📊 3行サマリー

  • スクウェア・エニックスが、ファイナルファンタジー7リメイク3部作の完結編『レヴェレーション』を6月5日のSummer Game Festで発表。発売は2027年春。
  • これまでのPS5時限独占をやめ、PS5・Nintendo Switch 2・Xbox Series X|S・PCの4機種で同時発売する。原作(1997年)の30周年に重なる。
  • 前作『リバース』がPS5独占で売上を伸ばせなかった反省からの方針転換。海外ファンは「やっと全員が同じ日に遊べる」と受け止めた。

📝 スクエニ、FF7リメイク完結編『レヴェレーション』を2027年春に4機種同時発売と発表

スクウェア・エニックスが、ファイナルファンタジー7(FF7)リメイク3部作の最終章を正式に明かした。タイトルは『ファイナルファンタジー7 レヴェレーション』。6月5日、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開かれたゲーム情報イベントSummer Game Fest 2026の最後を飾る発表だった。

ステージにはディレクターの浜口直樹が立ち、発売を2027年春と告げた。声の出演には、テーブルトークRPG番組『Critical Role』で知られるマシュー・マーサーが加わり、ヴィンセント・ヴァレンタイン役としてゲームプレイ映像のナレーションも務めている。原作FF7が世に出たのは1997年。完結編はちょうど30周年の節目に届くことになる。

📰 GameSpot報道:飛空艇ハイウインドで星全体を飛び回る、開かれた世界へ

元ネタFinal Fantasy 7 Revelation Gets Its First Trailer At Summer Game Fest(GameSpot / 2026年6月5日)

The final chapter in the Final Fantasy 7 Remake trilogy takes an open-world approach that has you flying the Highwind airship all over the planet, and is set to release simultaneously on all platforms in Spring 2027.

完結編では飛空艇ハイウインドで星のどこへでも飛び、目的地に着いたらパラシュートで降りる――そんな移動の自由が映像で示された。シド・ハイウインドとヴィンセント・ヴァレンタインが正式に仲間に加わり、戦闘ではコマンドを仲間全員へ一括で出せる新しいタクティカルモードも追加される。星を守るために生まれた巨大兵器「ウェポン」を追う展開も匂わされた。

🔥 PS5独占をやめた理由——前作『リバース』の販売不振が会社を動かした

この発表でいちばん語られたのは、ゲームの中身よりも「全機種同時」という売り方のほうだった。前作『FF7リバース』は2024年2月にPS5の時限独占で出たが、売上は社内の期待に届かなかった。プレイできる人がPS5の持ち主に限られたことが、伸び悩みの一因とされている。

その反省から、スクウェア・エニックスは看板タイトルをPlayStation・Xbox・Nintendo・PCへ広く出す方針へ舵を切った。『レヴェレーション』はリメイク3部作で初めて、発売初日から全機種でそろって遊べる作品になる。「独占で囲って売る」やり方を、シリーズ自身が手放した格好だ。

🌎 海外ファンの反応:「やっと全員が同じ日に」と歓迎、一方で誤訳パニックも

海外の掲示板では、安堵の声が目立った。ResetEraのスレッドでは「3部作が完結した今、3機種すべてで試せるのは大きい」「PSを持っていなくて初日に遊べなかった層を取り戻せる」といった書き込みが並んだ。完結のタイミングと全機種対応が重なったことを、好材料として受け止めるファンが多い。

ただし、ひと騒動もあった。PlayStation Japanの投稿が機械翻訳(Grok)の取り違えで『レヴェレーション』をPS5独占と表現してしまい、Xbox・Switch 2・PCのプレイヤーが一時混乱した。スクウェア・エニックスの公式告知は全機種同時発売だったため、誤りはほどなく指摘されている。なお発表トレーラー単体ではSummer Game Fest週の最多再生(首位は1,000万回超のSpyro新作)には届かなかったが、複数の関連クリップを合算すれば上位に食い込む規模だった。

🇯🇵 日本のFFファンとスクエニにとっての意味

日本のプレイヤーにとっても、機種をまたいで初日に遊べるのは素直にありがたい。それ以上に大きいのは、国産の看板RPGが「PS独占ありき」から離れた事実のほうだろう。FF7という最大級のIPが自ら独占をやめたことは、ほかの大型タイトルの売り方にも影響しそうだ。

完結編には、日本的な情緒の漂う土地ウータイの再登場や、前作で人気を集めたカードゲーム「クイーンズ・ブラッド」の拡張、スノーボードの復活なども予告されている。原作30周年にあたる2027年春、3部作がどう幕を閉じるのか。日本のファンが見届ける準備は整いつつある。

🏁 「独占で売る時代」の終わりを、シリーズ最大のIPが自ら示した

『FF7 レヴェレーション』のニュースの核心は、トレーラーの美麗さではない。前作の不振を直視し、最も売れるはずの完結編で独占という後ろ盾を手放した――その判断にある。海外ファンの「やっと全員で」という反応は、独占がいかにプレイヤーを分断していたかの裏返しでもある。発売は2027年春。3部作の終わりは、日本の大型ゲームの売り方が変わる節目にもなりそうだ。