【アメリカ】コナミの悪魔城ドラキュラ新作、海外メタスコア86でシリーズ上位に。媒体の点数は6〜10点に割れる

3行サマリー
- コナミの新作『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』、海外レビュー集計サイトMetacriticで86点(10月14日13時時点・53件)
- GameSpotは10点満点、VGCは6点。シリーズでこれを上回るのは『月下の夜想曲』の93点など数作だけ
- 日本発売は10月15日。ファミ通のクロスレビューは8点が4つ並ぶ32点
Series悪魔城ドラキュラ新作 ベルモンドカース全3本
コナミの悪魔城ドラキュラ新作『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』の体験版から発売後までの海外の反応を追う連載
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コナミの悪魔城ドラキュラ新作、発売前に海外メタスコア86
コナミの『悪魔城ドラキュラ』シリーズ新作『キャッスルヴァニア ベルモンドカース』(英題:Castlevania: Belmont’s Curse)の海外レビューが10月13日に解禁され、レビュー集計サイトMetacriticのスコアは86点になりました。編集部が10月14日13時(日本時間)に確認した時点で、集計対象は53件です。
開発は『Dead Cells』で知られるフランスのEvil EmpireとMotion Twin。シリーズの完全新作は10年以上ぶりで、日本では10月15日にPS5、Xbox Series X|S、PC向けに発売されます。10月1日に配信された体験版の反応は体験版の記事で紹介しました。今回はその答え合わせにあたる製品版の評価です。
GamesRadar+「上回るのは月下の夜想曲とGBA作品くらい」
出典:Castlevania: Belmont’s Curse Metacritic score is only behind the beloved GBA trilogy, Dawn of Sorrow, and Symphony of the Night as the series’ best(GamesRadar+ / 2026年10月13日)
出典:Castlevania: Belmont’s Curse Is Getting Some Brilliant Review Scores Ahead Of Launch(Pure Xbox / 2026年10月13日)
Castlevania: Belmont’s Curse Metacritic score is only behind the beloved GBA trilogy, Dawn of Sorrow, and Symphony of the Night as the series’ best
GamesRadar+は、解禁時点の45件で86点という数字を歴代作品と並べました。上にいるのはPS版『月下の夜想曲』の93点、ゲームボーイアドバンスの『サークル オブ ザ ムーン』と『暁月の円舞曲』の91点、ニンテンドーDSの『蒼月の十字架』の89点などです。シリーズを代表する探索型の名作のすぐ後ろに、新作が入ったことになります。
Pure Xboxによると、Xbox版のMetacriticは88点、もう一つの集計サイトOpenCriticは85点です。海外での価格は29.99ドルで、フルプライスの大作より手に取りやすい設定になっています。
GameSpot 10点、VGC 6点。割れたのは「悪魔城らしさ」の評価
平均は高いものの、媒体ごとの点数は6点から10点まで大きく開きました。Pure Xboxがまとめた主な点数は次のとおりです。
- GameSpot:10点
- DayOne、CGMagazine:9.5点
- IGN、Radio Times:8点
- Push Square:7点
- VGC:6点
GameSpotは戦闘の自由度と移動のアクロバティックさ、作り込まれた謎解きがかみ合っていると評価し、『月下の夜想曲』と並ぶ探索型アクションの傑作に数えています。一方でVGCは、ジャンルが進化してきたのに核となる遊びが追いついておらず「やや古く感じる」と指摘しました。
興味深いのはIGNの8点です。IGNはアクション重視で現代向けに仕立てた点を認めつつ、「悪魔城ドラキュラとしてより、探索型アクション全般として優れている」と書いています。同じ8点でも、これは褒め言葉と注文の両方を含んだ評価でした。
点数が割れた理由は、開発体制にあると私は受け止めました。『Dead Cells』のスタジオが作った以上、テンポの速い戦闘は得意分野です。その良さを「シリーズの新しい形」と見るか、「悪魔城らしい重さが薄れた」と見るかで、評価が二つに分かれています。体験版の段階でも、海外Redditでは「Dead Cellsっぽい悪魔城」という感想が賛否両方の意味で使われていました。
海外Redditのレビュースレッドは774票、最多票は「今年は名作が多すぎる」
海外の大型ゲーム掲示板r/Gamesのレビュースレッドは、10月14日昼(日本時間)の時点で774票、コメント329件を集めています。投稿時点のOpenCriticの欄には「平均85点・推奨率98%・56件」とありました。
最も票を集めたコメント(597票)は、新作そのものより今年のゲーム全体に向けたものでした。「今年は傑作が続きすぎて、この先数年が心配になる」という内容です。179票のコメントは「今年は83〜89点の年。誰もが認める年間最優秀作は無いが、いろいろな好みに応える良作がそろった」と分析していました。
個別の不満では、音楽をシリーズの魅力と考えるファンの声が目立ちます。124票を集めたコメントは「音楽が一番弱いと分かったのは痛い」と書いていました。ただ、音楽をどう評価したかは媒体ごとに違い、レビュー全体の結論ではありません。体験版で「一日目に買う」と決めたという声もあり、期待そのものは高いままです。
ファミ通は8点が4つ並ぶ32点、日本でも10月15日発売
日本の評価も海外とそろっています。Nintendo Lifeなどによると、ファミ通のクロスレビューは4人とも8点の合計32点で、海外レビューより先に出ていました。細かい背景美術と音楽、探索の手ごたえを評価する一方、難しさは従来作より上がっていると指摘したと報じられています。
注目したいのは、日本と海外で点の付き方の形が違うことです。ファミ通は4人が同じ8点に並んだのに対し、海外は6点から10点まで散りました。日本の評者は「よくできた新作」で一致し、海外の評者は「悪魔城とは何か」という問いで意見が分かれた。そう読むと、この点数の差に納得がいきます。
国内発売の詳細はAUTOMATONの発表時の記事が詳しく、ファミ通の点数はNintendo Lifeの記事で確認できます。Metacriticの最新値は作品ページ、海外ファンの反応はr/Gamesのレビュースレッドで読めます。
40周年の新作は「海外スタジオが作る悪魔城」を受け入れられるか
1986年の初代から40年。コナミが選んだのは、自社開発ではなく海外のインディースタジオに預けるやり方でした。メタスコア86は、その判断がひとまず成功したことを示しています。
ただ、VGCやIGNが残した「悪魔城らしさ」への注文は、点数以上に大事な宿題だと感じます。10月15日の発売後、プレイヤーの評価がGameSpotの10点に寄るのか、VGCの6点に寄るのか。シリーズを長く遊んできた日本のファンが何を言うのかも含めて、続きを見ていきたいと思います。
