fuji TV and Kansai TV.

原作の作画は3B2S、ストーリーはREDICE STUDIOのYuns、もとになった小説はSAN.Gが手がけた。アニメの制作は韓国のSTUDIO EEKで、監督は禹承旭(ウ・スンウク)。つまり絵から演出まで韓国側が作った作品だが、放送の入り口は日本のテレビ局になっている。

累計5億回・ピッコマ人気作、韓国制作アニメが日本の深夜帯へ逆上陸した

『盗掘王』はグローバルの累計閲覧数が5億回を超えたヒット作だ。日本では電子コミックアプリ「ピッコマ」で2020年1月3日から2023年6月30日まで配信され、縦スクロールで読む韓国式マンガの代表格として名前が知られていた。単行本もIze Pressから紙で出ており、原作小説の英語版はTapasなどで読める。数年かけて日本の読者になじんだIPが、今度はアニメとして戻ってきたことになる。

ここ数年、韓国ウェブトゥーンのアニメ化は『俺だけレベルアップな件』のように「韓国原作を日本のスタジオがアニメにする」形が主流だった。『盗掘王』はその逆で、韓国のスタジオが作ったアニメを、日本のテレビ局が自国の深夜枠で流す。制作の主導権が韓国側にあるまま日本市場へ入ってくる点が、これまでとは少し違う。

日本人声優の豪華布陣とQWER初の日本語曲が示す「日本仕様化」

日本語吹き替えの顔ぶれは厚い。主人公の剛力遼河(原作のソ・ジュホンにあたる日本語名)を細谷佳正、ヒロインのアイリーン・ホルトンを早見沙織、大河原泰成を諏訪部順一が演じ、入野自由や岡本信彦、甲斐田裕子も名を連ねる。韓国発の作品にこれだけの布陣を組む時点で、日本市場を主戦場と見ていることがうかがえる。

主題歌も象徴的だ。オープニング「SHOW DOWN」とエンディング「To Be Continued」を歌うのは、韓国の4人組ガールズバンドQWER。YouTube企画から生まれ、2023年10月に「Discord」でデビューしたバンドで、今回がアニメタイアップも日本語曲も初めてになる。韓国のバンドが日本語で歌い、韓国のアニメの主題歌で日本デビューを飾る。作品そのものが、韓国と日本をつなぐ役割を担っている。

ウェブトゥーンの日本受容は「翻訳」から「共同制作」の段階に入った

『盗掘王』の日本上陸で見えてくるのは、韓国コンテンツの入り方が変わってきたことだ。かつては現地作品を日本語に訳して配信すれば十分だった。いまは韓国側が制作を握ったまま、日本の声優・音楽・放送枠をそろえて「日本の視聴者が違和感なく観られる形」で届けてくる。翻訳の段階を越えて、日本市場を最初から計算に入れた作り込みに移っている。ピッコマで数年かけて読者を集めたIPを、韓国制作のアニメとして戻す。今回の動きは、その流れがはっきり形になった例だ。日本のアニメファンにとっては、隣国発の作品が自国の深夜帯で当たり前に並ぶ時代の入り口になりそうだ。

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