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【フランス】北条司原作の実写『キャッツ・アイ』、シーズン2初回は299万人。前作の456万人から34%減

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【フランス】北条司原作の実写『キャッツ・アイ』、シーズン2初回は299万人。前作の456万人から34%減

3行サマリー

  • 北条司原作の仏実写ドラマ『Cat’s Eyes』シーズン2は、10月12日のTF1初回放送で平均299万人(占有率19.1%)でした
  • 2024年11月のシーズン1初回は456万人で、およそ157万人、34%の減少。第1話同士では512万人から341万人に
  • TF1は放送当日に全8話を配信サービスTF1+で公開し、11月からは週1話に減らして最終話を11月9日まで延ばします

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『キャッツ・アイ』仏実写版シーズン2、TF1初回は299万人で前作の3分の2に

フランスの民放最大手TF1が制作した実写ドラマ『Cat’s Eyes』のシーズン2が、2026年10月12日(月)に始まりました。北条司さんの漫画『キャッツ・アイ』を、舞台をパリに移して映像化したシリーズです。初回は2話連続の放送で、平均視聴者数は299万人、占有率は19.1%でした。

数字だけを見れば十分に大きいのですが、2024年11月に始まったシーズン1は初回で456万人を集め、15〜24歳ではTF1のドラマ史上最高の立ち上がりと報じられていました。シーズン2はそこから約157万人、率にして34%減らしています。同じ夜はM6の長寿番組『L’amour est dans le pré』が平均307万人を集め、『Cat’s Eyes』は時間帯の首位も逃しました。

10月19日(現地)には第3話・第4話が放送されています。この回の視聴者数は、日本時間10月20日の夕方以降に公表される見込みです。

Puremédias「シーズン1の現象からは遠い」、第1話は512万人から341万人へ

出典:「Cat’s Eyes」シーズン2初回の視聴者数(Audiences)(Puremédias / 2026年10月13日)

出典:Audiences lundi 12 octobre : Cat’s Eyes saison 2 à 2,99 M, loin de la saison 1(stephanelarue.com / 2026年10月13日)

La suite perd donc environ 1,57 million de personnes, un recul de 34 %.

(続編はおよそ157万人を失い、34%の後退となった)

話数ごとに見ると、第1話が341万人(占有率18.9%)、第2話が257万人(同19.2%)でした。シーズン1の第1話は512万人を記録しています。TF1が重視する「50歳未満の購買決定権を持つ女性」(FRDA-50)の占有率は28.7%で、シーズン1初回の39.3%から10ポイント以上下がりました。

全8話を初日にTF1+で公開、減った視聴者はテレビの外にいる可能性

シーズン2は、テレビ放送と同じ10月12日に配信サービスTF1+で全8話がまとめて公開されました。続きをすぐ観たい人は、翌週の放送を待たずに配信で最後まで観られる形です。

ここで公表されている299万人は、放送時間帯にテレビで観た人の数です。TF1+での視聴は含まれていません。シーズン1の熱心なファンほど配信で一気に観たとすれば、テレビの数字が前作を大きく下回るのは自然な流れに見えます。ただ、TF1はTF1+の再生数を公表しておらず、減った157万人のうちどれだけが配信へ移ったのかは確かめられません。

TF1の側も手を打っています。Puremédiasによると、最初の6話は毎週月曜に2話ずつ放送し、11月2日からは1週1話に減らします。第7話は11月2日、最終の第8話は11月9日です。同媒体は、昨シーズンの大ヒット作の「放送期間を広げる」ための編成だと伝えています。

仏メディアの評価は「見せ場は豪華、脚本は手堅く」

作品の中身に対する評価は、悪くありません。仏大手書店チェーンFnacのメディアL’Éclaireurが各誌の評をまとめています。TV Magazineは「見事な格闘シーンで盛り上げる大スペクタクル」と評し、Télé-Loisirsはモン・サン・ミシェルでの夜のシーンや、高速鉄道TGVの屋根の上で60メートルにわたって繰り広げる追跡シーンを取り上げました。

一方で、Capitaine Cinemaxxは映像の色彩が前作より鮮やかになったとしつつ、「脚本の安易さと、いくつかの型どおりの描写」を指摘しています。視聴者数の落ち込みは、作品の出来そのものより、配信の出し方とシーズン1の記録との比較で語られている印象です。

北条司が出した条件は「キャッツは人を殺さない」、日本での配信は未発表

このシリーズには、日本の原作者も条件を付けています。フランスのPurebreakが2024年12月に伝えたところによると、北条司さんは自由な翻案を認めたうえで、「キャッツ・アイは人を殺さない」「盗むのは父親にかかわる絵画だけ」といった原作の決まりごとを守るよう求めていました。三姉妹の名前がフランス風のタム、シリア、アレクシアに変わっても、物語の芯は原作のままです。

日本のファンにとって気になるのは、このフランス版を日本で観られるかどうかです。2026年10月20日時点で、TF1と制作側は日本での放送・配信を発表していません。動画配信の横断検索サービスJustWatchの日本版で見られる『キャッツ♥アイ』は、1983年のアニメ版だけでした。

シーズン2の評価は11月9日の最終話まで、テレビの数字だけでは決まらない

シーズン2の初回は、テレビの数字だけで見れば前作から3分の1を失いました。ただ、全話を初日に配信した以上、テレビの視聴者数は作品の人気をそのまま映す指標ではなくなっています。TF1が11月に放送ペースを落とすのも、配信で観終えた人とテレビで追う人の両方をつなぎ留めたいからだと受け止めました。

次の目安は、10月19日放送の第3話・第4話の数字です。初回からさらに落ちるのか、299万人前後で踏みとどまるのか。日本の漫画を原作にしたヨーロッパ発のドラマが、2シーズン目でどこまで観客を保てるのかを測る材料になります。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。