2026年7月27日 海外メディアとファンの愛を、脚色なしで日本語に @VelleityNote
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【世界15カ国】カバーの『ホロライブドリームス』、無料DL1位を守れたのは日本とシンガポール。台湾と香港は1日で明け渡し

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【世界15カ国】カバーの『ホロライブドリームス』、無料DL1位を守れたのは日本とシンガポール。台湾と香港は1日で明け渡し

3行サマリー

  • 当サイトが世界15カ国のストアを毎日記録したところ、『ホロライブドリームス』がGoogle Play無料ダウンロード1位を続けているのは日本(5日連続)とシンガポール(3日連続)の2カ国でした
  • 台湾と香港も1位に届きましたが、いずれも7月25日の1日だけ。売上ランキングでは台湾が最高3位、香港が最高5位で、首位には一度も立っていません
  • 米国は無料ダウンロード29位、売上59位と数字は低いものの、売上は173位から4日続けて上昇しました

配信5日目のいま、無料DL1位を守っているのは15カ国のうち日本とシンガポールだけです

ホロライブ初の公式スマートフォンゲーム『hololive Dreams(ホロライブドリームス、略称ホロドリ)』が2026年7月23日に配信されました。開発はカバーと、サイバーエージェント子会社のQualiArtsの共同です。

当サイトは世界15カ国のアプリストアのランキングを毎日記録しています。配信当日から7月27日までの5日間で、この作品がGoogle Playの無料ダウンロードランキングで1位に立った日数を数えると、次のようになりました。

国・地域無料DLで1位だった日数7月27日時点の順位売上ランキング最高位
日本5日(7/23〜27)1位1位(7/25以降3日連続)
シンガポール3日(7/25〜27)1位12位
台湾1日(7/25)3位3位
香港1日(7/25)2位5位
韓国0日11位32位
インドネシア0日49位39位
タイ0日37位60位
米国0日34位59位
ブラジル0日81位圏外
英国0日99位146位
ドイツ0日111位182位

1位という言葉は同じでも、中身はかなり違います。日本は配信初日から一度も明け渡していません。シンガポールは14位から3日かけて上がってきて、そのまま首位に居座っています。台湾と香港は7月25日に一度だけ首位に立ち、翌日には2位から3位へ下がりました。順位表の一瞬を切り取ると「アジアでも軒並み1位」と書けてしまいますが、日ごとに並べると別の絵になります。

このデータの取り方:15カ国のストアを毎日1回、Google Playは200位まで記録しています

数字の出どころを先に書いておきます。本記事の順位は、当サイトが専用サーバーから毎日1回、各国のアプリストアのランキングを取得して蓄積したものです。Google Playはゲームカテゴリの無料ダウンロードと売上を各200位まで、App Storeはゲームカテゴリの無料ランキングを各国25位まで記録しています。取得は日本時間の昼過ぎで、その時点のランキングを1日1件として保存しています。

この方式の限界も書いておきます。1日1回の取得なので、日中の上下は捉えられません。App Store側は25位までしか取れないため、26位以下に落ちた国は「圏外」としか分かりません。ブラジルの売上やフランス、インドのように表に「圏外」と書いた欄は、その国で配信されていないという意味ではなく、記録している順位の範囲に入っていないという意味です。中国はGoogle Playが存在せず、App Storeのゲーム上位25位にも本作は入っていません。公式リリースにも「一部エリアを除く」と注記があります。

収集した15カ国の順位は世界15カ国スマホゲームランキング定点観測で毎日更新しています。同じストアを見れば誰でも確かめられる公開データを、日付をまたいで記録し続けている点だけが当サイトの仕事です。

iOSでは韓国が初日1位、その後15位まで下がりました

App Storeのゲームカテゴリを見ると、また違う顔が出てきます。配信初日の7月23日に1位を取ったのは日本、台湾、香港、そして韓国の4つでした。このうち韓国はその後2位、3位と下がり、7月26日には15位まで落ちています。台湾と香港も5位前後まで下がりました。日本だけが5日目でも1位から2位を保っています。

米国のApp Storeでは初日に8位へ入りましたが、翌日以降は上位25位から外れました。当サイトはApp Storeを25位までしか記録していないため、そこから先の位置は分かりません。

米国だけが逆の動きで、売上順位は173位から59位へ4日続けて上がりました

新作アプリの多くは配信直後が最も高く、そこから落ちていきます。米国のGoogle Play売上ランキングはその逆でした。7月24日の173位から、102位、71位、59位と4日続けて上昇しています。無料ダウンロードも74位から29位まで上がり、27日は34位でした。

絶対値では日本との差が大きいままです。同じ7月27日で、日本は売上1位、米国は59位。ただ動きの向きが違うことは記録に残しておく価値があります。日本とアジアの一部は配信直後の熱量で押し上げられ、英語圏は口伝えで少しずつ広がっている。5日間ではそう見えます。

英語圏で最も声が大きかったのは、ゲームの中身ではなくPC版の作りへの不満でした

順位の外側で何が起きていたかは、当サイトでは測れません。ここからは他社が報じた事実と、公開されている統計を使います。

台湾のゲームメディア4Gamersは配信翌日の7月24日、全世界のプレイヤーが100万人を突破したという公式発表を伝えるとともに、Steam版の評価が割れている点を指摘しました。

負評焦點幾乎集中在 PC 版音樂遊戲操作。(否定的な評価は、ほぼPC版のリズムゲーム操作に集中している)

出典:4Gamers(台湾)2026年7月24日Steam公式ストアページ

Steamのレビュー統計を7月27日に確認したところ、全体評価は「賛否両論」で、734件のうち447件、およそ61%が好評でした。英語のレビューを支持数の多い順に見ると、最上位に来るのは作品の出来ではなく、このゲームがパソコンの中枢(カーネル)権限で動くチート対策ソフトを導入している点を、ストアページで十分に説明していないという抗議です。次に支持を集めたのは、そのソフトの影響で携帯ゲーム機のSteam DeckやLinux環境では起動しないという報告でした。パソコン版ではスコアがランキングに反映されず課金もできないため、そこまでするソフトを入れる意味が分からない、という受け止めも目立ちます。

3番目に支持されたレビューは、否定的な評価でありながら「演出は見事で、開発陣はホロライブへの愛が詰まった非常に丁寧な作品を作り上げた」と作品自体は称賛したうえで、パソコンでのリズムゲーム体験だけは受け入れられないという内容でした。パソコンの中枢に触れるソフトを入れるなら、購入前に分かる場所で説明があって当然だと思います。システム要件欄の注意書きに紛れる形になっている点は、運営側の説明不足だったと受け止めています。

対応言語6つと順位の分布は、おおむね重なっています

Steam版の対応言語は、日本語・英語・韓国語・簡体字中国語・繁体字中国語・インドネシア語の6つです。ドイツ語、フランス語、ポルトガル語は入っていません。当サイトの記録では、ドイツ111位、英国99位、ブラジル81位と、この6言語の外側にある国は軒並み低い位置にとどまりました。順位が上位に来た日本、シンガポール、台湾、香港、韓国、インドネシアは、いずれも対応言語のある地域です。

「全世界同時配信」という言葉の内側には、実際に届く範囲の濃淡がある。5日分の記録から見えたのは、そういう地図でした。日本のファンにとっては、推しのゲームが海外でどこまで届いたのかを知る手がかりになりますし、次に来る海外向けタイトルがどの言語を選ぶかを見る目安にもなりそうです。この作品の順位は今後も毎日記録していきます。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。