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【世界】コナミの悪魔城ドラキュラ新作、発売1週間のSteam好評率は中国語37%・日本語42%。スペイン語は95%で東西に割れる

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【世界】コナミの悪魔城ドラキュラ新作、発売1週間のSteam好評率は中国語37%・日本語42%。スペイン語は95%で東西に割れる

3行サマリー

  • コナミの『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』は、発売から1週間でSteamレビューが7,831件に達し、全言語の好評率は74.8%の「やや好評」でした
  • 言語別では、スペイン語95.0%・ブラジルのポルトガル語91.0%・英語83.7%に対し、簡体字中国語36.8%・日本語42.1%と、東アジアの言語だけが半数を割っています
  • 英国のパッケージ販売チャートでは初登場3位で、内訳はPS5が50%、Switchが45%でした

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Series悪魔城ドラキュラ新作 ベルモンドカース全4本

コナミの悪魔城ドラキュラ新作『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』の体験版から発売後までの海外の反応を追う連載

  1. 2026/10/2【アメリカ】コナミの悪魔城ドラキュラ新作、体験版を10月1日に配信。海外Redditは好評、Switch版には「ぼやける」の声
  2. 2026/10/14【アメリカ】コナミの悪魔城ドラキュラ新作、海外メタスコア86でシリーズ上位に。媒体の点数は6〜10点に割れる
  3. 2026/10/17【アメリカ】コナミの悪魔城ドラキュラ新作、Steam好評率は英語80%・日本語39%。不評は鞭のアスレチックに集中
  4. 2026/10/22【世界】コナミの悪魔城ドラキュラ新作、発売1週間のSteam好評率は中国語37%・日本語42%。スペイン語は95%で東西に割れる(この記事)

悪魔城ドラキュラ新作のSteam評価、東アジアの4言語だけが好評率50%未満

『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』(開発:Evil Empire、発売:コナミ)のSteamユーザーレビューは、言語によって評価がはっきり割れています。Steamの公開データを2026年10月22日6時(日本時間)に取得した結果は次のとおりです。

  • 全言語:7,831件中5,861件が好評(74.8%・やや好評)
  • 英語:4,334件中3,626件(83.7%・非常に好評)
  • スペイン語:359件中341件(95.0%)/中南米スペイン語:140件中137件(97.9%)
  • ブラジルのポルトガル語:422件中384件(91.0%)
  • フランス語:299件中267件(89.3%)/ドイツ語:104件中92件(88.5%)/ロシア語:166件中141件(84.9%)
  • 韓国語:122件中59件(48.4%・賛否両論)
  • 日本語:171件中72件(42.1%・賛否両論)
  • 簡体字中国語:1,338件中493件(36.8%・やや不評)
  • 繁体字中国語:163件中54件(33.1%・やや不評)

好評率が50%を下回ったのは、簡体字中国語・繁体字中国語・日本語・韓国語の4言語だけでした。この4言語を合わせると1,794件中678件で37.8%、それ以外の言語は6,037件中5,183件で85.9%です。

全体の数字を押し下げているのは簡体字中国語のレビューです。件数は英語に次ぐ1,338件で、全不評1,970件のうち845件(42.9%)を占めます。英語だけを見れば「非常に好評」の作品が、全言語では「やや好評」に下がっているのはこのためです。

発売3日目に当サイトが英語80%・日本語39%の差を取り上げた時点から、英語は約4ポイント、日本語は約3ポイント上がりました。差そのものは1週間たっても縮んでいません。

英国のパッケージ販売は初登場3位、Switchが45%を占めた

売れ行きの面では、欧米で順調な滑り出しです。英国のパッケージ販売チャート(10月17日までの週)で、本作は『EA SPORTS FC 27』『Control Resonant』に次ぐ初登場3位に入りました。Nintendo Lifeによると、機種別の内訳はPS5が50%、Switchが45%、Xbox Series X|Sが6%です。

Steamの同時接続プレイヤー数は、SteamChartsの集計で最大21,745人を記録しました。10月22日6時(日本時間)時点でも11,061人がプレイしています。コナミは販売本数をまだ発表していません。

Nintendo Lifeは「上々のデビュー」、英国チャートの見出しで評価

出典:UK Charts: Castlevania: Belmont’s Curse Whips Up A Fine Debut, But It’s Not King Of The Castle(Nintendo Life / 2026年10月19日)

出典:Control Resonant, Castlevania: Belmont’s Curse and More Debut on the UK Retail Charts(VGChartz / 2026年10月20日)

