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【アメリカ】ネクソン『メイプルストーリー』のフリーレンコラボ、日本時間9月9日21時に開始。海外掲示板の意見37件のうちコラボの話は6件だけだった

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【アメリカ】ネクソン『メイプルストーリー』のフリーレンコラボ、日本時間9月9日21時に開始。海外掲示板の意見37件のうちコラボの話は6件だけだった

3行サマリー

  • ネクソンアメリカが『メイプルストーリー』海外版で『葬送のフリーレン』のコラボを、日本時間9月9日21時のメンテナンス後から10月7日まで実施します。
  • コラボを表題に掲げたパッチノートの告知スレッドは、日本時間9月9日15時13分の時点で支持106・コメント172。トップレベルの意見37件のうち、コラボに触れていたのは6件でした。
  • 日本版では同じコラボが2025年10月29日から11月26日まで開催済みで、海外版との開きは10か月を超えています。

Seriesメイプルストーリー×葬送のフリーレン全3本

MMORPG『メイプルストーリー』海外版と『葬送のフリーレン』のコラボを、発表から実施まで追う連載です。

  1. 2026/8/15【アメリカ】ネクソン『メイプルストーリー』、9月9日から『葬送のフリーレン』コラボ。日本版は10か月前に終了済み
  2. 2026/9/9【アメリカ】ネクソン『メイプルストーリー』のフリーレンコラボ、日本時間9月9日21時に開始。海外掲示板の意見37件のうちコラボの話は6件だけだった(この記事)
  3. 2026/9/13【アメリカ】ネクソン『メイプルストーリー』のフリーレンコラボ、実装5日で海外掲示板に31スレッド。最多票は課金の話ではなく図書館のイースターエッグだった

ネクソンアメリカ、フリーレンのコラボを日本時間9月9日21時から10月7日まで実施

ネクソンアメリカが、MMORPG『メイプルストーリー』海外版のアップデート v.271 のパッチノートを公開しました。表題は「MAPLESTORY X FRIEREN: BEYOND JOURNEY’S END」。テレビアニメ『葬送のフリーレン』とのコラボが、この更新の看板になっています。

メンテナンスの開始は米太平洋時間の9月9日午前5時。日本時間だと9日の21時です。コラボイベントはメンテナンス明けから10月7日まで続きます。

中身は2本立てです。ひとつは「フリーレンの魔法集め」。参加できるのはレベル101以上で、自分のレベル帯(上下20)のモンスターを1,000体倒すと冒険が1回進み、1日に1回、最大5回まで重ねられます。冒険の進み具合に応じてグリモワール収集ミッションが6種類解放され、最後のひとつはレベル200装備でスターフォース強化を30回成功させる、という骨のある条件でした。強敵討伐ミッションの対象はカオスヴェルム、ロータス、ガーディアンエンジェルスライム、ルシードなど。報酬にはフリーレン、フェルン、シュタルクのトーテム(30日間、オールステータス+20と攻撃力・魔力+10)や専用メダル、背景が並びます。

もうひとつは「フリーレンの仲間との冒険」。こちらも同じ期間で、狩り場にトラベルコンパニオンが現れて戦闘を手伝ってくれる作りです。

公式の紹介文は、コラボにわずか一文しか割いていない

出典V.271 – MAPLESTORY X FRIEREN: BEYOND JOURNEY’S END PATCH NOTES(ネクソンアメリカ公式 / 2026年9月9日)

出典MapleStory x Frieren Collaboration Begins September 9 With New Missions, Pets, and Cosmetics(Noisy Pixel / 2026年8月26日)

You can show off to your new friends with our Collaboration event.(新しい友だちに、コラボイベントで自慢しましょう)

パッチノート冒頭の紹介文を読んで、少し意外でした。先に並ぶのはギアドック地域の familiar 更新、ソル・ヘカテのスキン、特殊スキルリングの変更、HEXAスキルの共通ノード。コラボに割かれているのは上の一文だけで、しかも「Collaboration event」としか書かれておらず、フリーレンの名前すら出てきません。表題に据えた作品の扱いとしては、ずいぶん控えめです。

告知スレッドの意見37件のうち、コラボに触れていたのは6件だった

海外プレイヤーが集まるRedditの『メイプルストーリー』掲示板では、日本時間9月9日8時36分にパッチノートを伝えるスレッドが立ちました。日本時間15時13分に確認したところ、支持が106、コメントが172付いています(該当スレッド)。

