【ブラジル】新しい学校のリーダーズ、初の中南米ツアーで3か国へ。サンパウロではゴリラズと並ぶプリマヴェーラ・サウンドに登場

3行サマリー
- 新しい学校のリーダーズが2026年12月、自身初の中南米ツアーでチリ・ブラジル・メキシコの3か国3都市を回ります。
- サンパウロでは12月6日、ゴリラズと同じ日に南米最大級のフェス「プリマヴェーラ・サウンド」へ出演。4thアルバム『From Tokyo with Love』も7月24日に配信が始まりました。
- 2023年のコーチェラ出演から広がった海外人気が、日系イベントではなく本体フェスへの招へいという形で届いた点に、日本のグループの立ち位置の変化が表れています。
新しい学校のリーダーズ、12月に初の中南米ツアー。チリ・ブラジル・メキシコの3か国を巡ります
4人組ダンスボーカルグループ、新しい学校のリーダーズが、自身初となる中南米ツアー「FIRST LATIN AMERICA TOUR 2026」を発表しました。12月3日にチリ・サンティアゴのテアトロ・カウポリカン、12月5日と6日にブラジル・サンパウロ、12月8日にメキシコシティのベロドローモ・オリンピコを回る日程です。チリとメキシコは単独公演、ブラジルは南米最大級の音楽フェス「プリマヴェーラ・サウンド・サンパウロ」への出演という構成になっています。メキシコシティ公演は、彼女たちにとってこれまでで最大規模のワンマン会場だと案内されています。
元ネタはアソビシステム公式発表。4thアルバム配信と同じ時期の告知でした
元ネタ:ATARASHII GAKKO! To Embark on First Latin American Tour(アソビシステム / 2026年7月)
ATARASHII GAKKO! will kick off its first-ever Latin American tour in December 2026, performing at Primavera Sound Sao Paulo in addition to solo concerts in Santiago and Mexico City.
ツアー告知は、4枚目のフルアルバム『From Tokyo with Love』の配信リリース(7月24日)とほぼ同じタイミングで届きました。アルバムには先行配信された「Oi AG!」や、三井住友カードのCMに起用された「TTTTOKYO」など全10曲が並びます。「東京から世界へ」という主題を掲げた作品の発売直後に、これまで足を運んでいなかった南米が加わった格好です。
サンパウロではゴリラズと同じ日に。日系フェスではなく本体フェスへの出演です
私が今回いちばん印象に残ったのは、ブラジル公演の中身でした。会場は日本文化の祭典ではなく、ゴリラズやザ・ストロークスがヘッドライナーを務める国際フェス「プリマヴェーラ・サウンド・サンパウロ」です。12月5日と6日にインテルラゴス・サーキットで開催され、35組以上が名を連ねます。新しい学校のリーダーズは、ヘッドライナーのゴリラズと同じ12月6日のステージに立ちます。
これまで日本のアーティストがブラジルで公演する場合、サンパウロの日本祭りやアニメ系イベントが主な受け皿でした。今回はそうした場ではなく、洋楽ロックやヒップホップのファンが集まる大型フェスの正規ラインナップに、日本語で歌うグループが並んでいます。届き方が一段変わったと受け止めました。
現地ブラジルの音楽メディアは、国際的ラインナップの一角として紹介しています
ブラジルの音楽メディアの反応を追うと、出演決定は好意的に受け止められていました。ポップカルチャー誌のKoreaINやJBox、ON Pop Lifeなどが相次いで出演確定を報じ、いずれもゴリラズやザ・ストロークスと並ぶ形で名前を挙げています。エンタメ系サイトのEntretetizeiは、フェスのサンパウロ復活を「リード」する顔ぶれの一つとして同グループを取り上げました。
音楽サイトのsucodemangaは、彼女たちを「現在の日本ポップスでもっとも予測不能で革新的な名前の一つ」と評しています。ブラジルの読者に向けて、J-POPやパンク、ヒップホップ、コンテンポラリーダンスを混ぜ合わせるスタイルと、体力勝負のパフォーマンスがていねいに説明されていました。文化や言語の壁を越える日本のアーティストへの関心が、ブラジルの観客の間で静かに広がっている様子がうかがえます。
4thアルバム『From Tokyo with Love』が示す、東京から世界への10年です
新しい学校のリーダーズは、2023年に日本のグループとしてコーチェラのステージに立ち、アジア発の音楽レーベル88risingとの結びつきを足がかりに海外での知名度を高めてきました。今年でデビュー10年を迎え、秋には国内5都市のZeppツアーも控えています。国内の節目と海外の新規開拓を同じ年に重ねている点に、この10年の積み上げが見えてきます。
『From Tokyo with Love』というタイトルは、東京を拠点に世界へ届けるという現在地をそのまま言葉にしたものだと感じます。中南米という新しい行き先は、その延長線上にある一歩と言えそうです。
まとめ:日本のグループが海外フェスに当たり前に呼ばれる時代の一場面です
今回の中南米ツアーは、単発の話題にとどまらない意味を持っています。日系コミュニティ向けのイベントではなく、洋楽の大型フェスが日本語で歌うグループを主要な出演者として迎える。その事実自体が、日本の音楽が海外でどう受容されているかを映しています。コーチェラから南米フェスへと続く流れは、日本のアーティストが特別枠ではなく普通のラインナップとして海外に招かれ始めた、その一場面だと受け止めました。
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