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【ブラジル】スクウェア・エニックスの未発表『ロマサガ3』、政府の年齢区分に5機種で登録。日本のXでは紹介投稿が22万表示

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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現地の一次ソースで確認 約7分で読めます
【ブラジル】スクウェア・エニックスの未発表『ロマサガ3』、政府の年齢区分に5機種で登録。日本のXでは紹介投稿が22万表示

3行サマリー

  • スクウェア・エニックスの未発表タイトル『Romancing SaGa 3: Destinies United』が、ブラジル法務・公安省の年齢区分に登録されました。対応はPC・Nintendo Switch・PS5・Xbox Series X|S・Nintendo Switch 2の5機種、官報への掲載日は2026年8月31日です
  • 区分は「12歳未満には推奨しない」。製作年は2026年、原産国は日本、配給と制作の両欄に「Square-Enix」と記載されています
  • 海外の反応はコアに寄っています。登録1万766人のReddit「r/SaGa」が86コメントに対し、登録357万人の「r/Games」は7コメント。日本のXでは紹介投稿が22万8,870表示まで伸びました

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Seriesロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド全2本

1995年の『ロマンシング サ・ガ3』フルリメイクをめぐる発表と海外での受け止めを追う連載です。

  1. 2026/9/1【ブラジル】スクウェア・エニックスの未発表『ロマサガ3』、政府の年齢区分に5機種で登録。日本のXでは紹介投稿が22万表示(この記事)
  2. 2026/9/10【アメリカ】スクウェア・エニックスのロマサガ3リメイク、2027年2月16日発売。対応言語は2019年版の2つから8つに増えた

【追記 2026/09/11】スクウェア・エニックスは9月9日23時からのニンテンドーダイレクトで『ロマンシング サガ3 デスティニーユナイテッド』を正式に発表しました。1995年版のフルリメイクで、発売は2027年2月16日。対応機種はブラジルの登録と同じ5つで、対応言語は2019年のリマスター版の2つから8つに増えています。詳細は9月10日の記事にまとめました。

ブラジル政府の年齢区分に『ロマサガ3』の未発表タイトル。製作年は2026年、原産国は日本

スクウェア・エニックスが一度も発表していないゲーム『Romancing SaGa 3: Destinies United』が、ブラジル法務・公安省(Ministério da Justiça e Segurança Pública)の年齢区分制度に登録されました。ブラジルでは映像作品やゲームを国が事前に審査し、その結果を官報に載せて公開しています。今回の掲載日は2026年8月31日です。

公開されている登録内容には、対応機種としてPC、Nintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2の5つが並んでいます。製作年は2026年、原産国は日本。配給(Distribuidor)と制作(Produtor / Criador)の両方に「Square-Enix」の名前が入っています。区分は「12歳未満には推奨しない」で、内容表示は合法的な薬物、不適切な言葉遣い、暴力の3つです。

『ロマンシング サ・ガ3』は1995年にスーパーファミコン向けに発売された作品です。2019年11月11日にはHDリマスターがNintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One、PC向けに配信されています。つまりリマスターはすでに世に出ていて、その上で製作年2026年の別タイトルが登録された、という形です。

見つけたのはブラジルのニンテンドー専門サイト。スクウェア・エニックスは何も表明していない

出典:Romancing SaGa 3: Destinies United é classificado para o Switch 2 e Switch no Brasil(Universo Nintendo / 2026年8月31日)

出典:Romancing SaGa 3: Destinies United rated for PS5, Xbox Series, Switch 2, Switch, and PC in Brazil(Gematsu / 2026年8月31日)

A Square Enix não se pronunciou até então sobre a existência dessa nova versão do jogo.

訳すと「スクウェア・エニックスは現時点まで、このゲームの新しいバージョンの存在について何も表明していない」。最初に気づいたのは、2006年から続くブラジルのニンテンドー専門サイト、Universo Nintendoでした。現地時間の8月31日12時7分に記事を出しています。同日、米国のGematsuが官報の該当告示(2026年8月28日付・第1753号)にリンクを張る形で英語圏に伝え、Nintendo EverythingとNoisy Pixelが続きました。

