2026年10月29日 海外メディアとファンの愛を、脚色なしで日本語に @VelleityNote
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ドラゴンボール超 ビルスのOP主題歌の海外人気|メガテラ・ゼロ「オノガミ」の映像は16日で685万回、コメントのいいねは8割近くが日本語以外

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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ドラゴンボール超 ビルスのOP主題歌の海外人気|メガテラ・ゼロ「オノガミ」の映像は16日で685万回、コメントのいいねは8割近くが日本語以外

3行サマリー

  • 『ドラゴンボール超 ビルス』のOP主題歌、メガテラ・ゼロ「オノガミ」。東映アニメーション公式のノンクレジットOP映像は、公開から16日で685万回再生、高評価は15万8,531件でした。
  • 同じ日に公開されたED映像(ビッケブランカ「完璧のペキ」)は127万回で、OPはその約5.4倍です。
  • 上位コメント100件のうち52件が日本語以外で、いいね数では78%を占めました。最多は英語の「大人の男でも泣けてくる」で1.1万件です。

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ドラゴンボール超 ビルスのOP映像、公開16日で685万回再生

『ドラゴンボール超 ビルス』のオープニング主題歌は、メガテラ・ゼロの新曲「オノガミ」です。東映アニメーション公式YouTubeチャンネルが公開したノンクレジットOP映像は、2026年10月28日9時30分(日本時間)の時点で6,853,273回再生されていました。高評価は158,531件です。

映像の公開は10月11日23時45分(日本時間)。フジテレビ系での第1話放送(23時15分開始)の直後でした。公開からおよそ16日半でこの数字に届いています。

『ドラゴンボール超 ビルス』は、2015年から放送されたTVアニメ『ドラゴンボール超』の冒頭の物語を、新規カットの追加や描き直しで作り直した「エンハンスド版」です。破壊神ビルスの目覚めと、悟空との戦いから始まります。

東映アニメーション公式と電撃オンラインが伝えた主題歌の顔ぶれ

出典:Anime “Dragon Ball Super: Beerus” Opening video / “ONOGAMI” by MEGATERA・ZERO(東映アニメーション公式YouTubeチャンネル / 2026年10月11日)

出典:【ドラゴンボール超】エンハンスド版『ビルス』が10月11日より放送開始! 主題歌はメガテラ・ゼロ&ビッケブランカが担当(電撃オンライン / 2026年9月3日)

出典:Dragon Ball Super: Beerus Anime’s New Trailer Unveils October 11 Debut, Theme Songs(Anime News Network / 2026年9月2日)

The opening theme song “ONOGAMI” by MEGATERA・ZERO

エンディング主題歌は、ビッケブランカの「完璧のペキ」です。電撃オンラインによると、メガテラ・ゼロは「オノガミ」について、悟空たちだけでなく強敵として出てきたキャラクターも含め、「己が身」を信じて自分の力だけで闘う者たちを表現したかったとコメントしています。曲名の「オノガミ」は、この「己が身」から来ています。

国内ではフジテレビ系で毎週日曜23時15分から放送され、Prime VideoとU-NEXTが最速で配信しています。海外ではクランチロールなどが配信しており、初回配信でクランチロールが一時つながりにくくなったことは以前の記事で取り上げました。

コメント上位100件の過半数が日本語以外、いいね数では8割

このOP映像のコメント欄は、英語の書き込みが日本語を上回っています。YouTubeの「評価順」で表示されたコメントの上位100件を10月28日9時30分(日本時間)に取得し、日本語(ひらがな・カタカナを含むもの)とそれ以外に分けて数えました。

  • 件数:日本語以外52件、日本語48件
  • いいね数の合計:日本語以外62,105件、日本語17,134件(日本語以外が78%)

いいね数の多かったコメントは次のとおりです。

  • “It’s enough to make a grown man cry”(大人の男でも泣けてくる):1.1万件
  • “we are so back !!!!!!!!!!”(俺たちは帰ってきた):8,600件
  • 「俺たちのドラゴンボール、帰ってきてくれてありがとう」:8,200件
  • “RIP to my beloved who isn’t alive to see this, She loved dbz.”(これを見られなかった愛する人へ。彼女はZが大好きだった):4,500件
  • “R.I.P to all the people who couldn’t make it here”(ここまで来られなかったすべての人に):3,700件

