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【台湾】藤井風、高雄の5万人スタジアムで単独公演。日本人ソロで初、2年前の台北アリーナ2日間2万枚から拡大

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
公開
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現地の一次ソースで確認 約4分で読めます
【台湾】藤井風、高雄の5万人スタジアムで単独公演。日本人ソロで初、2年前の台北アリーナ2日間2万枚から拡大

3行サマリー

  • 藤井風が10月31日、収容約5万人の高雄国家体育場(世運主場館)で「Prema World Tour」の単独公演を開きました
  • 台湾での会場は2023年の台北国際会議センター(TICC)、2024年の台北アリーナ2日間・計2万枚超から、3年で約5万人規模へ
  • 中国語版Wikipediaの「藤井風」の閲覧は直近7日平均925回で、前の週(250回)の3.7倍に跳ねています

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藤井風、10月31日に高雄の5万人スタジアムで単独公演

藤井風は10月31日夜、台湾南部・高雄市の高雄国家体育場で、ワールドツアー「Fujii Kaze Prema World Tour」の公演を行いました。開演は現地19時、日本時間では20時です。

この会場は2009年のワールドゲームズのために建てられた主会場で、台湾メディアは収容人数を約5万人と伝えています。日本人ソロ歌手がここで単独公演を開くのは初めてで、主催はKKLIVE。チケットは1,800〜5,800台湾ドルの5段階でした。

高雄市は当日、会場前の世運大道を9時から24時まで車両通行止めにし、警察官約300人と協力員128人を動員しました。日本のアーティスト1人の公演に、市がここまでの交通対策を敷いたのは印象的でした。

ETtoday・聯合報が伝えた「日本人ソロで同会場初」と市の交通対策

出典:日本solo歌手第一人!藤井風10月唱進高雄世運 挑戰5萬人場地(ETtoday星光雲 / 2026年6月10日)

出典:藤井風明晚世運開唱 警方動員400餘警民力封路(聯合報 / 2026年10月30日)

創下首位日本SOLO歌手站上該場地紀錄(日本のソロ歌手として初めてこの会場に立つ記録をつくる)

公演が終わった直後の10月31日夜には、NOWnewsが「5万人の観客」の前でのステージだったと報じています。主催者による正式な動員数は、11月1日朝の時点でまだ出ていません。

2023年はTICC、2024年は台北アリーナ2日間。3年で会場が約5万人規模に

台湾での藤井風は、毎回ひとつ上の会場へ移ってきました。ETtodayと鏡週刊によると、2023年の初来台公演は台北国際会議センター(TICC)で完売して追加公演を出し、2024年の台北アリーナ(台北小巨蛋)2日間は2万枚を超えるチケットが短時間で売り切れました。

なぜここまで伸びたのか。ひとつは、楽曲が国境を越えて先に届いていたことです。「死ぬのがいいわ」は2022年ごろからSNSで海外に広がり、日本語の歌詞のまま聴かれてきました。台湾ではそれに加えて、来るたびに即完売が続きました。その実績が、より大きな会場へ進む一番の根拠になったと受け止めています。

もうひとつは、今回のツアーの性格です。3作目のアルバム『Prema』は全曲英語詞で、藤井風にとって海外に向けた新しい段階の作品です。英語詞のアルバムを掲げたツアーで、日本の外のスタジアムを満員にしにいく。その選び方自体が、このツアーの狙いをよく表しています。

台湾の検索は前週の3.7倍。同じ夜には台北でVaundyも公演

台湾側の関心は、数字にもはっきり出ています。Wikipediaの閲覧数を編集部で調べたところ、中国語版「藤井風」の直近7日平均は925回で、前の7日(250回)の3.7倍でした。日本語版も2,030回と前週の1.43倍に増えていますが、伸び方は中国語版のほうがずっと急です。

しかも同じ10月31日の夜、台北アリーナではVaundyが公演を開いていました。NOWnewsは2つの公演の重なりを「J-POPファンはかなり悩む」と伝えています。日本のソロアーティスト2人が、同じ夜に台湾の北と南で大きな会場を埋めていたことになります。

日本のファンにとっては、台湾が「海外ツアーのついでに寄る場所」ではなくなった、ということでもあります。台湾では即完売が3回続き、1公演あたりの規模は台北アリーナ(2日で2万枚超)の約5倍になりました。日本から遠征するファンにとっても、台湾公演はもう気軽に取れるチケットではありません。

【追記 2026/11/02】中央社(CNA)・TVBS・緯来新聞網は11月1日、高雄公演の観客を4.5万人と報じました。公演は約2時間で全20曲。「It Ain’t Over」と「Forever Young」はライブ初披露で、「Forever Young」では約90秒の花火が上がりました。「青春病」では、公演前に高雄で撮った映像(蓮池潭や西子湾、公園で地元の年配の人たちと将棋をする場面)が流れています。台湾メディアの見出しを最も集めたのはトークコーナーで、パンツの色を聞かれた藤井風がその場で赤い金運柄のパンツを見せ、同じ柄の商品(1枚87台湾ドル)が通販で売り切れたと中時新聞網が伝えています。客席には変装した田馥甄(Hebe)の姿もありました。なお、ツアーのバンコク公演(12月26日)は8月に中止が発表されており、次の海外公演は2027年1月9日のソウル・高尺スカイドームです。(一次ソース)

英語詞の新作で、藤井風は台湾のスタジアムから外へ踏み出した

今回の高雄公演は、台湾で積み上げてきた3年分の完売実績が、5万人規模の会場という形で返ってきたものです。TICC、台北アリーナ、高雄国家体育場と、会場の大きさがそのまま現地での広がりを示しています。

正式な動員数や当日の反応は、主催者や現地メディアの続報で確かめていきます。日本語の曲で海外に届いた藤井風が、英語詞の『Prema』でどこまで聴き手を広げるのか。台湾での3年を振り返ると、その答えはこのツアーの先にありそうです。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。