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【韓国】BTS、アルゼンチン5万人公演を一時中断。ジミンとRMが観客に押し合いをやめるよう呼びかけ

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
公開
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現地の一次ソースで確認 約5分で読めます
【韓国】BTS、アルゼンチン5万人公演を一時中断。ジミンとRMが観客に押し合いをやめるよう呼びかけ

3行サマリー

  • BTSのアルゼンチン初日(約5万3,000人)で観客の押し合いが危険な状態になり、ジミンとRMが演奏を止めて呼びかけた
  • 13年待った現地での3公演はすべて完売。押し合いの正体は、アルゼンチンのライブで定番の「ポゴ」だった
  • 4月に東京ドームで海外初日を迎えた「ARIRANG」ツアーで、運営への安全対策を求める声が広がっている

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BTS、ラプラタ公演の途中で演奏を止めて「押さないで」と呼びかけ

BTSは現地時間10月21日(日本時間22日)、アルゼンチン・ラプラタのエスタディオ・ウニコ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで開いたワールドツアー「ARIRANG」初日の公演を、途中で一時中断しました。

理由は観客の押し合いです。「MIC Drop」「RUN BTS」「Not Today」と激しい曲が続くうちに前方の観客が後ろから押され、ステージ前のフェンスに押しつけられる状態になりました。

ジミンとRMがマイクで観客に押すのをやめて後ろへ下がるよう求め、公演は数分後に再開しています。中断の正確な長さは、どの報道も伝えていません。

会場の観客は約5万3,000人。BTSにとってはアルゼンチンで13年ぶりの公演で、10月21日・23日・24日の3公演はすべて完売しています。

ブラジルのVagalumeとメキシコのCódigo QRO、ジミンの「最前列が危ない」を伝える

出典:Jimin interrompe show do BTS na Argentina e pede que fãs parem de se empurrar por segurança(Vagalume / 2026年10月22日)

出典:¡BTS detiene concierto en Argentina por el famoso “pogo” de sus fans!(Código QRO / 2026年10月23日)

Se vocês empurrarem para a frente, quem está na primeira fila pode acabar correndo perigo

Vagalumeがポルトガル語で伝えたジミンの言葉で、「前に押すと、最前列の人が危ない目に遭うかもしれない」という意味です。同じ記事はRMの「みんなすごく盛り上がっているけど、押し合っている。押しちゃだめ」という呼びかけも紹介しています。どちらも同紙による訳で、韓国語や英語の原文ではありません。

観客数は、アルゼンチンのLa Naciónが約5万3,000人と報じています。3公演の日程と完売はRolling Stone en Españolによります。

押し合いの正体は南米ライブ名物の「ポゴ」、13年待った熱がフェンス際に集中

Código QROは、この押し合いを「有名なポゴ」と表現しています。ポゴは跳びはねながら体をぶつけ合うアルゼンチンのライブで定番のノリです。

なぜ今回それがBTSの公演で起きたのか。ひとつは待った時間の長さです。Infobaeによると、メンバーは冒頭で「13年かかってやっと来られた」と語り、23曲のセットリストには現地ファンのリクエストから選んだ曲も入っていました。

もうひとつは、アルゼンチンがBTSにとって大きな市場であることです。K-POPITによると、アルゼンチンは過去1年のSpotifyで約2億5,000万回再生があり、BTSのリスナー市場で8位に入っています。それだけの数のファンが13年待ち、激しい曲で一気に前へ押し寄せた形です。

ジミンにペットボトルが当たったとの報道も。HYBE・BIGHITはコメントを出していない

同じ公演では、もうひとつの出来事が海外ファンの間で広がっています。K-POP専門メディアのK-POPITは、「IDOL」でジミンが花道を歩いていた際に、客席から投げられたとみられるペットボトルが当たったように見える、とファン撮影の動画をもとに報じています。

これはファン撮影の動画とファンアカウントの投稿が根拠で、けがをしたという情報は出ていません。HYBEとBIGHIT MUSICは、10月22日時点の報道では、この件に関するコメントを出していません。

SNSでは、HYBEとBIGHITをタグ付けして「PROTECT JIMIN」「アーティストを守って」と求める投稿が目立ちます。危険な行為が続いているのに、運営からはっきりした警告がないという不満です。

一方、メンバーの対応そのものは好意的に受け止められています。パラグアイのLa Naciónは、公演中にアルゼンチンのファンを気づかった姿でさらに愛されたと伝え、見出しで「パラグアイにも来て」と呼びかけました。

4月に東京ドームで始まった「ARIRANG」ツアー、日本からは見えにくい南米公演の熱量

このツアーは、日本と無関係ではありません。THE FIRST TIMESによると、BTSはワールドツアーの海外の皮切りに4月17日の東京ドームを選び、約7年ぶりの日本公演には5万人を超える観客が集まりました。

日本で同じツアーを体験したファンにとって、今回の中断は「同じステージで、観客の動き方がこれほど違う」と知る出来事です。同じ5万人規模の会場でも、跳びはねて体をぶつけ合うことが盛り上がりの表現になる国があります。

一方、ジミンへの件は日本語の報道ではほとんど取り上げられていません。いまはスペイン語やポルトガル語のメディアと、ファンのSNSで先に広がっている段階ですね。

ラプラタ公演はあと1日。運営が安全対策を打ち出すかが焦点

アルゼンチン公演は10月24日(現地時間)の3日目を残しています。初日に起きたのは、メンバーが演奏を止めて、自ら観客を下がらせる事態でした。ファンを気づかう姿は印象的でしたが、本来なら運営が先に手を打つべき場面だったと受け止めています。

ペットボトルの件が事実かどうかは、現時点でファンの動画以上の根拠がありません。ただ、残る公演でフェンス前の押し合いへの対策と、物を投げる行為への警告を運営がはっきり示すかどうか。私がいちばん気にかけているのは、その一点です。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。