📊 3行サマリー

  • 韓国発の人気ウェブトゥーン『盗掘王』(累計閲覧5億回)のTVアニメが、6月13日に東京・科学技術館サイエンスホールで第1〜2話を世界最速上映する。
  • 日本語吹替は細谷佳正・早見沙織・諏訪部順一・入野自由・岡本信彦の5人。オープニングは韓国の4人組バンドQWERが初の日本語曲「SHOW DOWN」を歌う。
  • 本放送は7月8日フジテレビほか。先に日本で単行本1100万部超を売った『俺だけレベルアップな件』に続く、第2の韓国産アクションになる。

📝 韓国ウェブトゥーン『盗掘王』、6月13日に東京で世界最速上映し7月8日にフジテレビ放送開始

韓国発のウェブトゥーン『盗掘王』(原題トグルワン、日本題も同じ「盗掘王」)のTVアニメが、本放送に先立って6月13日に東京で「世界最速」の先行上映を行う。会場は北の丸公園にある科学技術館のサイエンスホールで、第1話と第2話の2話を上映し、声優の舞台あいさつも実施する。本放送は7月8日からフジテレビと関西テレビほかで始まる。原作は世界で累計5億回読まれたヒット作で、墓の中に眠る「遺物」が異能力を与える世界を舞台に、雇い主に裏切られた主人公が15年前にタイムスリップして復讐を果たす、という筋立てだ。

📰 Anime News Network報道:日本語吹替に細谷佳正ら5人、東京・科学技術館でプレミア上映

元ネタTomb Raider King Korean-Animated Series Reveals New Character Videos, July 8 Debut(Anime News Network / 2026年5月28日)

The series will also hold a “world premiere” screening of its first 2 episodes on June 13. The screening will be held at the Science Hall of the Science Museum in Tokyo.

アニメ制作は韓国のSTUDIO EEKで、監督・シリーズ構成はウ・スンウクが務める。絵もシナリオも韓国側が握る一方、日本語版の声優陣は豪華だ。主人公・剛力遼河(原作のソ・ジュホン)に細谷佳正、財閥令嬢アイリーン・ホルトンに早見沙織、敵役の会長・大河原泰政(原作のクォン・テジュン)に諏訪部順一、さらに入野自由と岡本信彦が脇を固める。日本のテレビアニメで主役級を任される顔ぶれがそろった格好だ。

🔥 累計5億回の韓国発アクション、「ソロレベリング」が開けた市場の次を狙う

なぜ韓国のウェブトゥーンに、日本がここまで本腰を入れるのか。背景には、先に道を切り開いた『俺だけレベルアップな件』(ソロレベリング)の存在がある。韓国発のこの作品は、報道によれば日本だけで単行本を1100万部超売り、アニメ初回は約500万回再生を記録した。縦スクロールの韓国マンガがアニメになって日本のアクション好きを取り込めることを、ソロレベリングが先に証明した。『盗掘王』はその直系といえる異能力バトルもので、KADOKAWAが製作に加わり、フジテレビの深夜帯という地上波の枠まで取りに来ている。原作の累計閲覧5億回という数字は、すでに世界中に読者の土台があることを示している。

🇯🇵 日本の人気声優とQWERの日本語OPが韓国IPを後押し——制作は韓国、看板は日本

注目したいのは、日本側が「声」と「音楽」で深く関わっている点だ。アニメ本体の作画は韓国のSTUDIO EEKが担うが、日本語版には細谷・早見・諏訪部ら実力派が並び、オープニング主題歌は韓国の人気バンドQWERが担当する。QWERにとって「SHOW DOWN」は初のアニメタイアップであり、初の日本語楽曲でもある。韓国のアーティストが、韓国原作のアニメのために、わざわざ日本語で歌う。この一手に、日本市場を本気で取りに来ているという意思が表れている。日本のアニメファンからすれば、韓国産でも声と主題歌が国内仕様で整っていれば抵抗は小さい。制作は韓国、看板は日本という分業が、ソロレベリングに続いてもう一度試されることになる。

🏁 韓国が描き日本が声を当てる——ウェブトゥーンアニメの製作分業が定着するかの試金石

つまり『盗掘王』は、単なる新作アニメではなく、「韓国が原作と作画を持ち、日本が声優・音楽・放送網を出す」という座組みが定番になるかどうかの試金石だ。6月13日の東京プレミアは、その座組みを日本のファンに最初に見せる場になる。ソロレベリングが当てたことで、こうした韓日連携のアクションは今後も続く可能性が高い。逆に言えば、ここでつまずけば「ソロレベリングは例外だった」という評価にもなりかねない。韓国発のウェブトゥーンが日本のアニメ棚にどこまで根を張るのか、その答えの一つが7月の放送で見えてくる。