出典:Castlevania: Belmont’s Curse(Steamストアページ / 2026年10月22日取得)

Castlevania: Belmont’s Curse Whips Up A Fine Debut, But It’s Not King Of The Castle(ベルモンドカースは鞭をしならせて上々のデビュー、ただし城の王にはなれず)

中国語と日本語の低評価レビューは、どちらも「アスレチックの多さ」と「探索型との違い」を挙げる

東アジアの低評価レビューを読むと、不満の中身は言語が違ってもほとんど同じです。鞭を引っかけて進むアスレチック区間が多いこと、そして『月下の夜想曲』以降の探索型シリーズを期待した人ほど落胆していることが、繰り返し書かれています。

簡体字中国語で最も「参考になった」票を集めた低評価レビューの一つ(269票)は、「悪魔城とはまったくの別物」と書き出しています。183票を集めた別のレビューは、本作を「ホロウナイトの名前を変えたほうが合う」と評しました。中国語レビューには「跳跳乐」(アスレチック)という語が何度も出てきます。探索型の流れを継いだ『Bloodstained』(中国語圏の通称は「血污」)と比べる書き込みも目立ちます。

日本語でも、334票を集めた低評価レビューは「ゲームとしては結構楽しい」と認めたうえで、「プリンス・オブ・ペルシャじゃなく悪魔城ドラキュラがやりたかった」と書いています。他にも「アスレチック城ドラキュラ」「トゲを避けるゲームじゃなくて、トゲをへし折って進むゲーム」など、アスレチックへの不満が並びました。

読んでいて印象的だったのは、中国語でも日本語でも、低評価のレビューの多くが戦闘やボス戦そのものは「面白い」と認めていることでした。否定されているのは出来の良し悪しより、「悪魔城ドラキュラ」の名前から想像した遊びとのずれです。

東アジアで評価が割れるのは、探索型の悪魔城ドラキュラを遊んできた人が多いから

言語別の差を生んでいるのは、シリーズに何を期待して買ったかの違いです。東アジアの低評価レビューは、ほぼすべてが過去作の名前を挙げて比べています。『月下の夜想曲』から携帯機3部作までの探索型、そしてその流れを継いだ『Bloodstained』を基準に、本作を「シリーズの新作」として測っています。

では、なぜ欧州や中南米では比べ方が違うのでしょうか。好評率90%を超えたスペイン語とブラジルのポルトガル語のレビューを読むと、理由は2つあります。

1つ目は、本作を「12年ぶりのキャッスルヴァニア新作」として歓迎する声が多いことです。スペイン語で最も票を集めた好評レビュー(309票)は、「否定的なレビューで沈めようとする流れに腹が立った」と書いています。ブラジルのポルトガル語で83票を集めたレビューは、ファミコン時代からのファンを名乗ったうえで「シリーズで最も楽しい1本」と評価しました。

2つ目は、「初めて遊んだキャッスルヴァニア」と書く人が目立つことです。この層は『Dead Cells』や『The Rogue Prince of Persia』の手触りを基準にしています。Evil Empireの過去作に近いことは、欠点ではなく長所として受け止められました。比べる相手が『月下の夜想曲』ではないので、アスレチックの多さも東アジアほど減点の理由になっていません。

日本のIPの新作なのに、本国の日本語レビューが英語より40ポイント以上低い。日本のファンから見ると、かなり珍しい状態です。英国でのSwitch版の売れ方とSteamの同時接続数を見る限り、商業的には欧米で受け入れられています。

ただ、コナミはシリーズの名前を背負わせた以上、探索型を待っていた層への説明が足りなかったと私は受け止めました。日本語レビューには、「正当なシリーズもの」という宣伝を見て限定版を予約したのに期待と違った、という声もありました。名前への期待が大きいシリーズほど、路線を変えるときの伝え方が評価を左右するのだと感じます。

ベルモンドカースは欧米で売れ、本国と中国では「別物」と受け止められた1週間

発売から1週間の数字をまとめると、本作は欧米と中南米では「非常に好評」に近い評価と英国3位の販売を得ました。東アジアの4言語では好評率が半数を割り、特に中国語レビューの多さが全体の評価を「やや好評」まで下げています。不満の中心はアスレチックの多さと探索型からの路線変更で、戦闘の出来を否定する声は多くありません。

これまでの経緯は、海外メタスコア86の記事と英語80%・日本語39%の記事にまとめています。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。