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【韓国】KATSEYE新曲『Animal』、自己最高のSpotify世界9位発進。エド・シーラン作詞に韓国ファンは賛否

編集部
吉沢まことVelleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight
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【韓国】KATSEYE新曲『Animal』、自己最高のSpotify世界9位発進。エド・シーラン作詞に韓国ファンは賛否

3行サマリー

  • KATSEYEの新曲『Animal』が7月24日に配信され、初日でグローバルSpotify9位・米国4位、再生334万回とグループ自己最高のデビュー成績を記録しました。
  • 作詞にエド・シーラン、ミュージックビデオにデミ・ムーアが参加。8月14日発売のEP『WILD』の先行曲です。
  • 韓国のコミュニティでは大ヒットと盛り上がる一方で賛否も。日本ではSummer Sonic 2025に出た組ですが、2026年のワールドツアーに日本公演がなく、残念がる声が出ています。

KATSEYE『Animal』、配信初日にSpotify世界9位でグループ自己最高の発進

HYBEとGeffenが送り出したグローバルガールグループ、KATSEYE(キャッツアイ)の新曲『Animal』が、7月24日の配信初日からSpotifyのグローバル・デイリーチャートでいきなり9位に入りました。初日の再生数は334万6千回。米国のSpotifyチャートでも初日97万7千回で4位につけ、その日のグローバル新規参入曲としては最上位でした。これまでのKATSEYEの最高位は『Gabriela』の7位でしたが、初動の勢いでは今回の『Animal』がグループ自己最高です。8月14日に出す3枚目のEP『WILD』の先行曲にあたります。

韓国メディアが伝えた『Animal』、作詞にエド・シーラン、MVにデミ・ムーア

元ネタ본능과 야성 깨운다…캣츠아이, ‘Animal’ 발매(電子新聞 / 2026年7月24日)

본능과 야성 깨운다…캣츠아이, ‘Animal’ 발매(本能と野性を呼び覚ます。KATSEYE『Animal』発売)

今回の『Animal』でまず目を引いたのが、制作陣の顔ぶれでした。作詞にはエド・シーランが名を連ね、ミュージックビデオには映画『サブスタンス』のデミ・ムーアがカメオ出演しています。曲は理性と本能のぶつかり合いをテーマに、動物の爪を思わせる振り付けと大胆な表情で見せる作りです。アップテンポなリズムに耳に残るフックを重ねた、彼女たちの舞台上の存在感を映すような一曲でした。

初日334万再生は、賛否を呼んだ前作『Gnarly』路線の拡張線上にある

KATSEYEは、2023年のサバイバル番組『The Debut: Dream Academy』から生まれた6人組です。メンバーの出身はフィリピン、韓国、スイス、米国と多国籍で、韓国出身のユンチェが唯一の韓国人メンバー。2025年の『Gnarly』でBillboardのHot 100に初めて入り(92位)、続く『Gabriela』は7位まで伸びました。『Animal』はその延長で、世界配信を最初から狙った設計に見えます。韓国の音楽産業が育てた制作システムから、韓国色をあえて前に出さないヒットが出てくる。その意味で、今回の初動は数字以上に注目されました。

韓国では「多国籍グループの企画意義」への称賛と、エド・シーラン作詞への賛否が並走

韓国最大級のコミュニティ「TheQoo」では、配信直後に「大ヒットしたKATSEYE Animal(스포티파이)」というスレッドがHOT欄に上がり、コメントは290件、閲覧は5万件を超えていました。X(旧Twitter)の韓国語圏でも、反応は素直な称賛と冷静な賛否に分かれていたのが印象的でした。

多いのは、グループのコンセプトそのものを好意的に見る声です。あるユーザーは「ソピアとフィリピン語のクイズをして、ユンチェとは韓国語で会話する。メンバーが互いの言語に関心を持ち、実際にかなりよく知っている。KATSEYEという多国籍・多人種グループの企画意義が本当に美しい形になっている」と書いていました。楽曲の出来については「新曲もエスパの日本での新曲も、どちらも素晴らしい」と並べて褒める投稿も見られます。

一方で、作詞のエド・シーランを冷静に見る声もありました。「新曲がエド・シーラン作詞だと聞いた瞬間、エド・シーランの声で歌ったバージョンが頭の中で自動再生された。つまり自分は好きではない、という意味」という率直な感想には、賛同する引用も付いていました。前作を引き合いに「『Gnarly』の出だしのように聞こえる」と評す声もあり、KATSEYEらしさの延長として受け止めているファンが多い印象でした。

日本ではSummer Sonic 2025に出た組、2026年ツアーに日本公演がない

日本との接点でいうと、KATSEYEは2025年8月16日から17日のSummer Sonic東京が、初めての日本フェスでした。当時の『Gnarly』も配信直後は賛否が割れた曲でしたが、フェスのセットを締める曲として披露され、その後にストリーミングを伸ばしています。今回の『Animal』とエド・シーランをめぐる賛否は、あの時の流れをどこか思い出させます。

気がかりなのは、9月から11月に回る「The Wildworld Tour」の日程に日本公演が入っていない点です。欧州と北米のみで、Summer Sonicで手応えを得た日本のファンからは、追加の日本公演を望む声が出ています。HYBEは日本を拠点にした&TEAMのようなグローバルグループも手がけており、KATSEYEをどう日本市場につなげるかは、これからの見どころだと感じます。

韓国発の制作システムが生む「韓国色の薄いヒット」を、日本のファンはどう受け止めるか

『Animal』の初動は、K-POPの枠組みが国籍やメンバーの言語を越えて、世界のチャートで通用する曲を作り始めていることを、あらためて見せてくれました。エド・シーランの参加に賛否が出るのも、リスナーが彼女たちを「K-POPの新人」ではなく、世界の音楽シーンの一員として測っているからでしょう。韓国のファンが「企画意義が美しい」と受け止め、日本のファンが来日公演を待つ。その温度差そのものが、KATSEYEという存在の面白さだと個人的には感じています。次のEP『WILD』が、この評価をどこまで押し上げるのか。8月14日を静かに待ちたいと思います。

編集部
吉沢まこと
Velleity Note 編集部 ・ Overseas Reception, Read Straight

日本のアニメ・ゲーム・音楽・カルチャーが海外でどう受け止められたかを、賛否そのままに、現地語の一次ソースで確かめてから日本語にしています。褒めるだけの国内報道とは違う角度で。続報があれば更新日を明記して追記します。