【世界15カ国】コナミが無料配信した初代『悪魔城ドラキュラ』、中国語に対応しないまま香港のApp Store無料ゲームで1位。日本は9月27日に3位

3行サマリー
- コナミが悪魔城ドラキュラ40周年で無料配信した初代『悪魔城ドラキュラ』が、2026年9月27日に香港のApp Store無料ゲームランキングで1位になりました。
- Velleity Noteが世界15カ国を毎日記録した結果、25位以内に入ったのは10カ国。配信2日目に順位を上げたのは香港と台湾と米国と英国とシンガポールの5カ国で、フランスとタイは25位圏外に落ちています。
- このアプリの対応言語は英語と日本語の2つだけ。無料で入手できるのは日本時間の10月24日23時59分までです。
香港のApp Store無料ゲームで9月27日に1位、日本は最高2位。観測した15カ国のうち10カ国で25位以内に入った
コナミが悪魔城ドラキュラ40周年に合わせて無料配信したスマートフォン向けアプリが、配信2日目に香港のApp Store無料ゲームランキングで1位になりました。Velleity Noteが世界15カ国のストアランキングを毎日記録している定点観測で確認したものです。アプリ名は米国ストアで「Castlevania: 40th Anniversary」、日本ストアでは「悪魔城ドラキュラ」と表記されています。
最新の取得日は2026年9月27日。このアプリが25位以内に現れたのは9月26日と9月27日の2日間で、観測している15カ国のうち10カ国で確認できました。日数がまだ2日しかないので、以下の表はあくまで配信直後の立ち上がりを示すものとして見てください。
| 国・地域 | 1位だった日数 | 9月26日 | 9月27日(最新取得日) | Google Play無料ダウンロードの最高位 |
|---|---|---|---|---|
| 香港 | 1日(9月27日) | 2位 | 1位 | 200位以内に未出現 |
| 日本 | 0日 | 2位 | 3位 | 200位以内に未出現 |
| 米国 | 0日 | 7位 | 5位 | 200位以内に未出現 |
| 台湾 | 0日 | 9位 | 5位 | 200位以内に未出現 |
| シンガポール | 0日 | 25位圏外 | 8位 | 200位以内に未出現 |
| 韓国 | 0日 | 9位 | 15位 | 200位以内に未出現 |
| ドイツ | 0日 | 7位 | 16位 | 200位以内に未出現 |
| 英国 | 0日 | 25位圏外 | 20位 | 200位以内に未出現 |
| フランス | 0日 | 11位 | 25位圏外 | 200位以内に未出現 |
| タイ | 0日 | 16位 | 25位圏外 | 200位以内に未出現 |
1位を取ったのは香港だけ、それも9月27日の1日だけです。同じ日の香港の無料ゲームランキングは、2位が「半夜別修仙」、3位が「BanG Dream! 交織的樂章」でした。日本での最高順位は9月26日の2位で、9月27日は3位。この日の日本の1位は「Meowdoku!」、2位は「刀剣乱舞ぱずぎり」です。米国の最高順位は9月27日の5位でした。
残る5カ国、つまり中国とブラジルとインドとサウジアラビアとインドネシアでは、両日とも25位以内に現れていません。これは配信されていないという意味ではなく、こちらが記録している範囲の外にいたという意味です。
この順位は15カ国の公開ランキングを毎日1回保存した記録で、App Storeのゲームは25位までしか見ていない
上の数字の出どころを明示しておきます。自社で集めたデータなので、他社の記事で裏を取ることができません。代わりに、読者が同じ場所を見れば同じ確認ができる状態にしておきます。
- 何を:日本、韓国、米国、台湾、香港、中国、ドイツ、フランス、英国、ブラジル、インド、サウジアラビア、シンガポール、インドネシア、タイの15カ国のアプリランキング。無料ダウンロード、売上、iOSの無料ゲームの3種類を記録しています。
- どこから:App StoreとGoogle Playが公開しているランキングです。非公開のデータや推定値は使っていません。
- いつ・頻度:日本時間の昼過ぎに毎日1回取得し、その時点の順位を1日1件として保存しています。
- どこまで:Google Playは各200位まで、App Storeのゲームは各25位までです。
- 限界:1日1回しか取らないので、日中の変動は取れません。取得範囲の外に出たものは「圏外」と書きますが、これは配信されていないことを意味しません。中国にはGoogle Playが存在しないため、中国はiOSだけの観測です。
過去の記録と国別の推移は世界15カ国ゲームランキング定点観測のページで公開しています。
この観測範囲の話として、もう一つ書いておくことがあります。このアプリはAndroid版もGoogle Playで同時に配信されているのですが、15カ国のどこでも、Google Playの無料ダウンロード200位以内には一度も現れませんでした。App Storeの25位以内に10カ国で入った一方で、より深く200位まで見ているGoogle Play側では一度も捕まえられなかったことになります。
これは矛盾ではなく、2つのチャートの分母が違うためだと考えています。こちらがiOS側で見ているのはゲームだけを対象にした無料ゲームランキングの25位まで、Google Play側で見ているのはゲームに限らないアプリ全体の無料ダウンロード順の200位まで。ゲームというカテゴリの中では上位に見えても、あらゆるアプリと並べた列では200番目に届かない、という状態は十分に起こります。つまりこの2行は、人気の有無ではなく物差しの違いを示しているわけです。とはいえ、Android側の勢いがiOS側と同じ規模なら200位のどこかに一度は顔を出してよいはずで、そこに差があったこと自体は記録として残しておきます。
