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【世界15カ国】SNKのライセンスを受けたJOYMAKERのカードRPG『KOF: Legend』、App Store無料ゲームは11月4日に台湾など3カ国・地域で1位。SNKを買収したサウジ皇太子のお膝元では配信されていない

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【世界15カ国】SNKのライセンスを受けたJOYMAKERのカードRPG『KOF: Legend』、App Store無料ゲームは11月4日に台湾など3カ国・地域で1位。SNKを買収したサウジ皇太子のお膝元では配信されていない

3行サマリー

  • 当サイトの日次記録では、『KOF: Legend』はApp Storeの無料ゲームランキングで、配信予定日と報じられた11月4日に台湾・シンガポール・タイの3カ国・地域で1位でした。
  • Google Playの無料ダウンロードランキングでは日を追って順位が上がり、台湾は24位から2位、香港は35位から2位になりました(11月6日)。
  • 日本・韓国・米国など残る10カ国・地域では、3日間ともどのランキングの観測範囲にも入っていません。SNKを持つ財団の母国サウジアラビアでは、11月6日時点で両方のストアとも配信されていません。

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『KOF: Legend』は、SNKから『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のライセンスを受けたJOYMAKERが提供するスマートフォン向けのカードRPGです。SNK自身が配信する作品ではありません。この作品は、gachagoによると、2026年11月4日に台湾・香港・東南アジアで配信予定と発表されました。当サイトが毎日記録している15カ国・地域のアプリ順位を見ると、App StoreとGoogle Playで順位の動きが逆でした。11月4日から6日までの観測では、App Storeは初日の順位が最も高いか横ばいで、Google Playは記録された順位が日を追って上がっています。

App Store無料ゲームは11月4日に3カ国・地域で1位、Google Play無料ダウンロードは6日に台湾・香港で2位

App Storeの無料ゲームで台湾・シンガポール・タイが1位だったのは、3カ国・地域とも11月4日だけです。香港は3日間とも2位です。同じ5カ国・地域のGoogle Play無料ダウンロードでは、11月6日の順位が3日間で最も高くなっています。

以下の2表は、2026年11月4日から6日までの3日間の観測値です。最新日は11月6日で、最高位や1位の日数もこの期間に限ります。

国・地域App Store無料ゲームで1位だった日数App Store無料ゲームの最新日の順位Google Play無料ダウンロードの最新日の順位Google Play売上の期間内最高位(最新日も同順位)
台湾1日(11月4日)3位2位115位
香港0日(最高2位)2位2位88位
シンガポール1日(11月4日)5位3位85位
タイ1日(11月4日)7位10位75位
インドネシア0日(最高2位)18位55位94位

日別の順位は次のとおりです。空欄は、その日の観測範囲(Google Playは200位まで、App Storeのゲームは25位まで)に入っていなかったことを示します。

国・地域ランキング11月4日11月5日11月6日
台湾App Store無料ゲーム1位2位3位
台湾Google Play無料ダウンロード24位5位2位
台湾Google Play売上115位
香港App Store無料ゲーム2位2位2位
香港Google Play無料ダウンロード35位4位2位
香港Google Play売上196位88位
シンガポールApp Store無料ゲーム1位4位5位
シンガポールGoogle Play無料ダウンロード62位10位3位
シンガポールGoogle Play売上160位85位
タイApp Store無料ゲーム1位2位7位
タイGoogle Play無料ダウンロード30位10位
タイGoogle Play売上128位75位
インドネシアApp Store無料ゲーム2位4位18位
インドネシアGoogle Play無料ダウンロード159位55位
インドネシアGoogle Play売上131位94位

15カ国・地域のApp StoreとGoogle Playを毎日1回記録した順位です

この記事の順位は、当サイトの世界のゲームランキング定点観測で集めているデータです。

  • 何を:日本・韓国・米国・台湾・香港・中国・ドイツ・フランス・英国・ブラジル・インド・サウジアラビア・シンガポール・インドネシア・タイの15カ国・地域について、Google Playの無料ダウンロードと売上、App Storeの無料ゲームの各ランキング
  • どこから:App StoreとGoogle Playが公開しているランキング
  • いつ・頻度:日本時間の昼過ぎに毎日1回、その時点の順位を1日1件として保存しています
  • どこまで:Google Playは各200位、App Storeのゲームは各25位まで
  • 限界:1日1回なので日中の変動は取れません。観測範囲の外は「圏外」で、配信していないという意味ではありません。中国はGoogle Playがないため、App Storeだけを見ています

最新の取得日は2026年11月6日です。

日本では11月4日から6日まで、観測対象のランキングに入っていません

KOFシリーズの生まれた日本では、11月4日から6日までの3日間、この作品はどのランキングの観測範囲にも入っていません。韓国・米国・中国・ドイツ・フランス・英国・ブラジル・インドも同じです(サウジアラビアは次の節で扱います)。報じられている配信地域は台湾・香港・マカオと東南アジアで、11月6日に当サイトが調べた時点では、日本のApp Storeにもこの作品は出ていません。日本での配信予定はこの観測では分かりません。

App StoreとGoogle Playの順位の動きがなぜ逆になったのかも、この観測では分かりません。順位は1日1回の記録なので、各ストアの事前登録の扱いや、配信が始まった時刻の違いは見えないためです。分かるのは、5カ国・地域とも、App Storeでは初日の順位がいちばん高いか同じで、Google Playでは3日目の順位がいちばん高かったという事実です。

