2026年11月5日 海外メディアとファンの愛を、脚色なしで日本語に @VelleityNote
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【世界】任天堂Switch 2、累計2,635万台に。上期は前年比37%減、海外ファンの関心はFE万紫千紅の134万本へ

吉沢まこと
Velleity Note 編集長
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【世界】任天堂Switch 2、累計2,635万台に。上期は前年比37%減、海外ファンの関心はFE万紫千紅の134万本へ

3行サマリー

  • 任天堂は11月5日、Nintendo Switch 2の累計販売台数が2,635万台(9月30日時点)になったと発表しました
  • 4〜9月の半年間は649万台で、発売直後だった前年同期の1,036万台から約37%減っています
  • 海外の決算スレッドで目立ったのは『ファイアーエムブレム 万紫千紅』の134万本。売上の78.9%は海外です

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Switch 2は半年で649万台、累計2,635万台に。通期1,650万台の予想は変えず

任天堂が11月5日に発表した2027年3月期の上期(2026年4〜9月)決算で、Switch 2の販売台数は649万台でした。発売から1年4か月の累計は2,635万台です。

前年同期は2025年6月の発売直後の勢いで1,036万台を売っていたため、半年で比べると約37%の減少になります。7〜9月の3か月だけを見ると267万台で、4〜6月の382万台からも落ちました。

それでも任天堂は、5月8日に出した通期のSwitch 2販売予想1,650万台を据え置いています。上期で約4割を消化した計算で、残りは年末商戦に懸ける形です。

任天堂の決算短信とGematsu、Switch 2ソフトは累計7,321万本

出典:Consolidated Results for the Six Months Ended September 30, 2026(任天堂 / 2026年11月5日)

出典:Switch 2 worldwide sales top 26.35 million, Switch tops 157.20 million(Gematsu / 2026年11月5日)

Nintendo Switch 2 maintained strong sales momentum, with hardware sales totaling 6.49 million units.

任天堂は決算短信で「Switch 2は堅調な販売の勢いを維持した」と書いています。Switch 2用ソフトは上期に2,449万本、累計で7,321万本です。任天堂のIRサイトにある主要タイトル販売実績(9月30日時点)では、Switch 2のソフトは次の順に並んでいます。

  • 『マリオカート ワールド』1,648万本
  • 『ドンキーコング バナンザ』505万本
  • 『Pokémon LEGENDS Z-A』Nintendo Switch 2 Edition 404万本
  • 『ぽこ あ ポケモン』404万本
  • 『スプラトゥーン レイダース』242万本
  • 『カービィのエアライダー』194万本
  • 『ファイアーエムブレム 万紫千紅』134万本
  • 『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』Nintendo Switch 2 Edition 128万本
  • 『スターフォックス』117万本

初代Switchも累計1億5,720万台まで伸び、上期に発売した『トモダチコレクション わくわく生活』は881万本、『リズム天国 ミラクルスターズ』は289万本に達しました。

台数は37%減でも営業利益は49%増、支えたのはソフトとダウンロード版

台数が減ったのに利益が増えたのは、売上の中身がハードからソフトへ移ったからです。上期の売上高は9,660億円で前年同期比12.1%減でしたが、営業利益は2,165億円で49.1%増、純利益は2,209億円で11.0%増でした。

なぜソフトの比率が上がったのか。任天堂は、ダウンロード版の販売が伸びたことを挙げています。ゲーム機向けのデジタル売上は2,496億円で、前年同期から60.5%増えました。自社ソフトのダウンロード版は製造や流通の費用がかからない分、本体より利幅の大きい商品です。

もう1つの理由は一時的なものです。任天堂は、米国の関税(国際緊急経済権限法にもとづくもの)について第1四半期に還付を受け、以前に売上原価として計上した分が戻ったと説明しています。映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』が好調だったIP関連の売上も627億円(87.9%増)と伸びました。

台数の減り方だけを見ると不安になりますが、比べている前年同期は発売直後の特需期です。本体が行き渡ったあと、ソフトで稼ぐ段階に入ったと読むのが自然だと思います。

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海外Redditの話題はFE万紫千紅の134万本と、一覧に載らなかったマリオテニス

海外ファンが一番反応したのは、本体の台数よりもソフトの顔ぶれでした。Redditの大型コミュニティ r/NintendoSwitch では、決算発表直後の11月5日15時半ごろ(日本時間)に「Switch 2 has sold 26.35 million units」のスレッドが立ち、数時間でコメントが積み上がりました。

目立ったのは『ファイアーエムブレム 万紫千紅』への驚きです。9月発売から月末までの短い期間で134万本に届いたことに「2週間で134万本はすごい」という声が続き、前作『ファイアーエムブレム エンゲージ』の累計を近く超えるだろうと予想するコメントも見られました。年末商戦でどこまで伸ばせるか、を次の関心にする人が多い印象です。

対照的に話題になったのが、ミリオンセラーの一覧に名前のない『マリオテニス フィーバー』でした。「マリオのスポーツゲームは内容のわりに定価が高すぎる」という受け止めが多く、前作『マリオテニス エース』と比べて伸びが鈍いことを惜しむ声も上がっています。

初代Switchの1億5,720万台にも視線が集まりました。ソニーは2024年11月に、プレイステーション2の累計が1億6,000万台を超えたと公式に更新しています。その差が数百万台まで縮まったことから、スレッドでは「歴代1位の座はもう時間の問題」という見方と、「ソニーがまたPS2の台数を見つけてくるのでは」という冗談が並んでいました。

ぽこ あ ポケモンは海外だけで404万本、任天堂の売上は78.9%が海外

日本のファンにとって見逃せないのは、『ぽこ あ ポケモン』の404万本が海外分だけの数字だという点です。任天堂の決算短信は注記で、この作品は日本ではポケモン社が、日本以外では任天堂が発売・販売していると説明しています。任天堂の集計に入るのは海外の販売分なので、国内の本数を足せばさらに大きくなります。

上期の売上9,660億円のうち、海外売上は7,624億円で全体の78.9%でした。日本で生まれたシリーズが、数字の上ではほぼ8割を海外で稼いでいることになります。FE万紫千紅のように、国内ではファミ通集計の初週12万本台だった作品が世界では134万本に届くのも、この構造があってこそです。

次の焦点は年末商戦の『時のオカリナ』と、初代Switchの歴代1位

任天堂は、10月に『ゼルダの伝説』40周年記念の特別デザイン本体を出し、11月5日には『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を発売しました。1月には『メトロイド』シリーズの新作(英題『Metroid Ravenous』)も控えています。通期予想の1,650万台に届くには、下期に約1,000万台を売る必要があります。

台数の減速、ソフトとダウンロード版で伸びる利益、そして海外で売れる日本のシリーズ。今回の決算からは、Switch 2が「本体を配る段階」から「ソフトで稼ぐ段階」へ移ったことがはっきり読み取れました。年末の数字が出る2月の決算では、初代SwitchがPS2の記録にどこまで迫るかもあわせて確かめたいと思います。

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吉沢まこと
Velleity Note 編集長(EIC)・エディトリアルディレクター

Webデザイナー、雑誌出版社のWebディレクター、コンテンツマーケター、Web広告プランナーを経て、現在は愛知県の業界No.1企業のインハウスのAIプロダクトマネージャー兼データサイエンティスト。Velleity Noteでは編集長としてメディアの編集方針を定めるとともに、AIとの共著で記事を制作する自動化ワークフローの設計とシステム開発を手がけている。