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【世界】任天堂『ゼルダの伝説 時のオカリナ』Switch 2版、裏ゼルダは未収録。プログラムに裏ゼルダ用とみられる名前が4つ

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【世界】任天堂『ゼルダの伝説 時のオカリナ』Switch 2版、裏ゼルダは未収録。プログラムに裏ゼルダ用とみられる名前が4つ

3行サマリー

  • 11月5日発売のSwitch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』には、3DS版にあった裏ゼルダ(マスタークエスト)が入っていません
  • 海外のデータ解析者MrCheeze氏が、プログラム内に「HasMQ」「ReleaseMQ」など裏ゼルダ用とみられる名前を4つ見つけました
  • Nintendo Lifeなど海外4媒体が報じ、青沼英二プロデューサーは「現時点で具体的に発表することはない」との立場です

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Switch 2版の時のオカリナ、裏ゼルダは未収録のまま中に名前だけ残っていた

任天堂が11月5日に発売したSwitch 2版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のプログラムから、裏ゼルダ(英語名はMaster Quest、略してMQ)に関係するとみられるデータが見つかりました。製品版には裏ゼルダを遊ぶ項目がなく、クリア後に解放される形でもありません。

見つけたのは、任天堂作品のデータ解析で知られるMrCheeze氏です。ダンジョン「ドドンゴの洞窟」のデータに「MQ」の付いた行が並び、実行ファイルには「HasMQ」「IsMQModeExist」「NewGameMQ」「ReleaseMQ」の4つの名前があったと、自身のBlueskyで報告しました。

これが追加配信の予定なのか、開発途中で外した名残なのかは分かっていません。任天堂は裏ゼルダについて何も発表していません。

Nintendo Life「データはマスタークエストのコンテンツを示唆している可能性」

出典:Rumour: Data Found In Zelda: Ocarina Of Time May Hint At Master Quest DLC(Nintendo Life / 2026年11月8日 日本時間)

出典:Master Quest references potentially found in Zelda: Ocarina of Time remake files(Nintendo Everything / 2026年11月8日 日本時間)

出典:Zelda: Ocarina Of Time Remake Officially Has No Master Quest Mode(Kotaku / 2026年11月4日 米国時間)

Couple strings in the exefs as well giving some context (HasMQ, IsMQModeExist, NewGameMQ, ReleaseMQ)

引用はMrCheeze氏のBluesky投稿(11月7日2時11分 日本時間)で、Nintendo Everythingも同じ文を載せています。Nintendo Lifeは「確定ではない」と断ったうえで、裏ゼルダを入れる意図があったか、今もある可能性を指摘しました。GoNintendoとMy Nintendo Newsも11月7日(米国時間)に同じ話題を取り上げています。

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小さな返信スレッドの発見が、1日で海外4媒体のニュースに

今回の発見は、大きな告知ではなく返信のやり取りの中で出てきました。11月6日、あるユーザーが「追加配信や更新で裏ゼルダが来る兆しは見たか」と尋ね、MrCheeze氏は最初「ざっと見た限りでは無い」と答えています。

その日の23時23分(日本時間)に同氏が「!」とだけ書いた投稿はいいね22件、続けて4つの名前を挙げた投稿はいいね10件でした(11月8日7時時点、Blueskyの公開データで確認)。反応は小さかったものの、およそ1日でNintendo Life、Nintendo Everything、GoNintendo、My Nintendo Newsの4媒体が記事にしています。

小さな発見がここまで広がったのは、裏ゼルダが発売前から「入っていない」と分かっていた要素だったからです。Kotakuは発売前日の11月4日(米国時間)、先にクリアしたレビュアーの声から「マスタークエストは収録されていない」とまとめました。GamesRadarのレビューは「遊べるマスタークエスト版はない」と書き、RPG Siteのレビューも「ハードモードか、できればマスタークエストを入れてほしかった」と残念がっています。

3DS版(2011年)では、クリア後に裏ゼルダを遊べました。北米では2003年にゲームキューブ版で初めて世に出ています。今回のSwitch 2版はメタスコア96の高評価を得ていますが(海外メタスコア96、否定的な評価は83件中ゼロ)、数少ない不満の一つが裏ゼルダの不在でした。

N64版にも使われなかった追加の仕組み、青沼氏は「具体的な発表はない」

MrCheeze氏は11月7日、N64版の時のオカリナにも、裏ゼルダのダンジョンを周辺機器64DDのディスクから読み込む仕組みが組み込まれていたと補足しました。ただ、この仕組みは一度も使われていません。今回のデータについても「追加配信だけで動くのか、本体の更新も要るのかは分からない」と述べ、断定を避けています。

任天堂側の発言は1つだけです。Nintendo Lifeによると、青沼英二プロデューサーはIGNの取材で裏ゼルダについて聞かれ、「開発者が将来を考える余地は残しておきたい」としたうえで「現時点で具体的に発表することはない」と答えました。否定も肯定もしていません。

このリメイクで任天堂は、何を足して何を足さないかを慎重に選んできました。開発中に試しに足したワープ地点を、すべて外したと開発陣が明かしています(試しに足したワープは全部外した)。Metacriticのユーザー評価も9.8と高く(ユーザー評価9.8、N64版の9.1を上回った)、評価が高いぶん、残る不満として裏ゼルダの不在が目立つ形になったと受け止めました。

裏ゼルダが来るかは任天堂の発表待ち、手がかりはプログラム内の4つの名前だけ

確かなのは、製品版に裏ゼルダの項目が無いこと、そしてプログラムに裏ゼルダ用とみられる名前が残っていることの2点です。個人的には、ReleaseMQという名前が「解放」の処理を思わせる点が気になりました。ただ、使われないまま残る開発中のデータは珍しくありません。N64版の64DD向けの仕組みがそうでした。

日本のファンにとって裏ゼルダは、64DD向けに作られ、のちにゲームキューブで世に出た経緯を持つ特別な存在です。Switch 2版で遊べるようになるかは、任天堂の発表を待つしかありません。追加配信や更新の告知が出たら、この記事でお知らせします。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。