【世界】セガの『ペルソナ』、新作なしの4〜9月に223万本で前年の1.6倍。P4リバイバルのウィッシュリストは200万件

3行サマリー
- セガサミーが11月6日に出した決算資料で、『ペルソナ』シリーズの2026年4〜9月の販売本数は223万本。前年同期の138万本から約1.6倍になりました
- 同じ期間にセガが出したフルゲームの新作は合計8万本。ペルソナは新作なしで、セガの主要4シリーズの首位に立ちました
- 2027年2月18日発売の『ペルソナ4 リバイバル』は、ウィッシュリスト登録が200万件を超えました
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ペルソナは4〜9月に223万本、7〜9月の119万本は公表された10四半期で最多
セガサミーホールディングスは11月6日、2027年3月期第2四半期の決算を発表しました。決算補足データ集の「主要IPの販売本数」によると、『ペルソナ』シリーズのフルゲーム販売本数は4〜6月が104万本、7〜9月が119万本で、上期の合計は223万本です。
前年同期(2025年4〜9月)は138万本だったので、約1.6倍に増えました。7〜9月の119万本は、資料に載っている2024年4月以降の10四半期のなかで最も多い数字です。
この期間、アトラスはペルソナの新作を1本も発売していません。売れたのは『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』『ペルソナ3 リロード』などすでに出ている作品です。
セガサミーの決算資料とgamebizが伝えた数字
出典:2027年3月期 Q2 決算補足データ集(セガサミーホールディングス / 2026年11月6日)
出典:2027年3月期 第2四半期 決算プレゼンテーション(セガサミーホールディングス / 2026年11月6日)
出典:セガサミー、フルゲームの中間決算は減収も下期投入の新作の準備期間 『ストザン』ウィッシュリスト100万件、『P4R』200万件突破(gamebiz / 2026年11月6日)
北米・アジアを中心に販売が増加
上の一文は、決算プレゼンテーションでペルソナの販売推移を説明したページの記述です。なお、セガサミーは集計の誤りがあったとして、前年度(2026年3月期)の4〜12月分の数字を今回の資料で訂正しています。この記事の前年同期の数字は訂正後の値です。
新作がほぼゼロでも伸びたのは、P4リバイバルとペルソナ6の発表に合わせたセールのため
セガのフルゲームは、この上期に新作がほとんどありませんでした。販売本数1,060万本のうち新作は8万本だけで、残りの1,052万本は旧作です。gamebizによると、フルゲームの売上高は205億円で、前年同期の268億円から23.5%減っています。
そのなかでペルソナが伸びた理由について、セガサミーは決算プレゼンテーションで次のように説明しています。『ペルソナ4 リバイバル』と『ペルソナ6』の情報を出して関心を集め、それに合わせてセールやプロモーションを行った結果、北米とアジアを中心に旧作の販売が増えた、という内容です。資料のグラフには、Summer Game Fest 2026の開催と『ペルソナ6』の情報初出の時期が書き込まれています。
では、なぜ新作の情報が旧作の販売につながるのか。ペルソナの各作品は話がつながっておらず、どの作品から始めても遊べます。新作の発表で初めてシリーズを知った人が、すぐ遊べてセールで安くなっている『P5R』『P3R』を手に取る。新作の情報そのものが、旧作の広告として働いているのだと受け止めました。
セガの主要4シリーズで比べると、ペルソナの勢いがはっきりします。4〜9月の販売本数は、ソニックシリーズが197万本(前年同期221万本)、龍が如くシリーズ(ジャッジアイズ含む)が131万本(同121万本)でした。前年同期はソニックが1位でしたが、今期はペルソナの223万本が首位です。
Steamの英語レビューはP5Rで日本語の約27倍、買っているのは海外のプレイヤー
「北米・アジアが中心」という説明は、Steamのレビュー件数とも合っています。11月6日15時台(日本時間)に確認したSteamストアの表示は次のとおりです。
- ペルソナ5 ザ・ロイヤル:英語のレビュー36,733件のうち96%が好評。日本語は1,372件で92%が好評
- ペルソナ3 リロード:英語のレビュー24,423件のうち96%が好評。日本語は1,054件で91%が好評
- 2作とも、直近30日のレビューは1,300件を超え、好評率は95%
英語のレビュー件数は日本語の、P5Rで約27倍、P3Rで約23倍です。PC版の買い手の大半は海外のプレイヤーで、発売から数年たった今も月に1,300件以上のレビューが付いています。決算資料の「北米・アジア中心」は、この海外の買い手の層の厚さを指しています。
『ペルソナ4 リバイバル』はウィッシュリスト200万件、2027年2月18日に発売
次の新作『ペルソナ4 リバイバル』は、ウィッシュリストの登録数が200万件を超えました。セガサミーは、発売18週前の時点で比べると自社の基準となるタイトルを上回っていると説明しています。登録者には、シリーズの作品を複数買ったことのある人が多いそうです。
発売日は、PS5・Xbox Series X|S・PC版(Steam)が2027年2月18日、Nintendo Switch 2版が5月20日です。全アニメ演出をMAPPAが担当することは7月の発表時の記事で、東京ゲームショウの試遊で日本と海外の評価が割れたことは9月の記事で紹介しました。
日本のファンから見ると、ペルソナはもう国内より海外で多く売れるシリーズになっています。セガは資料のなかで、新作のプロモーションと連動したセールを今後も続ける方針を示しました。リバイバルの発売までに、旧作の本数がどこまで積み上がるのかも気になるところですね。
223万本が示すのは、ペルソナの新規の入口が海外にあること
新作がない半年に223万本という数字は、ペルソナが発表のたびに海外で新しいプレイヤーを取り込んでいることを示しています。セガはこの下期に『STRANGER THAN HEAVEN』(2027年1月15日)、『ペルソナ4 リバイバル』と主力の新作を続けて出す予定です。旧作の伸びが新作の初動にどこまでつながるかは、リバイバル発売後の決算で確かめられます。
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