英語圏で一番多いのは「we are so back」の形です。上位100件のうち、言い回し違いを含めて20件あまりがこの一言でした。サビの入りを指して「RIGHT NOWWW 1:09」と書いたコメントにも2,400件のいいねが付いています。サビの頭にある英語の歌詞「Right now! Never lose, I won’t!」が、言葉の壁を越えて一緒に叫べる入り口になっています。

エクアドルの日刊紙El Comercioは10月27日の記事で、このOPを「激しいサウンドと現代的な映像で、往年のオープニングの精神を取り戻した」と評しました。

出典:‘Dragon Ball Super: Beerus’ convierte su opening en un homenaje a 40 años de anime(El Comercio / 2026年10月27日)

なぜ英語圏の書き込みが厚いのか、10年越しの「やり直し」と鳥山明さんへの思い

コメントの中身を読むと、海外のファンが反応しているのは曲そのものより「ドラゴンボールが帰ってきた」という出来事です。『ドラゴンボール超』のTVアニメは2018年に放送を終えました。「we are so back」は、待っていたものが戻ってきたときに使うネットの決まり文句です。上位には “We’re one step closer to the Moro arc”(原作漫画のモロ編のアニメ化に一歩近づいた)という書き込みもあり、2,400件のいいねが付いていました。今回の作り直しを、その先の新しいアニメ化につながる一歩として見ているファンがいます。

もう1つの理由が、「やり直し」への期待です。上位には “This is the Dragon Ball Super we deserved 10 years ago”(10年前に見たかった『超』はこれだ)という書き込みもあり、287件のいいねが付いていました。2015年版の序盤の作画を惜しんでいたファンにとって、描き直しのエンハンスド版はその埋め合わせとして受け止められています。

追悼の書き込みが目立つのも、日本語のコメントとは違う点です。原作者の鳥山明さんは2024年3月に亡くなりました。英語圏の上位コメントには、亡くなった家族や、この放送を見届けられなかった人たちに向けた言葉が並び、合わせて8,000件を超えるいいねを集めています。読んでいて、この数字の重さが印象に残りました。日本語のコメントにも「もし鳥山明先生が生きてこれをご覧になっていたら」という書き込みがありますが、件数では英語圏が多くを占めています。

映像は世界で回り、音源はまだ海外のチャートに届いていない

J-POPの側から見ると、「オノガミ」は映像と音源の数字に開きがあります。YouTubeが自動で作るアーティストのTopicチャンネルにある音源は、同じ時点で762,149回でした。OP映像の9分の1ほどです。

音楽配信チャートを集計するkworbで、10月28日時点のSpotifyデイリーチャートを15の国と地域(世界、米国、メキシコ、ブラジル、スペイン、フランス、アルゼンチン、チリ、ペルー、コロンビア、日本、英国、ドイツ、イタリア、フィリピン)について確認したところ、「オノガミ」はどこにも入っていませんでした。米津玄師さんの「IRIS OUT」や、『スティール・ボール・ラン』のOPであるKroi「SPIN」のように、アニメ主題歌が海外の配信チャートを上がる例は今年すでにあります。「オノガミ」はまだ、海外ではアニメのOPとして見られている段階です。

メガテラ・ゼロはYouTubeを中心に活動してきたシンガーソングライターです。685万回の再生と英語のコメントの厚さは、OP映像を入り口に、本人の名前が海外のドラゴンボールのファンに届き始めた、と受け止めています。

「オノガミ」は、ドラゴンボールが帰ってきた合図として海外で聴かれている

『ドラゴンボール超 ビルス』のOP映像は公開16日で685万回再生され、いいねの8割近くは日本語以外のコメントに付いていました。海外のファンがこのOPに重ねているのは、曲の良さと並んで、待っていたシリーズが戻ってきたことと、鳥山明さんがいない中での再出発です。

次に見るべきは、音源がSpotifyなどの海外チャートに入るかどうかです。映像の勢いが音源の再生に移れば、メガテラ・ゼロの名前はドラゴンボールの外でも海外で知られるようになります。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。