気をつけたいのは、ここで確かなのは「登録された」という一点だけだということです。登録内容にゲームの中身は書かれていません。リメイクなのか、リマスターの再配信なのか、まったく別の形なのか。それを決められるのはスクウェア・エニックスだけで、当サイトが確認した9月1日15時の時点で公式の発表はありません。

r/SaGaは86コメント、登録者が330倍のr/Gamesは7コメント

この一報が海外でどう受け止められたのかを、当サイトで実際に数えてみました。観測は2026年9月1日15時台(日本時間)です。

Redditの作品別コミュニティ「r/SaGa」は、登録1万766人という小さな場所です。そこに立った投稿はスコア162、コメント86件。一方、総合ゲーム板の「r/Games」は登録357万人と330倍以上の規模がありますが、スコア94、コメントは7件でした。「r/gaming」は92票と23コメント、「r/NintendoSwitch2」は24票と8コメントです。

数字の形がはっきり分かれています。人数の少ないコア側は、投票よりコメントが多い。人数の多い一般側は、投票は入るのに会話が起きない。r/SaGaの返信には「RS2のリメイクと同じ開発陣であってほしい」という趣旨の書き込みが並び、r/Gamesでも上位の返信は『Revenge of the Seven』を手がけたスタジオの名前を挙げていました。前作のリメイクが良かったから期待している、という受け止め方が共通しています。

もう一つ意外だったのが、発見元のブラジルです。ブラジルの当局データベースから見つかった話なのに、ブラジル人向けの「r/NintendoBrasil」は2票と1コメントで止まっていました。見つけた国と、盛り上がった国は別なのだと分かります。

日本のXでは紹介投稿が22万表示。次の節目は9月3日と9月17日

日本側の反応は、海外の一般層よりはっきり大きく出ました。同じ時刻に測ったXの数字はこうです。

日本語で登録内容を紹介した投稿(9月1日5時51分)は22万8,870表示、いいね1,249件、リポスト1,153件。英語圏で最初に広めたGematsuの公式投稿(9月1日0時48分)は15万448表示、いいね527件、リポスト311件でした。日本語のほうが5時間遅く出ているのに、表示は1.5倍です。日本語の別の紹介投稿も9万6,298表示まで伸び、Xのトレンド欄にもこの話題が立ちました。

スーパーファミコン世代がそのまま買い手として残っている作品なので、この差はうなずけます。ただ、日本の反応は「発表を待つ」ところで止まっています。日本語の投稿には、略称は「デスサガ」なのか「ユニサガ」なのかという話や、発売するなら12月がいいという書き込みが混ざっていました。まだ何も出ていないから、名前の話をするしかない、という空気です。

ウィキペディアの閲覧数にも同じ形が出ています。英語版「Romancing SaGa 3」は登録が見つかった8月31日に520回で、直前13日間(8月18〜30日)の平均63.4回の8.2倍。日本語版「ロマンシング サ・ガ3」は8月31日が184回(平均90.2回の2.0倍)で、翌9月1日に381回(4.2倍)まで伸びました。日本語側の山は1日遅れて立っています(Wikimedia の Pageviews API で2026年9月3日に再計測)。

その発表の場になりうる日程は、もう目の前にあります。ソニー・インタラクティブエンタテインメントの『State of Play』が9月3日、東京ゲームショウ2026が9月17日から21日まで幕張メッセで開かれます。海外では任天堂の映像配信が近いという観測記事も出ています(実際の発表の場は、9月9日のニンテンドーダイレクトでした)。『ロマンシング サガ2』のリメイク『Revenge of the Seven』が2024年10月24日に発売された流れを踏まえると、今月中に何か出てもおかしくない位置にはいます。

いま確かなのは「ブラジルに登録された」ことだけ

今回の件で押さえておきたいのは、情報の出どころが企業ではなく国だということです。ブラジルの年齢区分は、売る前に必ず通さなければならない手続きで、その結果が公開される。だから企業が発表を準備している段階の名前が、先に外へ出てしまいます。日本のゲームの新作情報がブラジル経由で漏れるのは、これが理由です。

裏を返せば、そこから読み取れるのは「機種」「製作年」「区分」までです。内容も、発売日も、価格も、日本語版の有無も、登録内容には書かれていません。登録が出た時点では、リメイクだと断言できる材料はどこにもありませんでした。それが9月9日の発表でフルリメイクだと確定した、という順番です。

個人的には、r/SaGaの86コメントと日本のXの22万表示のほうが気になりました。1995年の作品に、いまも会話が続く場所が両方の言語で残っている。それが分かっただけでも、この登録は意味のある一報だったと思います。

更新履歴

  • 2026-09-11:9月9日のニンテンドーダイレクトでの正式発表(2027年2月16日発売・対応言語8つ)を追記。発表前提で書いていた箇所を修正
  • 2026-09-01:初版。ブラジル法務・公安省の年齢区分登録(8月31日官報掲載・5機種)、Reddit4板と日本語Xの反応、Wikipedia閲覧数を掲載

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。