Google Playの売上ランキングでは、11月5日に香港・シンガポール・タイ・インドネシアで200位以内に入り、11月6日には75位から94位の間まで上がりました。台湾は11月6日に115位で初めて入っています。売上の金額や課金した人数は、順位からは分かりません。

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『KOF: Legend』はJOYMAKER提供の放置系カードRPGです

App Storeの説明文では、『KOF: Legend』はファイターを集めて育てる放置系のカードRPGで、SNKの公式ライセンスを受けた『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のモバイルカードゲームとうたっています。提供元はJOYMAKER GAMES PTE. LTDで、SNKはIPの権利元という立場です。

ゲーム情報サイトのgachagoによると、JOYMAKERは10月27日に配信日を11月4日と発表しました。配信地域は台湾・香港・マカオ・東南アジアです。同サイトは、3Dモデルを使い、最大3人のファイターが同時に戦うゲームで、ストーリーはオロチ編・NESTS編・アッシュ編を扱うと紹介しています。

出典:gachago(2026年10月28日)/App Store(タイ)『KOF: Legend』

SNKはサウジ皇太子の財団傘下の企業に買収されましたが、ライセンス作品の『KOF: Legend』はサウジアラビアでは配信されていません

KOFシリーズを持つ日本の会社SNKについて、AUTOMATONとVGCは2022年4月、株式のほとんどをサウジアラビア側が保有していると報じました。AUTOMATONによると、当時、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の財団(MiSK財団)の傘下にあるElectronic Gaming Development Company(EGDC)が、SNKの株式の96.18%を持っていました。

そのサウジアラビアでは、11月4日から6日までの3日間、『KOF: Legend』はどのランキングの観測範囲にも入っていません。KOFの名前が付いたほかの作品も、同じ期間のサウジアラビアの観測範囲には見当たりませんでした。当サイトが11月6日に、Appleが公開しているアプリ検索の仕組みで国別に調べたところ、『KOF: Legend』は台湾とタイのApp Storeでは見つかりましたが、サウジアラビアのApp Storeでは見つかりませんでした。gachagoが報じた配信地域(台湾・香港・マカオと東南アジア)にも、サウジアラビアは含まれていません。同じ日にGoogle Playの作品ページを国別に開くと、台湾・香港・タイ・インドネシアではインストールでき、サウジアラビアではインストールできない表示でした。11月6日時点で、サウジアラビアでは両方のストアとも配信されていません。

『KOF: Legend』の開発や配信の判断に、SNKや財団がどこまで関わったかも、これらの発表・報道からは分かりません。App Storeの説明文がうたっているのは、SNKの公式ライセンスを受けたという点です。

出典:AUTOMATON(2022年4月6日)/VGC(2022年4月6日)

サウジの国家戦略が力を入れるeスポーツには『餓狼伝説』が入り、『KOF: Legend』はその外にあるアジア向けのライセンス作品です

サウジアラビアが国として進めるゲーム・eスポーツの取り組みは、これとは別のところで動いています。PocketGamer.bizによると、ムハンマド皇太子は2022年9月、サウジアラビアを2030年までにゲームとeスポーツの世界的な拠点にする「国家ゲーム・eスポーツ戦略」を打ち出しました。86の施策で、2030年までに約3万9000人の雇用を生むとしています。

SNKの作品も、この流れの中にあります。Esports World Cup財団(EWCF)とSNKは2025年2月6日、3年間の提携を発表し、リヤドで開かれるEsports World Cup 2025の種目にSNKの格闘ゲーム『餓狼伝説 City of the Wolves』を加えました。

これに対して『KOF: Legend』は、SNKからKOFのライセンスを受けたJOYMAKERのカードRPGです。App Storeの説明文が挙げる遊び方は、ファイターを集めて編成を考えることと、フレンドとの協力ボス戦、クラブ単位の団体戦で、eスポーツの大会には触れていません。配信先も台湾・香港・東南アジアで、サウジアラビアは入っていません。公開されている情報で見る限り、サウジアラビアが国家戦略として進めるeスポーツとは別の、アジア向けのIPライセンス事業の一つです。

出典:PocketGamer.biz(2022年9月23日)/Anime News Network掲載のEWCF・SNKのプレスリリース(2025年2月6日)

KOFのライセンス作品は11月4日から6日に台湾・香港と東南アジアのストア上位に入りました

SNKからライセンスを受けた会社のカードRPGが、11月4日から6日までの観測で、台湾・香港・東南アジアの5カ国・地域の無料ランキングに入りました。App Storeの無料ゲームでは11月4日に台湾・シンガポール・タイで1位になりました。Google Playの無料ダウンロードでも11月6日には台湾・香港で2位、シンガポールで3位です。シリーズの本国である日本では、この3日間、どのランキングの観測範囲にも入っていません。SNKの株式保有が報じられた財団の母国サウジアラビアでは、11月6日時点でApp StoreにもGoogle Playにも配信されていません。日本のファンにとっては、KOFのライセンス作品が台湾・香港と東南アジアのストアでどの順位に入ったかを見られる観測です。サウジアラビアが国家戦略として進めるeスポーツとは別の、アジア向けのIPライセンス事業として動いている作品です。この先も順位が保たれるかは、定点観測で追いかけます。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。