【アメリカ】カプコン『モンハンワイルズ』の新アクション映像、英語版の再生59万回は日本語版の1.7倍。大剣編では2.8倍に開いた
最終更新

3行サマリー
- カプコンが9月2日15時18分、『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』の新要素「ブーストブレイサー」の映像を公開。14ある武器種すべての紹介動画を9月15日まで毎日1本ずつ出す
- 公開からおよそ18時間の時点で、総論にあたる紹介映像は英語版59万回に対し日本語版35万回。武器別の第1弾「大剣」は英語版44万回に対し日本語版16万回(2026年9月3日9時40分ごろ・JST時点の実測)
- 東京ゲームショウ2026で世界初の試遊出展が決まっており、発売は2027年予定。日本のプレイヤーが世界で最初にこの新アクションを手で触ることになる
カプコン、14武器すべてに新アクション。9月15日まで毎日1本ずつ出す
カプコンは9月2日、『モンスターハンターワイルズ』の超大型拡張コンテンツ『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』の新要素「ブーストブレイサー」を紹介する映像を公開しました。ハンターの腕に装着する装置で、攻撃を当て続けてエネルギーをためると「ブースト状態」に入り、一定時間だけ技と派生が増えるという仕組みです。
公開されたのは総論にあたる「ブーストアクション紹介動画」と、武器別の第1弾となる「大剣」の2本。ここから9月15日まで、14ある武器種の紹介動画を毎日1本ずつ出していくと公式が明言しています。大剣では、オフセット攻撃を続けて2回つなげる、武器を出したまま走る、溜め斬りが強化される、といった変化が確認できます。
発売は2027年予定で価格は未定。対応機種はPlayStation 5、Xbox Series X|S、Steamです。遊ぶには本編に加えて★7の任務クエスト「夢から覚めて」(Chapter6-1)のクリアが必要だと、リリースに明記されています。
出典:カプコン公式リリースとGematsuの報道
出典:ブーストアクションで狩りはさらなる進化を遂げる。東京ゲームショウ2026で“世界初”試遊出展が決定した『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』の新アクション紹介映像を本日より順次解禁!(株式会社カプコン / 2026年9月2日)
出典:Monster Hunter Wilds expansion ‘Ascendance’ trailers(Gematsu / 2026年9月2日)
試遊出展に先駆けて新要素「ブーストブレイサー」を活用したアクションの紹介動画を本日9月2日(水)から公開開始。
総論は英語版59万回・日本語版35万回。大剣編になると44万回対16万回に開いた
同じ日に同じ内容が日英で出ているので、どちらがよく見られているかを自分で数えてみました。2026年9月3日9時40分ごろ(JST)にYouTubeの検索結果とチャンネルの動画一覧で確認した実測値です。
| 映像 | 日本語版(CapcomChannel・登録82.6万人) | 英語版(Monster Hunter・登録65.6万人) |
|---|---|---|
| ブーストアクション紹介(総論) | 35万回 | 59万回 |
| 武器別 第1弾「大剣」 | 16万回 | 44万回 |
総論の段階で英語版が日本語版のおよそ1.7倍。ここまでは、モンスターハンターが世界で売れているシリーズであることを思えば意外ではありません。目を引いたのは次の段です。総論から武器別の大剣へ進んだとき、日本語版は35万回から16万回へ落ちて残りおよそ46%、英語版は59万回から44万回へ落ちてなおおよそ75%が残りました。差は1.7倍から2.8倍に開いています。
チャンネル登録者は日本語のCapcomChannelが82.6万人で、英語のMonster Hunterチャンネルの65.6万人より多い。母数で負けている側が、細かい武器の話まで見に行く割合で勝っているという形です。英語圏には、総論のかっこいい映像だけでなく「自分の武器がどう変わるのか」を初日から追いかける層が厚い、と読めます。なお英語圏にはPlayStation公式チャンネルにも同じ総論映像があり、こちらは11万回でした。英語側の実数はもう少し積み上がります。
ちなみに2か月前に出た『アセンダンス』の初公開トレーラーは、英語版が109万回。今回の総論映像は18時間で59万回まで来ているので、初報に迫る勢いで見られていることになります。
海外の見立ては「デビル メイ クライのネロと同じ」。歓迎と「作業になる」懸念に割れた
英語圏の反応は、驚くほど一点に集中しました。ブースト状態に入るとき武器に炎が走り、バイクのアクセルをふかすような演出が入ります。これが同じカプコンの『デビル メイ クライ』でネロが使う「レッドクイーン」のエクシードにそっくりだ、という指摘です。
GamesRadar+のScott McCrae記者は「デビル メイ クライのファンは全員同じことを考えている」という見出しで記事をまとめ、SNS上では「モンハンにネロのエクシードをそのまま入れてきた」「レッドクイーンをコラボ武器で出さなかったら承知しない」といった受け止めが目立つと書いています。同記事は、モンスターハンター系の配信者が大剣のオフセット2連発に絶叫したことも紹介しています。
手放しの歓迎ばかりではありません。Windows CentralのAlexander Cope記者は、同じくエクシードを連想したと書いたうえで、率直な戸惑いも残しています。『モンスターハンターワイルズ』にはすでに「傷」とフォーカスモードという強力な仕組みがあり、そこへブーストが乗ると、マスターランクですら戦闘が作業になってしまうのではないか、というものです。強くなる要素が増えること自体が、このシリーズでは手放しに喜べる話ではない。そこを名指しで書いた記事が発表当日に出ているのは、海外のプレイヤー層の成熟を感じさせます。
もう一点、英語圏の記事に共通して漂っていたのは、『デビル メイ クライ』そのものへの飢えでした。シリーズは2019年の『5』以来、新作が出ていません。「モンハンで一番デビル メイ クライらしい動きが見られるのが今」という、少し切ない読まれ方をしています。
世界で最初に触るのは幕張。東京ゲームショウ2026で世界初の試遊出展
日本のプレイヤーにとって、この発表にはもう一つの意味があります。カプコンはリリースで、『アセンダンス』の世界初となる試遊出展を東京ゲームショウ2026で実施すると発表しました。9月2日からの映像ラッシュは、9月15日に14武器を出し切り、9月17日のカプコンのTGSショーケースへつなげる導線として組まれています。
つまり、英語圏が59万回の再生で盛り上がっている新アクションを、実際にコントローラーで確かめられるのは幕張の来場者が世界で最初ということです。海外メディアはこの点を悔しがるでもなく淡々と伝えていますが、Windows Centralは、TGSの試遊には未公開の復活古龍との戦いが含まれるとも書いています。映像で追いかけている14日間の先に、まだ見せていないものが控えている構図です。
数字が示したのは「熱量の濃さ」の差
総論で1.7倍、各論で2.8倍。この開き方は、単に海外のほうがモンスターハンターの人口が多いという話には収まりません。総論を見た人のうち何%が武器別の細部まで付いてくるか、という残存率で見ると、日本語版46%に対して英語版75%でした。登録者数では日本語チャンネルが上回っているのに、です。
もっとも、日本ではファミ通や4Gamerといった専門メディアが同じ内容を記事で流すため、動画を最後まで追わなくても情報が届く経路が整っています。そこも効いているはずで、再生数の差だけで関心の差を断じるのは早い。9月15日まで毎日1本ずつ、同じ条件の映像が14回並びます。日英の差がここから広がるのか縮まるのかは、あと2週間で答えが出ます。
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