📊 3行サマリー

  • 韓国SHIFT UPが6月6日のSummer Game Fest 2026で続編『Stellar Blade: BLOOD RAIN』を初公開。3分30秒のトレーラーに新主人公イヴィが登場した
  • 公式チャンネルの映像は公開4日で約33万回再生。前作は世界610万本を売り、続編はSHIFT UP初の自社販売タイトルになる
  • 日本ではファミ通がキム・ヒョンテ代表をインタビューし、代表自ら開発ビルドを実演。前作がSteam日本1位を取った市場だけに注目度は本国並み

📝 SHIFT UP、Summer Game Festで「ブラッドレイン」を3分半の映像で初公開——主人公はイヴからイヴィへ

韓国SHIFT UPは6月6日(現地時間)、米ロサンゼルスのSummer Game Fest 2026で『Stellar Blade: BLOOD RAIN(ステラーブレイド ブラッドレイン)』を発表した。2024年にPS5で出た『Stellar Blade』の続編で、舞台は前作の事件から時間が流れた未来。主人公は前作のイヴではなく、短髪に降下兵風スーツの新キャラクター「イヴィ」に交代する。

3分30秒のトレーラーに映っていたのは、前作の拠点ザイオンよりはるかに発展した都市と、未来型ガントレットで巨大な敵を殴り飛ばす近接格闘。剣で斬る前作とはまるで別物のアクションで、前作の回避スキル「ブリンク」だけが面影として残る。発売時期もプラットフォームも未定。パブリッシングはソニーを通さず、SHIFT UP自身が初めて担う。

📰 ゲームメカ報道「前作の事件後を描き、新主人公イヴィが登場する」

元ネタ1편 이후 이야기, 스텔라 블레이드: 블러드 레인 발표(1作目以降の物語、ステラーブレイド:ブラッドレイン発表)(ゲームメカ / 2026年6月6日)

시프트업은 6일, 해당 행사를 통해 ‘스텔라 블레이드: 블러드 레인’을 공개했다. 전작 사건 이후를 다루며, 새로운 주인공 ‘이비’가 등장한다.
(訳:SHIFT UPは6日、同イベントで『ステラーブレイド:ブラッドレイン』を公開した。前作の事件以降を描き、新主人公「イヴィ」が登場する。)

キム・ヒョンテ総括ディレクターは発表に合わせて「前作を愛してくれたファンに、ようやく次のチャプターを見せられて嬉しい。まだ開発初期段階だが、前作のスタイリッシュなアクションと世界観を発展させることに力を注いでいる」とコメントした。「開発初期」という言葉は聞き流せない。発売はまだ当分先だ。

🔥 音楽が流れた瞬間「ステラブレだ」——公開4日で33万回再生、短髪のイヴィには賛否

トレーラーはSGF 2026の発表ラッシュの中でも頭ひとつ抜けて話題になった。各国のリアクション動画を見ると、冒頭の音楽が流れた数秒で前作だと気づく視聴者が目立つ。SHIFT UP公式チャンネルの再生数は公開4日で約33万回(6月10日時点・筆者確認)。ミラー配信したIGNなど大手チャンネル分を足せば、実際の視聴規模はこの何倍にもなる。

一方でイヴィの造形には賛否が割れた。前作のイヴは長い髪と露出の多い衣装が「セクシーすぎる」と議論になったほどのキャラクターで、短髪・スーツ姿のイヴィは明らかに別路線。韓国のYouTubeでは「イヴィの外見論争」を扱う動画まで出ている。そして映像ラストのイヴとイヴィの意味深なやり取りが考察合戦に火をつけた。ファミ通のインタビューでキム代表は「2人には関係があるが、どんな関係かは秘密」とだけ答えている。

🇰🇷 韓国は「ステラブレとNIKKEに課金してよかった」、日本はファミ通の取材で代表自ら実機デモ

韓国ではゲームメカ、ゲームプル、ゲームトックが当日中に速報と映像分析を出した。コミュニティの反応をまとめると、ルリウェブや韓国版wikiの整理では「ステラーブレイドとNIKKEに金を使ってよかった」という好意的な声が目立ち、IGNのコメント欄でも同じ趣旨の英語コメントが高評価を集めた。剣を捨てた新スタイルには「続報を見ないと判断できない」という慎重な声も混じる。

日本側の扱いは速報にとどまらなかった。ファミ通が発表直後にキム代表をインタビューし、取材ではキム代表自身がトレーラーと同じステージの開発ビルドを操作してみせた。タイトルを「2」にしなかった理由は「数字を付けて終わらせるより、ちゃんとした名前を付けたかった」。近接格闘へ変えた理由は「剣で始めると前作からの変化を見せにくい」。GAME Watch、電ファミニコゲーマー、Gamerもそろって報じ、Yahoo!ニュースにも転載された。前作がSteam日本ランキング1位を取った市場だけに、扱いの厚さは本国とほぼ並ぶ。

🏁 目標は「イヴを超える」——610万本IPの主人公交代は賭けだが、布石は揃っている

前作『Stellar Blade』は2026年1月時点でPS5とPC合計約610万本(Sensor Tower集計)。その看板キャラクターを続編で降ろすのは、普通に考えれば賭けだ。ただ、SHIFT UPのこの数か月の動きを並べると思いつきではないことが分かる。5月に続編の自社販売を表明し、4月にはバイオハザードの生みの親・三上真司が率いる約60人のUNBOUND Gamesを子会社化済み。販売も開発体制も、シリーズを自力で回す前提で組み替えてきた。

キム代表はファミ通の取材で「イヴの魅力を超えるのが目標。外見だけでなく、プレイヤーがイヴィを本気で好きになれるキャラクターにする」と語った。つまりブラッドレインは、ステラーブレイドを「イヴのゲーム」から「世界観のIP」へ広げる最初の一手だ。うまくいけば、韓国産AAAが日本や欧米のパブリッシャーを介さずシリーズ化を回す初の事例になる。日本のファンにとっては、ファミ通に実機を持ち込むほど日本市場を重く見ているスタジオの新作、という意味でも見届ける価値がある。