そこで、表示されたトップレベルの意見37件を一件ずつ見て、フリーレン、コラボ、魔法のワードローブ、グリモワール、トーテムのいずれかに触れているものを数えました。該当したのは6件です。残りの31件は、コラボとは関係のない話でした。

最多支持は自動化機能の不在。2位は東南アジア版が6月に得た機能への言及だった

もっとも票を集めたのは、支持150の「オートキューブもオートフレームも無いのか」という一言でした。装備の性能を振り直す作業を自動化する機能のことで、海外版には入っていません。

2位は支持100。東南アジア版(MSEA)が6月にリング関連の調整やボスの弱体化と一緒に自動強化の仕組みを受け取ったのに、海外版にはいまだに来ておらず、理由の説明も一切ない、という内容でした。支持25の投稿も「記念キューブを東南アジア版も台湾版も韓国版も貰ったのに、海外版には無い」と書いています。

上位に並んだ声を通して見えるのは、コラボへの期待でも落胆でもありませんでした。関心はもっぱら、どの地域版がどの機能を先に受け取るのか、という一点に向いています。同じタイトルなのに運営会社が地域ごとに違うため、更新の順番にずれが出る。そのずれが積み重なった結果が、この空気なのだと受け止めました。

コラボに触れた6件も、報酬の薄さと未公開の価格に向いていた

数少ないコラボ関連の意見も、歓迎とは言いにくい内容です。支持18の投稿は「フリーレンの狩りイベントで1日10フラグメント増えるだけ」と書き、恒久的な入手手段が欲しいと続けています。支持17の投稿は、コラボアイテムの価格を翌日まで公開しないネクソンの進め方に不満をぶつけていました。

印象に残ったのは支持7の投稿です。コラボイベントの時期こそメイプルは一番人が少なくなる、鬼滅の刃のときが最低だった、と書いています。これは個人の体感であって計測値ではありませんが、日本のアニメIPと海外MMOの組み合わせが現地でどう記憶されているかを示す一言ではありました。

同じパッチに南米チャンネルとスペイン語のベータ。ポルトガル語は一度も出てこない

コラボの陰に隠れていますが、v.271には地域まわりの新要素がふたつ入っています。ひとつは南米ゲームチャンネル(ベータ)。北米地域の各ワールドに、南米でホストされたチャンネルが1本ずつ用意されます。狙いは南米から接続するプレイヤーの狩り場での遅延改善で、ボス戦、パーティークエスト、ミニゲームは従来のチャンネルのままです。ネクソンは、稼働状況を見ながら調整や終了もありうると明記しています。

もうひとつはスペイン語対応(ベータ)です。ここで気になって、パッチノートの全文を検索してみました。日本時間9月9日15時20分の時点で、Spanish は3回出てきます。Portuguese は一度も出てきません。

この前の記事で紹介したとおり、8月の発表時にはブラジルのプレイヤーから、本人確認の仕組みが用意されていないため自分たちは対象外になる、という指摘が上がっていました(【アメリカ】ネクソン『メイプルストーリー』、9月9日から『葬送のフリーレン』コラボ。日本版は10か月前に終了済み)。今回の南米チャンネルは回線の遅延対策であって、参加資格の話ではありません。言語のほうもスペイン語から始まります。南米に手が伸びたことは確かですが、ポルトガル語圏まで届いたわけではない、というのが現時点で読み取れる範囲です。

日本版は2025年11月に終了済み。日本のファンが見ている告知と、現地の空気はずれている

日本では、同じコラボが2025年10月29日から11月26日まで開催されました。海外版が始まるまでの開きは10か月を超えます。フリーレン、フェルン、シュタルクが出てくる骨組みはほとんど同じで、順番が回ってくるのが遅かった、というだけの話です。

日本のファンが目にするのは、たいてい公式の華やかな告知だけです。ただ現地の掲示板を開くと、話題の中心はコラボそのものではなく、自分たちの地域版がどれだけ後回しにされているかにありました。日本のIPが海外に出ていくとき、迎える側にはその土地の事情が先にある。今回はそれがはっきり見えた例だと思います。

コラボの中身が実際にどう受け止められるかがわかるのは、日本時間9日21時を過ぎてからです。価格の詳細もそこで明らかになります。上位の意見が地域差の話で埋まったままなのか、それともフリーレンの名前が戻ってくるのか。数日後にもう一度、同じ掲示板を確認するつもりです。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。

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