2日目に順位を上げたのは香港と台湾と米国、1日で25位圏外へ消えたのはフランスとタイ
同じ日に同じ条件で配信されたにもかかわらず、2日目の動きは国によって逆を向きました。ここがこの2日間でいちばん目を引いた部分です。
順位を上げたのは5カ国。香港が2位から1位、台湾が9位から5位、米国が7位から5位に上がりました。シンガポールと英国は9月26日には25位以内にいませんでしたが、9月27日にそれぞれ8位と20位で現れています。
下げたのも5カ国です。ドイツが7位から16位、韓国が9位から15位に落ちました。フランスは9月26日に11位だったのに9月27日には25位以内から消え、タイも9月26日の16位から圏外へ出ています。日本は2位から3位、下げ幅はもっとも小さいものでした。
この分かれ方の理由は、こちらの観測データだけでは判定できません。順位は日ごとのダウンロード数の相対順位なので、初日に集中して落とされた国では2日目に反動で下がりますし、口コミが回ってから伸びた国では2日目に上がります。どちらが起きたのかを区別するには国別のダウンロード数そのものが必要で、それはストアが公開していません。ここでは、2日間で観測できた並びを事実として置くところまでにとどめます。
対応言語は英語と日本語の2つだけ。それでも台湾の4Gamersなど中華圏の媒体が横並びで報じた
順位の外側で何が起きていたかを、公式発表と各国の報道で確認しました。
出典:Celebrating 40 Years of Castlevania(KONAMI 公式 / 2026年9月25日)
出典:Konami is celebrating the 40th anniversary of Castlevania with a big retro sale and a free game(Video Games Chronicle / 2026年9月25日)
初代『悪魔城ドラキュラ』は1986年9月26日に、ファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフトとして発売されました。つまり香港で1位になった9月27日は、初代の発売からちょうど40年と1日の日。App Store上のリリース日は2026年9月24日と表示されており、9月25日にバージョン1.0.1が出ています。
コナミの公式発表によると、無料配信の期間は日本時間の9月25日から10月24日23時59分まで。期間内に入手しておけば、配信終了後も遊べます。価格は無料でアプリ内課金はなく、容量は約6.2メガバイト、対応は iOS 15.6以降です。
ここで目に付いたのが対応言語でした。日本のApp Storeのページで確認できるとおり、対応しているのは英語と日本語の2つだけで、繁体中国語は含まれていません。中国語のローカライズがないアプリが、香港で無料ゲーム1位、台湾で5位まで上がったことになります。
その香港と台湾では、現地の媒体がほぼ同じタイミングで記事を出していました。台湾の4Gamersをはじめ、台湾と香港のゲームメディアや掲示板が横並びで取り上げています。ただし内容は日本語と英語の媒体とほぼ同じで、期間とプラットフォームとコナミの公式発表を伝えるもの。中華圏で特に強く受け止められた地域固有の理由を説明する記事には、こちらでは到達できていません。言語対応と順位の食い違いを説明できる材料は、現時点では取れていないということです。
受け止め方については、複数の海外メディアがそろって同じ点を指摘しています。9to5Toysは、外付けコントローラーに対応していないことへの不満が目立つと伝えています。画面上のボタンで初代の難度を遊ぶことになるためです。一方で、グラフィックと音楽、通信なしで遊べる点、いつでもセーブできる機能を評価する声も紹介されています。取得した時点の米国ストアの評価は49件、平均は約3.1でした。40周年の記念配信としては、手放しで歓迎されたわけではなかったと受け止めました。
無料配信は10月24日までで、コナミの40周年施策はここから新作と記念コンサートに続く
今回の順位は、40年前のゲームが今も国境を越えて動くことを示す一方で、その持続力はまだ分かりません。25位以内にいたのは2日間だけ、フランスとタイのように1日で範囲外へ出た国もあります。1位になった香港も、記録上は1日だけの1位です。
コナミの40周年施策はこれで終わりではありません。公式発表では、PlayStation StoreとSteamでシリーズ作品が最大80パーセント引きになるセールが実施され、新作『Castlevania: Belmont’s Curse』が10月15日に PlayStation 5、Xbox Series X|S、パソコン、Nintendo Switch で発売されます。記念オーケストラコンサートは2027年春に東京、ロンドン、ロサンゼルスで開かれる予定です。
日本のファンにとって実務的に効いてくるのは、入手期限のほうでしょう。無料で手元に残せるのは10月24日23時59分までで、コナミはこの期間内に入手すれば以後も遊べると案内しています。日本語に対応しているので日本のストアからそのまま入手できます。日本のランキングで3位という位置は、その手軽さが効いた結果です。遊ぶかどうかは後で決めるとしても、入手だけは期限内に済ませておく判断があります。
そして中国語に対応していないアプリが香港で1位に立ったという事実は、言語のローカライズが海外での順位を決める唯一の要因ではないことを示しています。40年分の知名度が言語の壁を越えた例として、10月24日までの推移を続けて記録します。
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