【韓国】芦田愛菜の日本版『ウ・ヨンウ』、Netflix非英語で世界5位・日本1位。本家の韓国では10位止まり

3行サマリー
- 芦田愛菜さん主演の日本版リメイク『南田南弁護士は天才肌』が、Netflixの非英語テレビ番組の週間ランキング(10月19日〜25日)で世界5位に入りました。配信1話で340万ビューです。
- 国別では日本で1位でしたが、原作『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の本国である韓国では10位でした。
- 同じ週、日本の『ドクターX』を韓国でリメイクした『白衣のマフィア』は580万ビューで世界2位、韓国で1位に入った一方、日本ではTop10の圏外でした。
日本版ウ・ヨンウ、配信1話で世界5位。日本1位・韓国10位
カンテレ・フジテレビ系の月曜22時ドラマ『南田南弁護士は天才肌』が、Netflixの週間Top10(10月19日〜25日)で非英語テレビ番組の世界5位に入りました。Netflixが公表した数字は340万ビュー、視聴時間は320万時間です。この週に配信されていたのは10月19日放送の第1話(57分)だけでした。
国別のランキングでは、日本のテレビ番組部門で1位でした。一方、原作の国である韓国では10位にとどまっています。韓国の利用者から見れば、2022年に夢中になったドラマの「日本版」という位置づけです。
原作の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、Korea Timesによると、Netflixの世界Top10に21週入り続けた作品です。日本版は自閉スペクトラム症の新人弁護士・南田南を芦田愛菜さんが演じ、全10話の予定です(リアルサウンド)。
韓国紙は「本家と逆輸入」の2本を並べて比べている
出典:일본 원작 한국판 ‘닥터X’ vs 한국 원작 일본판 ‘미나미다 미나미’(イートゥデイ / 2026年10月20日)
出典:日本版『ウ・ヨンウ』の初回評(スポーツ京郷 / 2026年10月21日)
週間順位はNetflixが10月28日(日本時間)に公表した非英語テレビ番組の世界Top10と、日本・韓国の国別ランキングで確認しました。
The gaze is too intense and it seems like an ordinary person.(視線が強すぎて、普通の人に見える)
韓国紙が見たのは視線の演技と、キンパから塩むすびへの置き換え
韓国メディアの受け止めは、話題性は認めつつも評価が割れています。スポーツ京郷は初回の反響を「爆発的」とし、出だしは「まずまずの一歩」と評しました。そのうえで、論点を3つ挙げています。
- 視線の演技:主人公の視線が強すぎて、自閉スペクトラム症の特性より「普通の人」に見えるという指摘。
- 演出の明るさ:照明が明るく、主演俳優の見た目が強調された結果、原作の深い空気が薄まったという声。
- 食べ物の置き換え:原作でウ・ヨンウが毎日食べていたキンパが、日本版では塩むすびになりました。栄養面を心配する声がある一方、特性の表現としては原作より合っているという意見もあります。
なぜ韓国の評価が厳しくなるのか。原作は韓国で社会現象になり、パク・ウンビンさんの演技が基準として定着しているためです。韓国の視聴者は日本版を新作としてではなく、原作と並べて見ています。韓国で10位にとどまった理由もここにある、と私は受け止めました。
韓国版ドクターXは韓国1位・日本圏外。同じ週に向きが逆になった
同じ週のランキングには、逆向きのリメイクも入っていました。テレビ朝日の『ドクターX』をSBSがリメイクした『白衣のマフィア』(キム・ジウォンさん主演)は、非英語テレビ番組で世界2位、580万ビューでした。Top10入りは3週目です。前の2週は世界1位でしたが、この週は『Lupin』パート4(640万ビュー)に首位を譲りました。
イートゥデイによると、韓国のSBSでの視聴率は初回11.4%から第4話で18.5%まで伸びました。日本のレビューサイトFilmarksの評点は、韓国版ドクターXが3.9点、日本版ウ・ヨンウが3.6点です。それでもNetflixの国別では、韓国で1位、日本ではTop10に入っていません。2つのリメイクを並べると、どちらも作った国では1位、原作の国では伸び悩むという同じ形になりました。この対称はちょっと印象的でした。
- 『南田南弁護士は天才肌』(日本版):世界5位/日本1位/韓国10位
- 『白衣のマフィア』(韓国版ドクターX):世界2位/韓国1位/日本は圏外
Korea Timesは10月10日の記事で、日韓のリメイクが互いの本国の画面を狙う流れを取り上げていました。2018年に日本版『シグナル』『グッド・ドクター』が続けて成功してから、題材の中心がメロドラマから法廷や病院のジャンルドラマに移ったという分析です。今回の2本はまさにその型で、TBSの『アンナチュラル』も、少女時代のユナさん主演で2027年に韓国版が放送される予定です。
日本では初回7.4%、前作『GTO』の初回6.4%を上回る
日本国内の地上波でも、出だしの数字は出ています。初回の世帯視聴率は7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。日刊ゲンダイ(10月22日)は、同じ枠の前作『GTO』の最終回が3.7%だったと報じています。イートゥデイは『GTO』の初回6.4%とも比べており、どちらと比べても上回りました。
日本で強かったのは、原作をすでに見た層と、芦田愛菜さんを目当てにした層が重なったからです。原作を見ていない日本の視聴者にとっては、これが初めての『ウ・ヨンウ』になります。逆に韓国では「原作と比べる作品」として見られ、順位も評価もそこで止まりました。
次の焦点は、第2話が加わる10月26日〜11月1日の週。韓国の順位が上がるのか、世界5位を保てるのかで、日本版が原作ファンの外まで届くかどうかが見えてきます。
