2026年11月3日 海外メディアとファンの愛を、脚色なしで日本語に @VelleityNote
Home/音楽・カルチャー/Vaundy アジアアリーナツアー「HORO」/Vaundyの台湾公演|台北アリーナ2日間で2.6万人、アジアツアーの海外最終公演に。ソウルは3万人

Vaundyの台湾公演|台北アリーナ2日間で2.6万人、アジアツアーの海外最終公演に。ソウルは3万人

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
公開
最終更新
現地の一次ソースで確認 約5分で読めます
Vaundyの台湾公演|台北アリーナ2日間で2.6万人、アジアツアーの海外最終公演に。ソウルは3万人

3行サマリー

  • Vaundyが10月31日と11月1日に台北アリーナ(台北小巨蛋)で単独公演を開き、2日間で約2万6,000人を集めました。
  • アジアアリーナツアー「HORO」は5都市9公演が完売。上海2公演は中止になったため、台北が海外日程の最終地です。
  • 海外の動員はソウル2日間の3万人と合わせて約5万6,000人。台北ではチェンソーマンのED「CHAINSAW BLOOD」も歌われました。

広告

SeriesVaundy アジアアリーナツアー「HORO」全2本

Vaundy初のアジアアリーナツアー「HORO」の海外公演と動員を追う連載

  1. 2026/9/28【韓国】Vaundy、韓国初の単独公演に2日間で3万人。アジアツアーは5都市完売、上海のみ中止
  2. 2026/11/2Vaundyの台湾公演|台北アリーナ2日間で2.6万人、アジアツアーの海外最終公演に。ソウルは3万人(この記事)

Vaundy、台北アリーナ2日間で2.6万人。上海中止でここがアジアツアーの海外最終公演に

Vaundyの台湾公演は、2日間で約2万6,000人を集めて終わりました。会場は台北アリーナ(台北小巨蛋)で、10月31日と11月1日の2公演です。台湾の中央社(CNA)、中國時報、TVBSがそろって「2.6萬人」と伝えています。TVBSによると1日あたりの観客は約1万3,000人でした。

この台北公演は、初のアジアアリーナツアー「HORO」の海外日程の締めくくりでもあります。公式サイトは「5都市9公演が完売」と告知しています。11月14日と15日に予定していた上海2公演は、8月の時点で中止が発表されました。

9月のソウル公演については、韓国初の単独公演に2日間で3万人が集まったことを以前の記事でまとめています。今回はその続きにあたる、台北の2日間の記録です。

中央社と中國時報が伝えた台北の2日間、約100分のステージで台湾語の「多謝」は4回

出典:Vaundy小巨蛋開唱歌單驚喜 二度衝下台跟歌迷互動(中央社 / 2026年11月1日)

出典:嗨翻2.6萬人!Vaundy連兩天小巨蛋開唱 IG驚喜直播秀台粉熱情(中國時報 / 2026年11月1日)

反正everything in the music,我要說的都在音樂裡了。

中國時報が伝えた、ステージ上のVaundyの言葉です。「どのみち everything in the music、言いたいことは全部音楽の中にある」という意味になります。

公演は1回あたり約100分でした。中央社によると、四方を客席が囲むステージで、大型スクリーンに本人を映す演出はなく、レーザーと照明で見せる構成だったそうです。Vaundyは2度ステージを降りて客席のそばまで行き、台湾語の「多謝(ありがとう)」を4回繰り返して客席にも言わせています。

2日目には、セットリストに「花占い」が加わりました。「Tokyo Flash」の途中では公式Instagramのライブ配信が始まり、Vaundyがスマートフォンのカメラにマイクを向けて、台北の歓声を海外のファンへ届けています。中國時報とTVBSが同じ場面を伝えました。

チェンソーマンED「CHAINSAW BLOOD」と「怪獣の花唄」で、台北の客席が声を合わせた

台湾メディアがこぞって取り上げたのは、アニメ『チェンソーマン』のエンディング曲「CHAINSAW BLOOD」です。TVBSは、血のように赤いレーザーと45度に傾けたリング状の照明を合わせた演出を伝えています。

「怪獣の花唄」では、Vaundyが客席にマイクを向け、会場全体で歌う場面がありました。緯來新聞などの見出しには「破億神曲(再生1億回超えの名曲)」という言い方が並んでいて、台湾のファンにとってもすでに「知っている曲」になっていることがうかがえます。

途中、Vaundyが「日本語がわかる人は手を挙げて」と呼びかけると、多くの手が挙がりました。これに「絶対うそでしょ」と返して笑いが起きた、と複数のメディアが伝えています。冗談めかしたやりとりですが、日本語の歌詞をそのまま口ずさめる客席だったことは、合唱の場面が示しています。

台湾で日本のソロ歌手がアリーナを埋める理由、入口はアニメの曲と日本語のまま歌える客席

Vaundyが台湾で大きな会場を埋められる一番の理由は、アニメの主題歌で曲を知った層が厚いことだと考えています。海外では、アーティストの名前より先にアニメの映像と一緒に曲が届きます。「CHAINSAW BLOOD」は、まさにその入口になった曲です。

では、なぜ今なのか。台湾ではこの秋、日本の音楽の公演が一段大きな会場へ移っています。YOASOBIは台北ドーム2日間の7万枚を完売させ、藤井風は高雄の5万人規模のスタジアムで単独公演を開きました。台北アリーナ1万3,000人規模を2日続けて埋めたVaundyも、同じ流れの中にいます。

関心の高まりは数字にも出ていました。Wikipediaの「Vaundy」の項目は、中国語版の閲覧が直近7日で1日平均511回。前の週(122回)の約4.2倍です。同じ期間の日本語版は1日平均1,379回で、前週とほぼ変わりませんでした(いずれも当サイトが11月2日に計測)。台湾公演の週に、中国語圏だけで検索が跳ねたことになります。

海外2都市で5.6万人、Vaundyが台北で約束した次の会場は「全席スタンディング」

今回のツアーで動員数が公表されている海外公演は、ソウル(2日間3万人)と台北(2日間2万6,000人)の2都市で、合わせて約5万6,000人です。香港公演(10月3日・AsiaWorld-Arena)は完売と告知されていますが、動員数は公表されていません。

日本のファンにとって気になるのは、台北での約束だと思います。台湾の女性誌Bella儂儂によると、上の階の席では立てない会場の決まりに触れ、次はどの階でも立てる会場にすると話したそうです。日本での公演と同じ熱量で楽しんでほしいという意図が伝わる一言で、印象に残りました。

中国本土の公演が中止になった一方で、台湾と韓国ではアリーナが2日続けて埋まりました。Vaundyの海外での足場がどこにあるのかは、この2都市の数字がはっきり示しています。次の海外公演の発表があれば、会場の規模がアリーナからさらに上がるのかに注目したいと思います。

広告

吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。